日本酒業界で活躍する3人の女性先駆者たちを追うドキュメンタリー映画『カンパイ！日本酒に恋した女たち』4/27(土)公開

映画ジャーナリストとして長年ハリウッド映画業界の最前線で活躍する小西未来監督が贈る、日本酒界で活躍する女性たちのドキュメンタリー映画『カンパイ！日本酒に恋した女たち』は4月27日（土）よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開となる。この度、本作品のビジュアルと予告編が解禁された。

本作は、その名の通り日本酒の世界で活躍する三人の女性先駆者たちに迫るドキュメンタリー作。広島に百年以上続く酒蔵・今田酒造を酒造りごと継いだ女性杜氏・今田美穂、日本酒の魅力を様々な形で発信するニュージーランド出身日本酒コンサルタント：レベッカ・ウィルソンライ、そして大胆なフードペアリングで日本酒界に新たな旋風を吹き起こしているカリスマ日本酒バー店長・千葉麻里絵。魅力溢れる三人のストーリーを追うことで、伝統ある日本酒界の、新しい時代を垣間見ることができる。
前作『カンパイ！世界が恋する日本酒』が、2015年のサンセバスチャン国際映画祭でワールドプレミアを迎え、その後も東京国際映画祭、ハワイ国際映画祭など国内外数々の映画祭で上映。日本では全国劇場上映、海外でも13カ国で上映・配信された。それから三年後、魅力溢れる日本酒の世界の新たな時代を象徴する一面に、映画ジャーナリストとして長年ハリウッド映画業界の最前線で活躍する小西未来が切り込む。

解禁されたビジュアルと予告編では、日本酒に魅せられ、日本酒の世界で活躍する3人の女性が紹介されている。「これだけの信念を持った人はいないと思う。」と多大なる賛辞を贈られる女性杜氏の今田さん。「店頭での彼女の日本酒のサービスを目の当たりにして、このひとであれば自社のどんなお酒でも任せられる」と絶大の信頼を寄せられるリスマ日本酒バー店長の千葉さん。「外国人女性でいるからこそ、文化的な常識から外れたり、”普通”ではないこともできるのかもしれません。」と日本人ではなく、外国人だからこその目線で、日本酒の魅力を語る日本酒コンサルタントのレベッカさん。日本酒のことを話している時は満面の笑顔の3人。そんな、日本酒の未来を切り拓く3人の女性から、自分らしく生きる勇気をもらえる感動のドキュメンタリーに仕上がっている。
女性ならではの意見を取り入れることで日本酒がより輝き、様々な楽しみ方の可能性が広がるのだと感じられ、日本酒好きも、日本酒をあまり飲まない人も思わず日本酒が飲みたくなるような本作。作中に登場するお酒と食べ物の奇跡の“ペアリング”も必見だ。
日本だけでなく国外での消費量が年々増えている日本酒。世界にも拡大しているその魅力と可能性に魅せられた女性たちの熱い想いを是非スクリーンで堪能して頂きたい。

出演者プロフィール

千葉麻里絵【日本酒バー「GEM by moto」店長】
岩手県出身。新宿の「日本酒スタンド酛（もと）」に入社後、利酒師の資格を取得。これまでにない化学的な理論で日本酒を突き詰め、蔵元との深い意見交換を繰り返す。そうした経験を活かし、2015年恵比寿に「GEM by moto」をオープン。熱心に蔵見学を行うことで造り手の思いをお客さんに伝える代弁者となるだけでなく、食と日本酒との新たなマリアージュを日々追求。店長として店に立つ傍ら、幅広いジャンルの飲食店とのコラボレーションを通して活躍の場を広げている。

今田美穂【今田酒造本店・杜氏】
広島杜氏の里として知られる安芸津町で「富久長」を醸す今田酒造本店の取締役・杜氏。東京でのOL生活、前杜氏のもとでの修行を経て酒造りを引き継ぎ、品質重視の酒造りにシフトチェンジ。広島酒米のルーツである「八反草」を復活させる一方で、ハイブリッド酒母の開発や、魚介類との相性を考えた「海風土（シーフード）」の開発など、伝統と革新を両立させた日本酒造りを行っている。広島の蔵元集団「魂志会」のメンバーの1人。近年台頭している女性杜氏たちの先駆者的存在。

レベッカ・ウィルソンライ【日本酒コンサルタント】
ニュージーランド出身、東京在住。SEC日本酒ソムリエ資格を持ち、
IWC(International Wine Challenge)のSAKE部門審査員も務める。様々な講演やイベントを通し、日本酒の魅力を国内外に伝える努力を惜しまない。現代美術家の村上隆氏と秋田の若手蔵元集団NEXT5とのコラボレーション「Takashi Murakami x NEXT5」において、味のコーディネートを担当。中田英寿氏が率いるJAPAN CRAFT SAKE COMPANY所属。

監督・脚本・編集　小西未来

ロサンゼルス在住の映画ライター／フィルムメーカー。
ハリウッド外国人記者協会(Hollywood Foreign Press Association)の一員として取材を行うかたわら、映像製作を手がける。南カリフォルニア大学（University of Southern California）で映画制作を学び、監督した短編映画は様々な映画祭で上映された。デビュー作の長編ドキュメンタリー映画「カンパイ！世界が恋する日本酒」（原題：KAMPAI! FOR THE LOVE OF SAKE）は、2015年スペインのサンセバスチャン国際映画祭でのワールドプレミアを皮切りに、東京国際映画祭、ハワイ国際映画祭、ソノマ国際映画祭、ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭などに出品。世界１3カ国以上で配給された。