『靴ひものロンド』イラストレーター、ビオレッティ・アレッサンドロ氏によるイメージイラスト到着!本編特別映像も解禁

靴ひものロンド

第77回ヴェネチア国際映画祭〈オープニング作品〉、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞主要3部門ノミネート『靴ひものロンド』(9月9日(金)公開)より、イタリア出身の気鋭のイラストレーター、ビオレッティ・アレッサンドロ氏が手掛けたイメージイラストが到着。あわせて本編特別映像も解禁された。

「ニューヨーク・タイムズ」2017年〈注目の本〉に選出、全米で絶賛された家族小説をイタリアの名匠ダニエーレ・ルケッティが映画化。アルバ・ロルヴァケル(『幸福なラザロ』『おとなの事情』)、ルイジ・ロ・カーショ(「いつだってやめられる」シリーズ、『夜よ、こんにちは』)が若かりし日の夫婦を、そしてウラ・モランテ(『息子の部屋』)、シルヴィオ・オルランド(『息子の部屋』『ボローニャの夕暮れ』)が老年期の夫婦を演じる。

ビオレッティ氏は、「POP・PRETTY・FUNNY」という3つのキーワードを軸に独特のフォルムのキャラクターやストーリーを描く。イタリア出身でありながら、子供の頃に祖父が持っていた70年代に出版された日本の写真集を見て衝撃を受けたことをきっかけに日本に興味を持つようになったという。2015年より日本に拠点を移し、ファッションブランド「マーク ジェイコブス」が手掛けるブックストア『BOOKMARC』で今年6月に個展を開催、9月には絵本の出版も控えるなど広告、漫画など、多岐にわたるメディアで活動中。

本作においては、『一言で言えば、「ゾッとする」映画ですね!この映画の特徴の一つは、過去と現在の話が切り替わること。4人のその時々の感情が花火のようにあちらこちらで爆発します。「思い出がよみがえる」、「夫婦関係のどこかに引っかかる」、「親になってからの子供に対する気持ち」ちょっとびくびくしながらも、この3点だけで『靴ひものロンド』を観るべし!』とコメント。

ポップでカラフルなイラストだがよく見ると、夫婦の腰にはお互いを縛り付ける“ひも”が描かれており、母親と手をつなぐ子どもたちはどこか不安げな表情をみせる。本作のキーになるモチーフのひとつ、ラジオも壊れており不協和音が聞こえてきそうだ。

そして、このイラストの一部を使用した『靴ひものロンド』オリジナル特製ステッカー(非売品)が、公開初日の9/9(金)より枚数限定で<入場者先着プレゼント>としてヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか各上映劇場にて配布が決定。配布については公式サイトの上映劇場をご確認いただきたい。

靴ひものロンド
『靴ひものロンド』オリジナル特製ステッカー

あわせて解禁となった本編特別映像では、1980年代初頭、アルドとヴァンダ、ふたりの子どものアンナとサンドロの4人家族が何かの催しなのか、連なってジェンガを踊り、明るくはしゃぐ姿が印象的な≪しあわせ≫溢れる風景が写し出される。1980年代と現代、2つの時代を織り交ぜ徐々に物語が進んでゆく中で、このジェンガのリズムはこの家族を取り巻く時間のように繰り返される。4人それぞれが抱える思いについて、決して説明は多くはないが、しっかり劇中に描かれており、そのヒントとなる目線、仕草に注目してほしい。

ストーリー
1980年初頭のナポリ。ラジオ朗読のホストを務めるアルドと妻ヴァンダ、アンナとサンドロの二人の子供たちの平穏な暮らしは、夫の浮気で終わりを告げた。家族の元を去ったアルドは、定期的に子供たちに会いに来るがヴァンダはすべてが気にいらない。次第にヴァンダの精神状態は不安定になり、その行動もエスカレートしていく。衝突ばかりの両親の狭間でアンナとサンドロは母に寄り添うのだった。混沌とした数年を経て、家族は些細なきっかけでふたたび共に暮らし始めるが…。月日は流れ、冷え切った関係のまま老齢を迎えた夫婦は夏のバカンスへ。1週間後に自宅へ戻ると家はひどく荒らされ、飼い猫は失踪していた―。

作品タイトル:『靴ひものロンド』
出演:アルバ・ロルヴァケル、ルイジ・ロ・カーショ、ラウラ・モランテ、シルヴィオ・オルランド
監督・脚本・編集:ダニエーレ・ルケッティ(『ワン・モア・ライフ!』『ローマ法王になる日まで』)
脚本:ドメニコ・スタルノーネ、フランチェスコ・ピッコロ
原作:ドメニコ・スタルノーネ「靴ひも」(関口英子訳、新潮クレスト・ブックス)
2020年/イタリア/イタリア語/100分/カラー/シネマスコープ/原題:Lacci 英題:The Ties/字幕:関口英子
後援:イタリア大使館/特別協力:イタリア文化会館
配給:樂舎

公式サイト:kutsuhimonorondo.jp
公式Twitter:@kutsuhimo_film
コピーライト:(C)Photo Glanini Fiorito/Design Benjamin Seznec/TROIKA (C)2020 IBC Movie

9/9(金)、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか
全国順次ロードショー

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