映画『私は、マリア・カラス』プライベートのマリア・カラスが見事な歌声を披露する本編映像が解禁に―12/21(金)公開

私は、マリア・カラス音楽史に永遠に輝く才能と絶賛されたオペラ歌手、マリア・カラス―いちど聴けば忘れられない世界にひとつの歌声と、高度なテクニックを自在に操る歌唱力、役柄とひとつになる女優魂、さらにエキゾティックな美貌と圧倒的なカリスマ性で、聴衆をとりこにした不世出のディーヴァ。没後40年にして初めて紐解かれる彼女の人生を綴った映画『私は、マリア・カラス』が、12月21日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマ他にて全国公開となる。
本作は、監督のトム・ヴォルフが3年に渡る〈真のマリア・カラスを探す旅〉で入手した、彼女の未完の自叙伝やこれまで封印されてきたプライベートな手紙、秘蔵映像や音源がふんだんに使用され、作品内の実に50%以上が“初公開”素材で構成されている。この度、そんな初公開素材の中から、プライベートで訪れたギリシャのレフカダ島の村祭りに飛び入りで参加し、歌唱するマリア・カラスの姿をとらえた本編映像が解禁された。

1964年に撮影されたこの映像は、恋愛関係にあったギリシャの海運王オナシスとのクルージング旅行の途中でギリシャのレフカダ島にたまたま立ち寄ったカラスが、地元のお祭りで歌を披露する姿をとらえたもの。ピアノしかないような小さな広場で、「カヴァレリア・ルスティカーナ」のアリア“ママも知るとおり”を歌い上げている。舞台で歌唱するカラスの姿をとらえた映像以上に、プライベートで、しかも飛び込みで歌う姿をとらえたこの映像は超貴重。映像には「この2か月、口を開けるのは笑うため。歌の練習はお休みです。歌詞に自信がありませんが1曲歌います。歌詞カードがあるので何とかなるわ」と自然体で挨拶するカラスの姿が。しかし、ひとたび曲がはじまると、一瞬でプロの顔に切り替わり、オペラの舞台さながらののびやかな歌声を披露している。これまで働き詰めだったカラスが、オナシスとのクルージング旅行に癒され、歌を心から楽しんでいる様子が伝わってくる映像だ。

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「私は、マリア・カラス」には、ステージやメディアの前での“カラス”の姿だけでなく、プライベートフィルムに記録された、一人の女性“マリア”としての姿をたっぷりと見ることができる。今まで知られることのなかったマリア・カラスの真実の姿が、彼女自身の言葉と映像だけでつむがれる本作にぜひご注目頂きたい。

ストーリー
むき出しの魂で歌い、愛した世紀の歌姫マリア・カラス。没後40年、未完の自叙伝や封印された手紙、映像・音源の数々が紐解かれる――。マリア・カラス本人の「歌」と「言葉」だけで綴られる“真実の告白”。そこには、プロフェッショナルとしての信念と、ひとりの女性としての幸せに揺れる姿があった。

作品タイトル:『私は、マリア・カラス』
監督:トム・ヴォルフ
朗読:ファニー・アルダン(『永遠のマリア・カラス』)
配給:ギャガ

公式サイト:gaga.ne.jp/maria-callas
コピーライト:(c)2017 – Eléphant Doc – Petit Dragon – Unbeldi Productions – France 3 Cinéma

12/21(金)よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー

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