映画『メアリーの総て』より「フランケンシュタイン」誕生のきっかけを収めた本編映像解禁―12/15(土)順次公開

メアリーの総て

200年にわたり愛され続けてきたゴシック小説の金字塔「フランケンシュタイン」。この恐ろしくも哀しい〈怪物〉を生み出したのは、わずか18歳の少女メアリー・シェリーだった―。「高慢と偏見」のジェーン・オースティン、「ジェーン・エア」のシャーロット・ブロンテと並び、イギリス文学史に名を残す女流作家メアリー・シェリーの知られざる人生を初めて映画化した物語『メアリーの総て』が12月15日(土)より全国順次ロードショーとなる。この度、メアリー・シェリーが「フランケンシュタイン」の着想を得た本編シーンが解禁された。

「科学の進歩により、人類は“死”を克服しつつある」。そんなセリフから始まる本映像は、当時の人々を楽しませた科学実験ショーを切り取ったシーン。メアリー(エル・ファニング)、パーシー(ダグラス・ブース)、クレア(ベル・パウリー)の3人がこのショーを鑑賞する様子が描かれており、メアリーはパーシーとの間に授かった娘を妊娠中で、幸せ絶頂とも言えるタイミング。
しかし、ショーを楽しむパーシーとクレアを他所に、メアリーはどこか放心状態。電気を用いることで「死」を克服できるかもしれない、というショーの内容に魅入られた様子が映し出されており、ショーが終わった後も「本当に死者を蘇らせることができるの?」と実験内容の虜になっていることが伺える。
一方で、ショー終了の直後、義理の妹・クレアが向かった先にはバイロン卿(トム・スターリッジ)の姿が。このバイロン卿、メアリーに「フランケンシュタイン」を書かせるきっかけを与えた人物で、後に、伝説の一夜「ディオダティ荘の怪奇談義」を持ちかける重要なキャラクター。
今回解禁された映像は、「フランケンシュタイン」誕生には欠かせない電気実験に加え、後に、産まれたばかりの娘を亡くし、生活すらままならない状態でバイロン卿の邸宅に身を寄せることになるメアリーとパーシー、そして、バイロン卿が一同に介するという、運命の一夜が切り取られている。

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ストーリー
「不幸」に抱かれ、「死」に口づけられ、世紀の傑作を産んだ。
19世紀イギリス 小説家を夢見るメアリーは“異端の天才”と噂される、妻子ある詩人パーシー・シェリーと出会う。互いの才能に強く惹かれあった二人は、情熱に身を任せ、駆け落ちする。愛と放蕩の日々は束の間、メアリーに襲い掛かる数々の悲劇。失意のメアリーはある日、夫と共に滞在していた、悪名高い詩人・バイロン卿の別荘で「皆で一つずつ怪奇談を書いて披露しよう」と持ちかけられる。深い哀しみと喪失に打ちひしがれる彼女の中で、何かが生まれようとしていた──。

作品タイトル:『メアリーの総て』
出演:エル・ファニング、ダグラス・ブース『ノア 約束の舟』、ベル・パウリ―『ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出』、トム・スターリッジ『オン・ザ・ロード』
監督:ハイファ・アル=マンスール『少女は自転車にのって』
原題:MARY SHELLEY/2017年/イギリス、ルクセンブルク、アメリカ/121分/カラー/シネスコ/5.1chデジタル
字幕翻訳:牧野琴子
配給:ギャガ

公式サイト:gaga.ne.jp/maryshelley
コピーライト:(c) Parallel Films (Storm) Limited / Juliette Films SA / Parallel (Storm) Limited / The British Film Institute 2017

12月15日(土)より シネスイッチ銀座、シネマカリテほか 全国順次公開

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