高橋克実初主演映画『向田理髪店』ポスター・予告編・場面写真が解禁!キャストコメントも到着 ―10/14(金)全国公開

映画初主演を飾る高橋克実を迎え、直木賞など数々の文学賞を受賞するベストセラー作家・奥田英朗の小説を原作とした映画『向田理髪店』が、10月7日(金)より福岡・熊本先行公開、10月14日(金)より新宿ピカデリーほかにて全国公開される。

この度、本作のポスタービジュアルと劇場予告編、場面写真が解禁され、併せて高橋克実をはじめとするキャストからのコメントも到着した。

寂れた元炭鉱町「筑沢町」にある理髪店の親子の葛藤を軸に、過疎化、少子高齢化、介護、結婚難など、どこの地方も抱える深刻な問題に直面しながらも懸命に生きる人々の姿を通して、現在の日本で忘れられてしまった家族の絆、人とのつながりの大切さを観る人に思い出させてくれる心温まる物語が誕生した。

「筑沢町」で理髪店を営む主人公・向田康彦を演じるのは、本作が映画初主演となる高橋克実。また、東京で働いていたものの突然、帰郷し「会社を辞めたから店を継ぐ」と宣言する息子・向田和昌を白洲迅、康彦の同級生役で板尾創路近藤芳正、息子が理髪店の後継ぎになることを素直に喜ぶ母・恭子には富田靖子。どこにでもいそうな等身大の登場人物たちを細やかでやさしさ溢れる演技で魅せていく。

脚本・監督は映画『子猫の涙』(2008年)で東京国際映画祭「日本映画・ある視点部門」特別賞受賞、『女の子ものがたり』(2009年)、『純平、考え直せ』(2018年)など、様々な作品を手掛けている森岡利行。深刻になりがちな地方問題を監督の持ち味であるユーモラスでちょっぴり切なく、そして最後はほっこりさせるタッチで描いている。撮影は地元の方々の大々的な協力によりこの作品の持つ絶妙な世界観を作り上げることが福岡県大牟田市などをメインとして行われた。

変わりゆく故郷の中で私たちがこれからどう生きてゆくのか――年代を問わず観る人すべてにやさしく問いかけ、そして答えてゆく映画『向田理髪店』は、10月7日(金)より福岡・熊本先行公開、10月14日(金)より新宿ピカデリーほかにて全国公開。

キャストコメント

向田理髪店

向田康彦役/高橋克実
60過ぎて、まさかの映画初主演!自分でも驚きました。こんなオヤジを一体誰がキャスティングしたのか?と。
監督の名前を聞いて更に驚きました!
森岡監督とは20代の頃、同じ劇団で一緒に芝居をしていた間柄で、一緒に仕事をするのは30数年ぶり。
久しぶりに会ったら、あちらも立派なオヤジでした(笑)。
奥田英朗さんの原作を、オール大牟田ロケで描いたハートフルな作品です。楽しい現場で、最高の共演陣と一緒に頑張りました。私の奥さん役は、なんと富田靖子ちゃん!息子役が白洲迅くん!同級生に近藤芳正くん、板尾創路さん!そして、大先輩の根岸季衣さん!これはもう、出るしかないでしょう!
そして、観るしかないでしょう!皆さん、是非お楽しみに!

向田理髪店

向田恭子役/富田靖子
陽だまりのようなピアノの旋律と息子と大牟田の風景で始まる「向田理髪店」
世界遺産の三池炭鉱で撮影させてもらったり、刺激的でした。
小さな町の小さな物語。
ゆっくり、のんびり、泣いて笑っていただけたらと思います。

向田和昌役/白洲迅
この作品のお話しをいただいて、お父さんが高橋克実さん、お母さんが富田靖子さんだと聞き、すぐに「やりたい!」とお返事させていただいたのが昨年。こうして公開を迎えられるのがとても嬉しいです。
大牟田市全面協力の元、キャスト・スタッフ全員で、真心込めてつくった映画です。変わりゆく故郷を舞台に、人との繋がり、家族という存在の大切さを、演じながら改めて考えさせられ、感じることができた作品です。
心温かく、観ていただけたら嬉しいです。

向田理髪店

大原零役/矢吹奈子(HKT48)
大原零役、 HKT48 矢吹奈子です。
零は国民的アイドルということで、作品内の映画『赤い海』では“アイドルらしさを少し残しつつ“を意識して撮影に挑みました。
生まれた場所を愛する人たちの優しさが伝わってきたり、家族の絆、人とのつながりの大切さを改めて思い出させてくれる、そんな心温まる作品となってます。
ぜひ劇場でご覧ください!

向田理髪店

三橋早苗役/筧美和子
私演じるさなえは街の皆さんのマドンナ的存在なので大人の落ち着きとチャーミングさが出たらいいなと思い演じました。
福岡県大牟田市で行われた撮影はとにかく地元の皆さんが温かく迎えてくださって皆さんの全面協力のなか、その温かさや空気を肌で感じながら撮影に挑めたのがすごく新鮮で素晴らしい体験でした。
時代が変わりゆく中で懸命に生きる人々の素直な姿が描かれたこの映画がとても好きです。
参加できたことを嬉しく思います。

向田理髪店
向田理髪店
向田理髪店
向田理髪店
向田理髪店
向田理髪店
向田理髪店
向田理髪店
向田理髪店
向田理髪店
向田理髪店
向田理髪店

ストーリー
向田康彦(高橋克実)は妻の恭子(富田靖子)と親から継いだ筑沢にある理髪店を営んでいた。理髪店の客は近所の老人たちがほとんど。仕事が終われば、近所にあるスナック「昭和下町」で中学からの同級生でガソリンスタンドを営む瀬川真治(板尾創路)や電気店を営む谷口修一(近藤芳正)と移り変わってゆく町の愚痴を口にする毎日。そんなある日、東京で働いていた息子の和昌(白洲迅)が帰郷し、会社を辞めて店を継ぐと言い出す。和昌の言葉を聞き、恭子は素直に喜ぶが、康彦は自分の過去が頭を過ぎり、不安を感じる。和昌はそんな康彦の思いを知らず、ゆくゆくはカフェを併設する店にするという夢を語り、理容師学校へ通うための費用を稼ぐために近くの運送会社でバイトを始める。
久しぶりの親子の生活を続けてゆくなかで、市役所で商工会の経営者を集め、地域振興に関する会議が開催される。会議では中央官庁から出向してきた佐々木良平(田中俊介)が和昌をはじめ若者世代からの今後、筑沢の活性化のための意見を聞く。コミュニティFM開設などの意見が上がる中、康彦は過疎化の進む筑沢の現実を終末医療に例え、地方振興の名のもとに和昌など若者たちを煽る佐々木に疑問を投げかける。しかし、和昌は自分たちの想いを否定する康彦へ反発。不穏な空気が流れる中、谷口のとりなしでどうにかその場は丸く収まるが、その後、和昌は康彦がいう街の現状を目の当たりすることになってゆく。
やがて人気アイドル・大原零(矢吹奈子)主演の映画撮影が筑沢で行われることになり、一気に街が活気づく。この撮影をきっかけに康彦を始め、街の人々も変わり始めた――。

作品タイトル:『向田理髪店』
出演:高橋克実
白洲迅 板橋創路 近藤芳正 / 富田靖子 ほか
脚本・監督:森岡利行
製作・配給:キャンター

公式サイト:mukouda.com
twitter:@mukouda_movie
Instagram:@mukouda_movie
コピーライト:(c)「向田理髪店」製作委員会

2022年10月7日(金)より福岡 熊本先行公開/10月14日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開

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