横浜流星が水墨画に出会い魅了される大学生に『線は、僕を描く』10月21日(金)公開決定!コメントも到着

線は、僕を描く

砥上裕將による小説を、横浜流星主演で、『ちはやふる』の小泉徳宏監督により映画化。映画『線は、僕を描く』が10月21日(金)に公開されることが決定した。

原作は、2020年「本屋大賞」3位、2019年 TBS「王様のブランチ」BOOK大賞を受賞した、砥上裕將による同名の青春芸術小説。とあるきっかけで水墨画と出会い、学ぶことでその世界に魅了されていく青山霜介を主人公とした物語。

横浜流星は本作で【水墨画】に初挑戦。役作りのため、撮影前には水墨画家の小林東雲のもとで1年以上もの時間をかけて【水墨画】の練習を繰り返した。「その日、その時の感情によって、描く線が変わる水墨画の無限の可能性に驚かされた。」と語る横浜は、霜介として瑞々しい演技を魅せる一方で、見事な筆さばきを披露している。

2016年、『ちはやふる-上の句-』が公開されて以後、『ちはやふる-下の句-』(16)そして『ちはやふる-結び-』(18)とシリーズを追うごとに大ヒットを続けた本シリーズ監督の小泉徳宏を筆頭にした製作チームが本作で満を持して再集結。《白》と《黒》のみで描かれる【水墨画】を《色鮮やかな世界》としてまばゆいほど瑞々しく描き出している。

線は、僕を描く

コメント(敬称略)

横浜流星(青山霜介役)
原作を読んで、まず僕自身も霜介と共に水墨画の魅力に引きこまれ、喪失を抱えた霜介が水墨画と出会い、温かい人々と出逢い、自分の止まっていた時間を動かし、再生していく様を繊細に演じられればと思いました。
霜介は、暗い過去を背負う中で、水墨画と温かい人と出会う青年です。水墨画に対する真っ直ぐな想いや大切な人たちの言葉をしっかり受け止める事が大事だと思い、霜介として生きました。
水墨画は、真っ白な紙に一本の筆と墨だけで描かれる絵です。
その日、その時の感情によって、描く線が変わってくるので、繊細で、毎回不思議だな、奥深いなと感じながら、その無限の可能性に驚かされていました。
この作品をきっかけに水墨画の魅力がたくさんの人に伝わればいいなと思っています。

小泉徳宏監督
前作の映画『ちはやふる』を作り終えて、
急激に変わっていく世の中を目の当たりにしながら
いまの自分には何ができるのか、
何を描くべきなのかをずっと考えてきました。
悩み抜いた末に辿り着いたのが
一本の『線』についての物語。

世界は変わっていく、自分も変わっていく。
そんな中でも決して変わらない想いを、
水墨画の研ぎ澄まされた表現とともに
映画にしたいと思ったのです。

美しさと儚さを合わせ持つ
横浜流星という稀有な俳優がいればこそ、
この難しい題材を体現できました。
僕らの新しい挑戦にぜひご期待ください。

北島直明プロデューサー
『僕は、線を描く』ではなく、『線は、僕を描く』。
原作小説を読み、そのタイトルの意味を理解した時、グっときて、涙が出た。
すぐに、小泉監督に企画を持って行った。「監督にしか描けない世界だ」と。
このタイトルに込められた砥上先生の想いに応える為には、“僕”が重要。とても重要。
憂いがあって、繊細で、生きる事に真摯で、生命力に溢れていて、
そして、筆を持つ姿が美しくなければならない…
ふと、2015年に一緒に仕事をした役者を思い出した。それが横浜流星さん。
『線は、僕を描く』の意味を横浜さんが見事に体現。また、グッときて、涙が出た。

原作者・砥上裕將
一本の線を引くこと。ただそれだけを追求する原作小説は、水墨画家である私の『日本水墨画に対する願い』でした。それが映像化されることは『日本水墨画の夢』です。
企画が動き始めてから、小泉徳宏監督は貪欲に水墨画について勉強され、お会いした時には幾つもの質問を受けました。その問いの鋭さはそのまま脚本に反映されていて、私自身が生み出した絵としての『線』や物語との結びつきを強く感じました。
主演の横浜流星さんとは、一緒に水墨画の初歩である春蘭を描きました。静けさの中、心を研ぎ澄まし謙虚に深く学ぼうとする横浜さんが、主人公・青山霜介の姿とはっきり重なりました。
お二人とお話をしながら、この映画に大きな夢を抱きました。公開を心より楽しみにしております。

水墨画監修・小林東雲
一本描くと何となくその人の性格が分かるんですけど、横浜さんは強い線を描かれるんです。
決してキツい線ではなくて、温かみがある。
精神的に強い方だけども、カドのようなガサガサした線ではないんですよね。
粘り強いし謙虚。
本当に練習なさって技術を習得して、役柄にちなんだナイーブな線も描けるようになってきた。
忙しいお仕事の合間もこちらに通って、集中的に勉強なさっていました。
その姿勢は本当に僕としても頭が下がるし、敬意を表するところですね。

線は、僕を描く
原作書影
(c)砥上裕將/講談社

ストーリー
大学生の青山霜介はアルバイト先の絵画展設営現場で運命の出会いを果たす。白と黒のみで表現された【水墨画】が霜介の前に色鮮やかな世界となって拡がる。水墨画の巨匠・篠田湖山に声をかけられ、霜介は【水墨画】を学び始める。【水墨画】とは筆先から生み出される「線」のみで描かれる芸術。描くのは「自然(命)」。目の前にある「命」を白と黒だけの世界で表現する。霜介は初めての【水墨画】に戸惑いながらもその世界に魅了されていく…。

作品タイトル:『線は、僕を描く』
出演:横浜流星
原作:砥上裕將「線は、僕を描く」(講談社文庫)
監督:小泉徳宏(『ちはやふる』『カノジョは嘘を愛しすぎてる』)
脚本:片岡翔 小泉徳宏
企画・プロデューサー:北島直明
配給:東宝

公式サイト:senboku-movie.jp
公式Twitter:https://twitter.com/senboku_movie
公式Instagram:https://www.instagram.com/senboku_movie
コピーライト:(c)砥上裕將/講談社 (c)2022 映画「線は、僕を描く」製作委員会

2022年10月21日 ROADSHOW

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