照屋年之監督『洗骨』沖縄4館から全国100館へ超拡大!人生最高の1本との声も―。世界の映画祭を席巻中の話題作に注目!

映画『洗骨』が1月18日に沖縄県4館で先行公開され、『ボヘミアン・ラプソディ』や『マスカレード・ホテル』など大作・話題作を押さえ6週連続で県内週末観客動員1位を記録。沖縄での観客動員はもうすぐ5万人を突破、県民の約30人に一人が観ているという記録的なヒットとなり、9週目を迎えてまだまだロングラン上映中だ。
全国公開も好成績で、劇場も4館(1月18日)→33館(2月9日)→のべ104館(3月19日)と拡大中、上映後に観客から自然と拍手が起こる現象が多発している。

また、本作は昨年の沖縄国際映画祭を皮切りに、モスクワ国際映画祭、上海国際映画祭、ハワイ映画祭、済州映画祭にて上映され好評を博し、昨年8月、ニューヨークで開催された第12回JAPAN CUTS(ジャパン・カッツ)での観客賞受賞に続き、先日アムステルダムにて開催された第12回シネマジア映画祭にて審査員特別賞を受賞た。
本映画祭では、豊田利晃監督・松田龍平主演『泣き虫しょったんの奇跡』、二宮健監督・門脇麦主演『チワワちゃん』なども上映。コンペ部門への選出は本作のみ、見事受賞となった。

“洗骨(せんこつ)”とは、一度土葬あるいは風葬などを行った後に、死者の骨を海水や酒などで洗い、再度埋葬する葬制。本作は、“洗骨”という家族の儀式を通して、そこに至る過程での様々な家族の思いやバラバラだった家族がひとつになってゆく姿、血のつながりや親から子へ「生命」というものがバトンタッチされ鎖のように繋がれていく様をコミカルに描いた感動作。
日本を代表する名優・奥田瑛二、日本映画界に欠かせない実力派俳優・筒井道隆、カンヌ国際映画祭出品作『光』で堂々の主演を演じた水崎綾女の3人を主要キャストに迎え、大島蓉子坂本あきら筒井真理子鈴木Q太郎などが脇を固め、全編沖縄ロケによる美しい島や海の風景も大きな見どころとなっている。

メガホンをとったのは、沖縄出身のお笑いコンビ“ガレッジセール”のゴリこと照屋年之監督。2006年、短編映画『刑事ボギー』で監督デビューを果たし、『born、bone、墓音。』(16)は、ショートショートフィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)2017のジャパン部門賞グランプリ、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2017でも観客賞を受賞するなど高い評価を受け、芸人、俳優だけでなく監督としても活躍をしている。

また、様々な著名人からの称賛の声も多く、文化庁映画賞受賞者でもある映画評論界の重鎮、白井佳夫氏は「人生最高の1本」と絶賛。
その他、多くのコメント(http://senkotsu-movie.com/comment/)が寄せられている。
沖縄だけでなく、日本全国、世界をも魅了し続けている『洗骨』。
今後の躍進にも是非ご期待いただきたい。

ストーリー
洗骨――。今はほとんど見なくなったその風習だが、沖縄諸島の西に位置する粟国島などには残っている。粟国島の西側に位置する「あの世」に風葬された死者は、肉がなくなり、骨だけになった頃に掘り起こされ、縁深き者たちの手により骨をきれいに洗ってもらうことで、晴れて「この世」と別れを告げることになる。
沖縄の離島、粟国島・粟国村に住む新城家。長男の新城剛(筒井道隆)は、母・恵美子(筒井真理子)の“洗骨”のために、4年ぶりに故郷・粟国島に戻ってきた。実家に は、剛の父・信綱(奥田瑛二)がひとりで住んでいる。生活は荒れており、妻の死をきっかけにやめたはずのお酒も隠れて飲 んでいる始末。そこへ、名古屋で美容師として活躍している長女・優子(水崎綾女)も帰って来るが、優子の様子に家族一同 驚きを隠せない。様々な人生の苦労とそれぞれの思いを抱え、家族が一つになるはずの“洗骨”の儀式まであと数日、果たして 彼らは家族の絆を取り戻せるのだろうか?

《“洗骨(せんこつ)”とは》
一度土葬あるいは風葬などを行った後に、死者の骨を海水や酒などで洗い、再度埋葬する葬制。衛生的に問題があるうえ、肉 親の遺体を洗うという過酷な風習であるため、沖縄本島では戦後消滅したとされている。しかし、沖縄の一部の離島で現存し ていると言われており、沖縄における洗骨の意味は、洗骨されないうちでは死者は穢れていて、神仏の前に出られないという 信仰があるためだという。

作品タイトル:『洗骨』
出演:奥田瑛二 筒井道隆 水崎綾女/大島蓉子 坂本あきら
山城智二 前原エリ 内間敢大 外間心絢 城間祐司 普久原明 福田加奈子 古謝美佐子
鈴木Q太郎 筒井真理子
監督・脚本:照屋年之
音楽:佐原一哉主題歌:「童神」(歌:古謝美佐子)
製作:『洗骨』製作委員会(吉本興業 ファントム・フィルム 朝日新聞社 沖縄タイムス社)
2018/日本/カラー/スコープサイズ/上映時間111分
配給・宣伝:ファントム・フィルム

公式サイト:senkotsu-movie.com
コピーライト:(c)『洗骨』製作委員会

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