映画『シシリアン・ゴースト・ストーリー』“第2のティモシー・シャラメ”の呼び声高いガエターノ・フェルナンデスに注目

シシリアン・ゴースト・ストーリー1993年シチリアで実際に起きた誘拐事件から紡いだ、少年少女の美しくも切ない幻想的なラブストーリー『シシリアン・ゴースト・ストーリー』が12月22日(土)より新宿シネマカリテほか全国順次ロードショーとなる。

2017年カンヌ国際映画祭批評家週間のオープニング作品に選出され、イタリアの主要映画賞を多数受賞し、海外で高い評価を受けている本作。日本でも2018年イタリア映画祭の上映作品として選出され好評を博した。監督・脚本は、デビュー作『狼は暗闇の天使』が2013年カンヌ国際映画祭批評家週間でグランプリに輝いたファビオ・グラッサドニアとアントニオ・ピアッツァのコンビが務め、本作がコンビ2作目となる。撮影を『グレートビューティー/追憶のローマ』のルカ・ビガッツィが担当し、光と闇を豊かな映像で映し出し幻想的な世界へと観客を誘う。

今年、日本でも公開された『君の名前で僕を呼んで』で一躍ブレイクし、その麗しいビジュアルと演技力で人気急上昇中のティモシー・シャラメ。そんなティモシーに似ていると話題なのが、本作で主人公・ジュゼッペを演じるイタリアの新人俳優ガエターノ・フェルナンデスだ。甘いマスクと柔らかなくせっ毛で端正な顔つきは“第2のティモシー”として注目されている。

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ガエターノは2002年9月25日、イタリア・パレルモ生まれ。演技経験のなかった彼が映画の主演に抜擢された経緯は、監督とキャスティング・ディレクターがパレルモ周辺地域にある学校やスポーツクラブを訪問し、主人公を探していたとき、フェイスブックでオーディションのことを知ったガエターノが、従兄に付き添ってもらいキャスティング事務所を訪ねてきたのがきっかけ。監督はガエターノを一目見た瞬間、主役のジュゼッペを見つけたと確信したという。

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そんなガエターノを含む主要キャスト6人の若者は、全員まったく演技経験がなく、撮影の前には監督と演技コーチ、キャストの若者たちで、二か月間シチリアの片田舎にある二軒の農家で過ごし、合宿とワークショップが行われた。そこで監督はこの若い役者たちと一緒に過ごし、彼らそれぞれの個性を脚本に活かし、個々のキャラクターに融合させたという。地元の馬を飼っている教会区の活動に積極的に参加していたガエターノは、そこで馬の世話や乗り方を学んでおり、作品中でも見事な乗馬姿を披露している。演技初心者とは信じられないガエターノの迫真の演技と、その美しい姿にぜひ注目して頂きたい。

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ストーリー
美しい自然の残るシチリアの小さな村に住む13歳のルナは同級生のジュゼッペに思いを寄せていた。2人の仲が深まろうとする矢先に、ジュゼッペは突然姿を消してしまう。なぜか周囲の大人たちが口をつぐむなか、ルナは懸命に彼の行方と失踪事件の真相を追うのだったがー。

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作品タイトル:『シシリアン・ゴースト・ストーリー』
出演:ユリア・イェドリコヴスカ、ガエターノ・フェルナンデス、ヴィンチェンツォ・アマート、サビーネ・ティモテオ
監督・脚本:ファビオ・グラッサドニア、アントニオ・ピアッツァ
撮影:ルカ・ビガッツィ
2017年/イタリア=フランス=スイス/イタリア語/123分/カラー/シネスコ/5.1CH
原題:SICILIAN GHOST STORY
字幕:岡本太郎
後援:イタリア大使館/在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
特別協力:イタリア文化会館
協力:ユニフランス
配給:ミモザフィルムズ

公式サイト:sicilian-movie.com
コピーライト:(c)2017 INDIGO FILM CRISTALDI PICS MACT PRODUCTIONS JPG FILMS VENTURA FILM

12/22(土)新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー

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