ピエール瀧主演映画『水平線』本予告解禁 ―本作誕生のきっかけを作った白石和彌監督のコメントも到着

ピエール瀧主演の映画『水平線』より、本予告が解禁。さらに、本作で監督を務める小林且弥監督の主演映画『ロストパラダイス・イン・トーキョー』やピエール瀧と親交を深めるきっかけとなった共演作『凶悪』などで知られる白石和彌監督のコメントが到着した。

本作は、福島県のとある港町を舞台に、大切な人ときちんとお別れできないまま、立ち止まってしまった、ある親子の物語。震災で妻を失い心に傷を抱えたまま、高齢者や生活困窮者を相手に散骨を請け負う主人公・井口真吾をピエール瀧が重厚さと軽妙さをたたえながら人間味豊かに演じる。
真吾の一人娘で、父との心の亀裂に悩む奈生を栗林藍希が好演。ほか足立智充内田慈押田岳円井わん渡辺哲らドラマや舞台と幅広く活躍する実力派キャストが名を連ねる。
監督は本作が長編映画監督デビューとなる小林且弥。ピエール瀧とは、2013年に白石和彌監督『凶悪』でヤクザの兄貴と舎弟の役柄で共演し、意気投合。自身初の監督作品の主演にはピエール瀧しかいないと切望し、今回、俳優×監督としての再タッグが実現した。

この度、解禁された本予告は、震災で妻を失い個人で散骨業を営む井口真吾の元に持ち込まれた、通り魔殺人事件の犯人の遺骨をめぐり、真吾に執拗に迫るジャーナリスト、一緒に暮らす一人娘、奈生との心の亀裂、と波紋が広がっていく様を映し出す。
「死んだら終わり、ただの骨だ」、と他者の骨を弔いながら自己と向き合う父親。「ほんのひとかけらだけでも母の骨が欲しい」、と願う娘。大切な人の突然の不在にとまどい、埋めようのない寂寥感を抱える親子の複雑な心境が静かに胸に迫る予告編となっている。

白石和彌監督 コメント

十数年前に出会った小林且弥の目を思い出す。意思が強く、それでいてどこか憂いのある目をしていた。
人を見つめる優しい眼差しは、今も何一つ変わっていない。
失敗を許さない世の中で、再生の物語に魂を揺さぶられる。
この物語は小林且弥の物語であり、ピエール瀧の物語であり、見る人の物語だ。
小林監督、大きな瀧さんの背中を撮ってくれてありがとう。
白石和彌(映画監督)


■映画『水平線』完成披露上映会 実施のお知らせ
東京のメイン公開劇場のテアトル新宿にて、3月1日の公開に先立ち、主演のピエール瀧、監督の小林且弥ほか、主要キャストによる完成披露上映会の実施が決定。

日時:2月19日(月) 18:00の回 (上映後、舞台挨拶)
【登壇者(予定)】 ピエール瀧、栗林藍希、足立智充、内田慈、小林且弥監督
※敬称略 ※登壇者は予告なく変更・追加となる場合がございます。

会場:テアトル新宿
・2月14日(水) 19:00~オンライン開始 残席がある場合、翌日劇場オープン時より窓口開始

ストーリー
他者を弔い、自らを再生する
福島県のとある港町。震災で妻を失った井口真吾は、個人で散骨業を営みながら一人娘、奈生と暮らす日々。ある日、彼のもとに持ち込まれた遺骨は、かつて世間を賑わせた通り魔殺人事件の犯人のものだった。苦しい選択を迫られるなか、真吾が下した決断は――。

作品タイトル:映画『水平線』
出演:ピエール瀧/栗林藍希 足立智充 内田慈 押田岳 円井わん 高橋良輔 清水優 遊屋慎太郎 大方斐紗子 大堀こういち/渡辺哲
監督:小林且弥
脚本:齋藤孝|音楽:海田庄吾
エグゼクティブプロデューサー:坂岡功士
プロデューサー:太田あや 齋藤寛朗(KAZUMO)
撮影:渡邉寿岳 |録音:加唐学 小山海太|整音:反町憲人|音響効果:松浦大樹
美術:ホ・ジニ|ヘアメイク:森川丈二|衣装:藤原わこ|助監督:伊藤良一
キャスティング:大川憧子|制作担当:小玉直人
撮影協力:福島テレビ 観音丸(草野直雅) 共栄丸(高橋正広) サンエイ海苔 磐梯マリーン 相双緑化土木 槇野産業
音楽制作協力:東映音楽出版|ポスプロ:日活スタジオセンター
企画・製作:STUDIO NAYURA|制作協力:G-STAR.PRO SHAIKER
配給:マジックアワー

公式サイト:https://studio-nayura.com/suiheisen/
公式X:@suiheisen_movie
コピーライト:(C)2023 STUDIO NAYURA

2024年3月1日(金)よりテアトル新宿、UPLINK吉祥寺ほか全国順次公開

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