『ともしび』目の表情で全てを物語る、シャーロット・ランプリングの圧倒的な演技力が光る本編映像解禁―2/2(土)順次公開

ともしび
ヴェネチア国際映画祭でその演技が絶賛を浴び、主演女優賞を受賞。第69回ベルリン国際映画祭でも長年の映画業界への功績を讃える“名誉金熊賞”が贈られることが発表されるなど、『さざなみ』『まぼろし』につづき、年輪を重ねるにつれ、未踏の美しきオーラを放つシャーロット・ランプリング主演・渾身の感動作が『ともしび』はシネスイッチ銀座ほかにて2月2日(土)より全国順次公開となる。
人生の終盤、さまざまな業を背負ったひとりの女性が、もう一度“生きなおし”を図るまでの、哀しみと決意を追う人生最後のドラマが、ミステリー小説のごとく描かれている本作。この度解禁されたのは、叫び声のような異様な声が聞こえてくる中、顔面を激しく紅潮させたアンナ(シャーロット・ランプリング)の表情が大写しにされた瞬間から、ただならぬ不穏な気配が画面に漂い始める冒頭のシーン。カットが変わると、そこは演劇のワークショップで、年齢も国籍もバラバラな男女が発声練習を行なっている風景であることが分かる。

アンナは夫と長年2人で慎ましやかに過ごしていたが、この瞬間だけは全てを忘れて自分の感情を誰にも遠慮することなく放出することができる、貴重な時間だった。その後、ワークショップで解き放った自分の感情の揺れをまた自らの胸に静かに戻すアンナ。その後、いつもと同じ電車に乗り、いつもと同じ帰路につくアンナの目は先ほどとはうって変わって、虚ろなまま宙を見つめていた。ひとりの女性のそれまで過ごしてきた数十年の人生を、数分間の目の表情の変化のみで物語ってしまう、シャーロット・ランプリングの圧倒的な演技力は必見である。

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作品タイトル:『ともしび』
出演:シャーロット・ランプリング(『さざなみ』『まぼろし』『愛の嵐』)、アンドレ・ウィルム(『ル・アーヴルの靴みがき』『ラヴィ・ド・ボエーム』)他
監督:アンドレア・パラオロ
脚本:アンドレア・パラオロ、オーランド・ティラド
製作:アンドレア・ストゥコビッツ, ジョン・エンゲル, クレマン・デュヴァイン
音楽:ミケリーノ・ビシェリャ
撮影:チェイス・アーヴィン 出
2017 年/フランス=イタリア=ベルギー/フランス語・英語/カラー/4K スコープ/5.1ch/93分/
原題:Hannah
配給:彩プロ

公式サイト:http://tomoshibi.ayapro.ne.jp/
コピーライト:2017 (c) Partner Media Investment – Left Field Ventures – Good Fortune Films

2月2日(土)シネスイッチ銀座ほか全国順次公開

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