藤元明緒監督のデビュー作『僕の帰る場所』ミャンマー支援チャリティー上映決定!『海辺の彼女たち』公開記念企画

海辺の彼女たち

藤元明緒監督による長編第2作目『海辺の彼女たち』が5月1日(土)に劇場公開される

このたび本作の公開記念として、藤元監督のデビュー作で、在日ミャンマー人の移民問題を描いた『僕の帰る場所』が映画館にて特別上映されることが決定した
本イベントは2月のクーデター以降、軍による市民への弾圧が続くミャンマーへの支援として急遽企画された。

『僕の帰る場所』は、第30回東京国際映画祭「アジアの未来」部門でワールド・プレミア上映され、同部門の作品賞と国際交流基金アジアセンター特別賞をW受賞。2018年10月に劇場公開されて以降、ソフト化されていなかったが、先月3/13~3/28に2週間限定で初のオンライン配信を実施。
視聴者からは、「今、観られてよかった」「ミャンマーの穏やかな日常を観ていると胸が張り裂けそうになった」といった感想が上がり、現在のミャンマー情勢と結びつけて鑑賞する人も多かった。

そこで、製作/配給元である株式会社E.x.Nが各映画館に働きかけ、『海辺の彼女たち』の公開に先駆けて、このたびのチャリティー上映が急遽実現することとなった。

なお、本イベントでの全ての配給収益は、株式会社E.x.Nよりミャンマー市民を支援する活動に寄付される。寄付先についての詳細は、『僕の帰る場所』と『海辺の彼女たち』の公式SNSにて後日発表予定となっている。

このたびの企画に寄せて、藤元監督のコメントは下記の通り。

コメント

『僕の帰る場所』をまた映画館で上映できる機会に恵まれたことに感謝を申し上げます。
「映画は限りなく中立的な立場でないといけない」というのが僕のポリシーでしたが、今は映画を通して一人でも多くの方にミャンマーの事を知ってほしい、また映画が平和を望む現地の人々に少しでも役立ってほしいと願うほかありません。
親戚や友人、知人がミャンマーで暮らしていて、圧倒的な絶望を突きつけられる日々ですが、微力ながら支援につながれば幸いです。
――藤元明緒(監督)

藤元明緒監督

『僕の帰る場所』ミャンマー支援チャリティー上映劇場

(4/5付)※すべて日英字幕付き上映

■東京 ポレポレ東中野
https://pole2.co.jp/
4/17(土) 17:50~ ★ミャンマー新年に合わせた1日限定上映。藤元監督とゲストによるトーク有り。

■大阪 シネ・ヌーヴォ
http://www.cinenouveau.com/
5/1(土) ~ 5/7(金) 10:00~ ★1週間限定

■富山 ほとり座
https://hotori.jp/
5/29(土)、5/30(日) ※時間調整中 ★映画『海辺の彼女たち』初日に合わせて2日間の特別上映

■長野 上田映劇
http://www.uedaeigeki.com/
6/5(土) ~ 6/18(金) ※時間調整中 ★映画『海辺の彼女たち』と同時上映

ストーリー
東京の小さなアパートに住む、母のケインと幼い二人の兄弟。入国管理局に捕まった夫アイセに代わり、ケインは一人家庭を支えていた。日本で育ち、母国語を話せない子ども達に、ケインは慣れない日本語で一生懸命愛情を注ぐが、父に会えないストレスで兄弟はいつも喧嘩ばかり。ケインはこれからの生活に不安を抱き、ミャンマーに帰りたい想いを募らせてゆくが――。

『僕の帰る場所』 (c)E.x.N K.K.


公式サイト:https://passage-of-life.com/


海辺の彼女たち

ストーリー
ベトナムから来た3人の女性たち、アン、ニュー、フォン。彼女たちは日本で技能実習生として3ヶ月間働いていたが、ある夜、過酷な職場からの脱走を図った。ブローカーを頼りに、辿り着いた場所は雪深い港町。不法就労という状況に怯えながらも、故郷にいる家族のために懸命に働き始めた三人。安定した稼ぎ口を手に入れた矢先、フォンが体調を崩し倒れてしまう。アンとニューは満足に仕事ができないフォンを心配して、身分証が無いままに病院に連れて行く。そこでフォンは二人にある秘密を打ち明ける――。

第68回 サンセバスチャン国際映画祭 新人監督部門 出品
第33回 東京国際映画祭 ワールド・フォーカス部門 出品
第42回 カイロ国際映画祭 インターナショナル・パノラマ部門 出品

作品タイトル:『海辺の彼女たち』
出演:ホアン・フォン、フィン・トゥエ・アン、クィン・ニュー 他
脚本・監督・編集:藤元明緒
撮影監督:岸建太朗 / 音響:弥栄裕樹 / 録音:keefar / フォーカス:小菅雄貴 / 助監督・制作:島田雄史 / 演出補:香月綾 / DIT:田中健太 / カラリスト:星子駿光 / アソシエイトプロデューサー:キタガワユウキ / プロデューサー:渡邉一孝、ジョシュ・レビィ、ヌエン・ル・ハン
協賛:坂和総合法律事務所、株式会社ビヨンドスタンダード、長崎大学多文化社会学部
協力:外ヶ浜町、平舘観光協会、日越ともいき支援会、日本ミャンマーメディア文化協会
後援:国際機関日本アセアンセンター
2020/日本=ベトナム/88分/カラー/5.1ch/1:1.85/ベトナム語・日本語/ドラマ/DCP
共同制作会社:ever rolling films
企画・製作・配給:株式会社E.x.N

公式サイト:http://umikano.com/
コピーライト:(c)2020 E.x.N K.K. / ever rolling films

5月1日(土)よりポレポレ東中野ほか全国順次公開

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