ロック・ドキュメンタリー映画を特集上映「UNDERDOCS」予告編完成!第2弾キービジュアル解禁&追加上映作品発表

UNDERDOCSまだ日本で紹介されていない新作、長年上映されていない旧作など、地下にうごめく数々の<アンダーグラウンドなロック・ドキュメンタリー映画>にスポットライトをあてる期間限定の特集上映、〈UNDERDOCS(アンダードックス)〉がシネマート新宿・シネマート心斎橋にて開催される。

この度、予告編が完成。更に第2弾キービジュアルが解禁となり、追加上映作品も発表となった。
また、延期を発表していた本企画の開催時期が今年秋に決定。
詳細は決定次第発表となる。

予告編では、いきなり爆発から始まる音楽映画らしからぬオープニングから、今回上映される多種多様な作品のLIVEシーン、インタビューシーンがこれでもかという感じで詰め込まれ、目を凝らしてよく見るとザ・ランナウェイズの来日シーンや、マイケル・J・フォックスの姿などもみつけることができる。

また、あらたに解禁された第2弾キービジュアルでは、『デソレーション・センター』の殺伐とした夜の砂漠でのLIVEシーンを使用した異様な雰囲気を漂わせるアンダーグラウンド感全開のアートワークが完成。〈UNDERDOCS(アンダードックス)〉という企画の特殊さを浮き彫りにした、こだわりの強いデザインになっている。

そして今回追加発表された作品は以下のとおり。

「ロック史上もっとも見事な変質者」と評され、究極の破滅型ヴォーカリストとしてその名を全世界に轟かせた故GGアリンの兄のマール・アリンと母親アリータの一家がたくましく強く生きる模様を描いた、<家族の物語>というまさかの感動のドキュメンタリー『ジ・アリンズ / 愛すべき最高の家族』。

1985年~2001年に活動していた米国ロサンゼルスの女性4人組ロックバンド、L7の歴史を網羅したドキュメンタリー『L7:プリテンド・ウィ・アー・デッド』。

巨大な目玉のマスクに、タキシード、奇妙奇天烈な出で立ちで摩訶不思議な音楽を奏でる覆面アーティスト、ザ・レジデンツの結成40 周年を記念したツアーに密着した『めだまろん/ザ・レジデンツ・ムービー』。

モーターヘッドのレミー・キルミスターの生態をとらえることに世界で初めて成功した映画『極悪レミー』(2010 年)のウェス・オーショスキー監督による、セックス・ピストルズ、ザ・クラッシュとともにロンドンの3 大パンクバンドのひとつに数えられつつも長年無視されてきたパンクロックのパイオニア、ダムドの映画『地獄に堕ちた野郎ども』。

ジャニス・ジョプリンやザ・グレイトフル・デッドをはじめとした70 年代を代表する最高のロック・アーティストが、列車に乗りカナダを横断するコンサートツアー『フェスティバル・エクスプレス』。

70年代末、全米の地下世界に爆発的に吹き荒れたアメリカン・ハードコア/パンクのムーブメントの発火点となったロサンゼルスの、その瞬間を切り取った衝撃の記録『ザ・デクライン』。

1978 年カリフォルニアで結成されたハードコアパンクバンドDESCENDENTS(ディセンデンツ)。1987 年に結成されたALL(オール)。ポップパンク、メロコア、スケートパンクの元祖でありカリフォルニアパンクの代表格であるこの2つのバンドの飾らない今の姿と、35 年以上という途方もない年月を生き抜くその軌跡を辿ったドキュメンタリー『FILMAGE:THE STORY OF DESCENDENTS/ALL』。

全世界の音楽シーンに多大なる影響を与えたザ・ストーン・ローゼズの、96 年の解散から2011 年、再び始まった活動を最も近くで記録した、バンド史上初にして決定版ともいえるドキュメンタリー映画『ザ・ストーン・ローゼズ:メイド・オブ・ストーン』。

以上、個性豊かな作品ラインナップとなっている。

 

<今回追加発表された作品>

これまでに上映が決定している作品ラインナップはこちらから>>

UNDERDOCS

『ジ・アリンズ / 愛すべき最高の家族』

米ニューハンプシャー州でとんでもない父親によって「ジーザス・クライスト・アリン」というイエス・キリストと同名の出生名で誕生、その後究極の破滅型ヴォーカリストとしてその名を全世界に轟かせたGGアリン。ライヴで大流血、汚物を撒き散らして客に襲いかかり、通報されて警察から全裸で逃走するなど狂気の大スペクタクルを展開して「ロック史上もっとも見事な変質者」と評される、全身でハードコアを体現したパンクロッカーである。そんなGGアリンが93年にヘロインの過剰摂取でこの世を去って以降、世界中のファンが追悼で墓を訪れ汚物を撒いて帰っていく。本作はGGのバンド、THE MURDER JUNKIESのメンバーであった兄のマール・アリンがGGの遺志を受け継ぎ音楽活動や汚物アートに勤しむ様子と、どんなに狂っていても温かい眼差しで子供たちを支える母親アリータの、一家がたくましく強く生きる模様を描いた、まさかの感動のドキュメンタリー。GGアリンという無類のキャラクターゆえに、過激な方向にスポットが当たりがちだが、<家族の物語>という主題をブレることなく、誠実かつ優しいトーンで描き、珠玉の記録映画を作り上げた。

出演:アリータ・ベアード、マール・アリン、GGアリン(アーカイヴ映像)、THE MURDER JUNKIES
監督:サミ・サイフ
2017年|デンマーク映画|74分|R15|原題:THE ALLINS

コピーライト:(c) Toolbox Film 2017


 

UNDERDOCS

『L7:プリテンド・ウィ・アー・デッド』

1985年~2001年に活動していた米国ロサンゼルスの女性4人組ロックバンド、L7の歴史を網羅したドキュメンタリー映画。結成時のエピソードから<グランジの女王>に上りつめた時代、そして解散まで、多くの未発表映像とともに完全にメンバーの視点でそのキャリアを描いていく。ヘヴィでノイジーなギターを軸にした陰鬱なサウンドで一部メタル界からも支持を集めたほか、ニルヴァーナやレッド・ホット・チリ・ペッパーズとのツアー、巨大フェスの94年ロラパルーザではビースティ・ボーイズやグリーン・デイらとメインステージをつとめるなど、オルタナバンドの代表格的な存在感を示した。他にはジョン・ウォーターズ監督のリクエストにより映画『シリアル・ママ』に出演、映画『ナチュラル・ボーン・キラーズ』『タンクガール』などにも楽曲が使われている。映画はほぼ全篇メンバーが当時から撮っていた100時間超におよぶホームビデオの映像と新規インタビューの声で構成され、一般的な音楽ドキュメンタリーとは異なった作りとなっている。

2017年|アメリカ|87分|PG-12|原題:L7:PRETEND WE’RE DEAD

出演:ドニータ・スパークス、スージー・ガードナー、ディー・プラカス、ジェニファー・フィンチ、シャーリー・マンソン(GARBAGE)、エクセンヌ・セルヴェンカ(X)、ジョーン・ジェット、ブロディ・ドール(THE DISTILLERS)
監督:セーラ・プライス

コピーライト:(c) 2017 BLUE HATS CREATIVE, Inc. All Rights Reserved.


 

UNDERDOCS

『めだまろん/ザ・レジデンツ・ムービー』

巨大な目玉のマスクに、タキシード。奇妙奇天烈な出で立ちで摩訶不思議な音楽を奏でる覆面アーティスト。その名もザ・レジデンツ。近年、バンクシーやダフトパンクなど素顔を隠したアーティストは数多く存在するが、ザ・レジデンツの覆面歴は実に40年以上!そのあまりの徹底振りから「実は彼らの正体は変装したビートルズではないか?」と噂されたほどで、現在も様々な憶測が絶えない。ダミ声のボーカルに、まぬけなコーラスと飛び交う電子音。もはやジャンル分け不可能なザ・レジデンツは多くの音楽ファンを困惑させたものの、徐々に中毒者が続出。現在では熱狂的なファンが世界中におり、初期のミュージックビデオはニューヨーク近代美術館に収蔵され、アート作品としての評価も高い。膨大なアーカイブ映像と、多くの関係者がインタビューで明かすザ・レジデンツの秘話。そして結成40周年を記念したツアーにドン・ハーディー監督が密着。果たしてザ・レジデンツとは何なのか。音楽史最大の謎が遂に遂に明かされる!?

2015年|アメリカ映画|87分|原題:THEORY OF OBSCURITY A FILM ABOUT THE RESIDENTS

出演:マット・グレイニング、レス・クレイプール(プライマス)、ペン・ジレット、ジェリー・ハリスン(トーキング・ヘッズ)、ゲイリー・パンター、ロブ・クロウ(ピンバック)、ホーマー・フリン、ハーディー・フォックス、ジェイ・クレム、ジョン・ケネディ
監督・脚本:ドン・ハーディー

コピーライト:(c) 2015 Film Movement, LLC


 

UNDERDOCS

『地獄に堕ちた野郎ども』

モーターヘッドのレミー・キルミスターの生態をとらえることに世界で初めて成功した映画『極悪レミー』(2010年)のウェス・オーショスキー監督作。1976年結成、セックス・ピストルズ、ザ・クラッシュと共にロンドンの3大パンクバンドのひとつに数えられるザ・ダムド。現代にいたるまで大きな影響を及ぼしているにもかかわらず、商業的な成功とは無縁のバンドだ。それはダムドの複雑な歴史、数えきれないメンバーの出入り、そして何よりも40年を経た今なお現役であり“伝説”と化していないことが大きな要因であろう。本作は満を持してのダムドを題材とした史上初の映画作品である。ダムドの歴代メンバーのほか、多くのミュージシャンたちが出演、バンドを追って地球上をまわり3年以上に渡って撮影され、バンドの、全体を把握することが不可能ともいえる難解な歴史と、メンバー間のもめごと、ダークサイドな部分までをストレートに伝えてしまっている。この、誰も成し得なかった(作れると思わなかった?)、ダムドというバンドの物語を映画化するという不可能への挑戦、そして映画作品として完成させたオーショスキー監督の努力は称賛されるべきであり、されるはずだ。

2015年|アメリカ映画|110分|原題:THE DAMNED:DON’T YOU WISH THAT WE WERE DEAD

出演:THE DAMNED
監督・製作・脚本・撮影・編集:ウェス・オーショスキー

コピーライト:(c) 2015 Damned Documentary LLC.


 

UNDERDOCS

『フェスティバル・エクスプレス』

1970年、ジャニス・ジョプリンをはじめとした70年代を代表する最高のロック・アーティストが、列車に乗り、カナダを横断するコンサートツアーを敢行、このイベントは「フェスティバル・エクスプレス」と名付けられ、ロック史における伝説となった。1995年にこのツアーの一部始終を収めた全長75時間にも及ぶフィルムの一部である46時間分が発見された。そこから8年をかけて権利処理、インタビュー撮影、編集が施されて完成したのが本作『フェスティバル・エクスプレス』である。

2003年|イギリス=オランダ合作|90分|原題:FESTIVAL EXPRESS

出演:ジャニス・ジョプリン、ザ・グレイトフル・デッド、ザ・バンド、マシュマカーン、バディ・ガイ、フライング・ブリトー・ブラザーズ、シャ・ナ・ナ
監督:ボブ・スミートン

コピーライト:(c) 2016 Apollo Media Ltd. under exclusive license to TAMT Co., Ltd. in Japan, All Rights Reserved.


 

UNDERDOCS

『ザ・デクライン』

ロンドン、ニューヨークで先行していたパンクロックの波が70年代末、カリフォルニアに到達、以後全米の地下世界に爆発的に吹き荒れたアメリカン・ハードコア/パンクのムーブメントの発火点となったロサンゼルスの、その瞬間を切り取った衝撃の記録。アメリカン・ハードコアの巨人BLACK FLAGが怪物と化す前の様子、破滅と退廃の象徴GERMSのダービー・クラッシュが自殺を図る直前(1980年12月7日、自殺)の姿。若者たちはメインストリームに中指を立て、警察を憎み、趣くままの服装とヘアスタイルで、異質・異端であることを恐れず、マイノリティであることを自覚しながら、おさまりきらない孤独とストレスとアグレッションをライヴで発散させ、ロックスターはくだらないと蔑視する。LAパンクの猛者ともいえるバンドたちの暴力と堕落と怒り渦巻くライヴを映像におさめた唯一無二の作品。

1981年|アメリカ映画|100分|原題:THE DECLINE OF WESTERN CIVILIZATION

出演:BLACK FLAG、GERMS、FEAR、ALICE BAG BAND、CATHOLIC DISCIPLINE、CIRCLE JERKS、X
製作・監督:ペネロープ・スフィーリス

コピーライト:(c) 1981 Spheeris Films Inc. All Rights Reserved.


 

UNDERDOCS

『FILMAGE:THE STORY OF DESCENDENTS/ALL』

全世界をパンクロックの波が浸食していた1978年、カリフォルニアで結成されたハードコアパンクバンドDESCENDENTS(ディセンデンツ)。その後DAG NASTYのデイヴ・スモーリーをボーカリストに迎え、1987年に結成されたALL(オール)。現在では当たり前となったポップパンク、メロコア、スケートパンクの元祖として、ただポップなだけでなく変則的で難解な”ひねくれ”要素も特徴的なCRUZIAN POP PUNKというジャンルまで作り上げてしまったカリフォルニアパンクの代表格である。この2つのバンドの飾らない今の姿と、70年代末の西海岸パンク誕生~80年代のハードコア期~90年代以降のメロコア時代と実に35年以上という途方もない年月を生き抜くその軌跡を辿ったドキュメンタリー映画。

2013年|アメリカ映画|90分|原題:FILMAGE:THE STORY OF DESCENDENTS/ALL

出演:DESCENDENTS、ALL、デイヴ・グロール(Foo Fighters,Nirvana)、マーク・ホッパス(Blink-182)、キース・モリス(Black Flag,Circle Jerks)、チャック・ドゥコウスキー(Black Flag)、キラ・ロゼラー(Black Flag)、ブレット・ガーヴィッツ(Bad Religion,Epitaph)
監督:マット・リグル、ディードル・ラクーア

コピーライト:(c) 2013 FILMAGE MOVIE, LLC.


 

UNDERDOCS

『ザ・ストーン・ローゼズ:メイド・オブ・ストーン』

マッドチェスター・ムーヴメントの中心的存在として全世界の音楽シーンに多大なる影響を与えたザ・ストーン・ローゼズの、96年の解散から15年後の2011年10月18日、再び始まった活動を最も近くで記録した、バンド史上初にして決定版ともいえるドキュメンタリー映画。サッカーと音楽しか成り上がる手段がなかったマンチェスターのワーキング・クラス出身の4人による感動的な再会劇から初めて明かされるその裏側、そして彼らを人生の一部として愛するファンの素顔を、再結成にまつわるライヴやバックステージ映像と、これまで未公開であった秘蔵映像を軸に、鮮烈に描き出す。

2012年|イギリス映画|100分|原題:THE STONE ROSES:MADE OF STONE

出演:THE STONE ROSES(イアン・ブラウン、ジョン・スクワイア、レニ、マニ)、リアム・ギャラガ―、エリック・カントナ
監督:シェイン・メドウズ

コピーライト:(c) Channel Four Television/BMSW Ltd. and Warp 1989 Ltd. 2013.

 

これまでに上映が決定している作品ラインナップはこちらから>>


主催:エスピーオー/ビーズインターナショナル/キングレコード

公式サイト:UNDERDOCS.JP

《UNDERDOCS》
シネマート新宿/シネマート心斎橋にて2020年秋開催!

 

関連記事:
ロック・ドキュメンタリー映画特集《UNDERDOCS》(アンダードックス)キービジュアル解禁!…&開催延期のお知らせ
《UNDERDOCS》新作・旧作のロック・ドキュメンタリー映画を特集上映!6月12日(金)よりシネマート新宿・心斎橋にて開催

 

↑上に戻る