映画『斬、』塚本晋也監督がドイツで開催される世界最大の日本映画祭「第19回ニッポン・コネクション」ニッポン名誉賞受賞

斬、
5月28日から6月2日までドイツにて開催される世界最大の日本映画祭「第19回ニッポン・コネクション」にて、ニッポン名誉賞を映画『斬、』の塚本晋也監督が受賞することが決定。日本映画に著しく貢献した功績を称えての受賞となる。
ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門から始まり、トロント国際映画祭、釜山国際映画祭、台北金馬映画祭、最優秀音楽賞を石川忠さんが受賞したシッチェス・カタロニア国際映画祭、開催中のロッテルダム国際映画祭やキノタヨ現代日本映画祭など、世界中の29にもおよぶ映画祭に出品。国内でも、第33回高崎映画祭にて最優秀作品賞と、池松壮亮さんが最優秀主演男優賞を受賞、毎日映画コンクールでは塚本晋也監督が男優助演賞を受賞した。東京のメイン館であるユーロスペースでの上映も10週目を迎えロングランを記録。公開より2ヶ月以上たった今もまだまだ席巻中だ。

『鉄男』、『六月の蛇』など、海外からも高い評価を受ける塚本晋也が、戦争の恐怖をあぶり出した『野火』を経て、さらに時代を遡り初の時代劇に挑んだ本作。監督、出演、脚本、撮影、編集、製作を務めた完全オリジナルで、その唯一無二の世界観を爆発させた。
武士としての本分を果たしたいと思いながらも、刀を抜くことに悩み苦しむ侍を渾身の力で演じたのは池松壮亮。『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』や、『万引き家族』など話題作への出演が続いている。農家の娘を演じるのは『彼女がその名を知らない鳥たち』や山田洋次監督作品で活躍し、日本アカデミー賞に4度輝いた蒼井優。不穏な時代に精一杯生きる娘を凛とした美しさで体現。共に本作で初めて敬愛する塚本作品への参加を果たした池松と蒼井の演技合戦はまさに圧巻といえる。

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映画『斬、』主な参加映画際と受賞歴

・第75回ヴェネチア国際映画祭 コンペティション部門
・第43回トロント国際映画祭 マスターズ部門
・第51回シッチェス・カタロニア国際映画祭 ★最優秀音楽賞受賞 石川忠
・第23回釜山国際映画祭 ガラ・プレゼンテーション部門
・第55回台北金馬映画祭
・第13回キノタヨ現代日本映画祭
・第19回ニッポン・コネクション ★ニッポン名誉賞受賞 塚本晋也
・第48回ロッテルダム国際映画祭
・第13回アジア・フィルム・アワード 助演男優賞・編集賞ノミネート 塚本晋也、音響賞ノミネート 北田雅也(発表2019年3月17日)
・第33回高崎映画祭 ★最優秀作品賞受賞 塚本晋也監督スタッフ・キャスト一同、★最優秀主演男優賞受賞 池松壮亮
・第73回毎日映画コンクール ★男優助演賞受賞 塚本晋也、スポニチグランプリ新人賞(男性) ノミネート 前田隆成、音楽賞ノミネート 石川忠、録音賞ノミネート 北田雅也
・第28回東スポ映画大賞 助演男優賞ノミネート 塚本晋也

太平の世が揺らぎはじめた幕末。人を斬ることに苦悩する一人の侍。
生と暴力の本質を問う。

ストーリー
250年にわたり平和が続いてきた国内が、開国するか否かで大きく揺れ動いていた江戸時代末期。貧窮して藩を離れ、農村で手伝いをしている浪人の杢之進(池松壮亮)は、隣人のゆう(蒼井優)やその弟・市助(前田隆成)たちと、迫り来る時代の変革を感じつつも穏やかに暮らしていた。ある日、剣の達人である澤村(塚本晋也)が現れ、杢之進の腕を見込んで京都の動乱に参戦しようと誘いをかける。旅立つ日が近づくなか、無頼者(中村達也)たちが村に流れてくる・・・・。時代の波に翻弄されながらも、人を斬ることに疑問をもつ侍と彼に関わる人々を通して、生と暴力の問題に迫る。観る者の心に刃(ヤイバ)を突きつける衝撃作。

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作品タイトル:『斬、』
監督、脚本、撮影、編集、製作:塚本晋也
出演:池松壮亮、蒼井優、中村達也、前田隆成、塚本晋也
2018 年/日本/80 分/アメリカンビスタ/5.1ch/カラー
製作:海獣シアター
配給:新日本映画社

公式サイト:zan-movie.com
コピーライト:(C)SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER

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