『ローズ家~崖っぷちの夫婦~』大阪での特別試写会に内場勝則&未知やすえ夫妻が登壇

映画『ローズ家~崖っぷちの夫婦~』の特別試写会が10月7日に大阪で実施され、特別ゲストとして内場勝則、未知やすえ夫妻が登壇した。

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本作は、ある夫婦の離婚をめぐる“戦争”を描いたブラック・コメディとしてヒットした『ローズ家の戦争』(1989年公開)を再映画化。オリヴィア・コールマンとベネディクト・カンバーバッチが主演を、ジェイ・ローチが監督を務めている。

MCの呼び込みで、タキシード姿の内場が、同じくドレスで正装した未知をエスコートして登場すると、会場は大きな拍手で包まれた。2人は集まった観客を前に、まずは「旦那の方の内場勝則でございます~」「大黒柱の未知やすえです」と笑いを誘い、続いて内場が「この度はこういう映画のゲストに呼んでいただき光栄でございます。まして夫婦と言うのも“レア”な状態なんで、映すなら今です!」と挨拶すると、未知も「吉本新喜劇のマドンナ、未知やすえです」と続き、イベントは開始早々、大きな笑いに包まれながらスタートした。

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ひと足先に本作を観たという2人。内場は「他人事とは思えないような…日本もアメリカも根底にあるものは一緒かなと。観てて『分かる分かる分かる』ばっかり言うてましたね。やっぱり人間って一緒やなと」と共感した様子。一方、未知も「私はアメリカの喧嘩の激しさにビックリしまして。やっぱり日本の女性は奥ゆかしいなと、改めて思いました!」と明かし、劇中で描かれる夫婦喧嘩のスケールの大きさを伝えた。

『ローズ家の戦争』が公開された36年前はまだ交際もしておらず、「仕事仲間」だったという2人。内場は「(未知は)2年先輩なんで、結婚してからもしばらく“お姉さん”って言うてました」と告白。それに対し、未知が「ある日突然“やすえ”って楽屋で言い出して『呼び捨てにした~!』ってビックリしたんですよ」と結婚当初のエピソードを語ると、内場は「やっと頑張ってギャラが勝ったので」と、呼び方を変えたきっかけがあったという裏話も明かした。

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そして『ローズ家~崖っぷちの夫婦~』にちなみ、“崖っぷち”なエピソードを聞かれた未知が「紙1枚でつながってた時もありました。離婚届を妹に『間違うたらあかんから2枚取ってきて』言うて取りに行ってもらい、という時期はありました。その時は本当に別れるつもりだったので。崖っぷちのほんまの縁にいました」と答えると、会場からは驚きの声が。

さらに「内場家100日戦争と言うんですけど、私が100日実家に帰ってました。でもNGKの舞台では新喜劇をしなくてはいけなくて、夫婦役もあれば恋人役もありますし、手繋いでイチャイチャイチャイチャしないといけないシーンもありましたけど、もうとりあえず内場君の眉間見つめて。穴あいたらええな思いながら」と、関西を代表する夫婦から“崖っぷち”な喧嘩エピソードが飛び出すひと幕も。

そしてここから、本作の出演キャストについての話題へ。建築家の夫テオを演じるベネディクト・カンバーバッチと、妻アイビーを演じるオリヴィア・コールマンについて、未知は「(やり取りが)観てて凄い良いテンポだし、そこでワクワクしました!」と、内場は「こんなに感情が揺さぶられるというか…さっき笑ったか思ったら急に(違う感情が)とか、いろんな感情がきて凄かったですね」と語り、それぞれに2人の掛け合いを絶賛した。

また、劇中でテオとアイビーの夫婦仲を回復するために、カウンセリングを受け、お互いの好きなところを10個言い合う場面があることにちなみ、今回事前にお互いの好きなところを3つ書いていた内場と未知が、その内容を発表することに。

まずは未知が内場の好きなところを「①親を大切にしてくれる」「②口うるさくない」「③かさばらない」と回答。「家のこととか、『ちゃんとこれせぇ!』とか『洗濯ちゃんとしとけ』とか、家事に関しては全然うるさくないんですよ」答えると、内場は「返されるのが怖いって言うのはね、あるんですよ…」とコメントし、会場は笑いで包まれた。しかしここで、未知が「あともう一個、書いた後で気づいたんですけど…私は内場君の芝居が好きなので」と照れながら語ると、会場からは大きな拍手が起こった。

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続いて、内場が未知の好きなところとして「①味」「②社交的」「③声」を挙げ、「この声ないでしょ!?どこにいても分かるでしょ。家にいても聞こえてきたら緊張するんですけど。最近は妹さんと段々声が似てきたから、家に来た時にはどんだけ緊張するか」とエピソードを明かした。
それに対し、未知は「私は自分の声があんまり好きではないので、いい方に考えてくれて。ありがとうございます」と笑顔を見せた。

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妻アイビーの豹変ぶりも印象的な本作。やっぱり女性は怖いなと感じたか、と質問された内場は「やっぱりじゃなくて絶対怖いと思ってますから!映画を観ると『うちもどうやねん!?』ってなるから、そういうのは、(ありますよ)ねぇ?」と不満を口にした。

すると、未知の心に一気に火が噴くことに。未知が「ねぇ?って何やねん!」と叫び、お馴染みのキレ芸が炸裂。「今回は夫婦でお仕事もろてんねん!『俺がリードするから』言うて、何で出る前に手握る練習せなあかんねん!おかしいやろ!」とまくしたて、さらに「もうええわ。今日はサービスや。ほっぺにチューせぇや!何や嫌なんか?」とまさかの展開に。

しかし内場が「結婚式でもつらかったのに…」と答えると、未知の怒りはついに頂点へ。「もうええわ、お前!綺麗にセットしてるけど、いっぺん頭スコーン!と割って、脳みそストローでチューチューしたろかほんまぁ!」と“崖っぷち”の夫婦喧嘩が始まってしまうのかと思いきや、最後には「怖かったぁ」と可愛く擦り寄り、内場が「あんた一番怖いわ!」とツッコみ、関西人なら誰もが知っているお馴染みのネタで、観客は大盛り上がりとなった。

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最後に、これから映画を観る観客に向け、内場が「映画は娯楽なんですけど、身に染みて感じる方もいらっしゃるかも」と、未知が「今日も恋人同士とかご夫婦とかで来られてる方とかもいらっしゃると思うんですけど、帰りどんな空気になってるか私見たいなと思いながら、それぐらいもう心と体に凄く感じられる映画となっておりますので、楽しんでいただきたいと思います」とメッセージを送り、イベントは大盛況のうちに終了した。

映画『ローズ家~崖っぷちの夫婦~』は10月24日公開。

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ストーリー
運命の出会いから10年。将来有望な双子にも恵まれ、明るく楽しい結婚生活を送っていた建築家のテオ(ベネディクト・カンバーバッチ)とシェフのアイビー(オリヴィア・コールマン)でしたが、テオの失業を機に夫婦の立場は大逆転。いつのまにかすれ違いが増えていき、ちょっとした皮肉の応酬から始まった夫婦喧嘩は、周囲を巻き込みながらヒートアップしていきます。溜まりに溜まった不満が爆発し、ついには命懸けの展開に……。かつて永遠の愛を誓ったはずのローズ夫婦の行き着く先は、離婚か、それとも――?

『ローズ家~崖っぷちの夫婦~』
出演:オリヴィア・コールマン、ベネディクト・カンバーバッチ、アンディ・サムバーグ、ケイト・マッキノン ほか
監督:ジェイ・ローチ
脚本:トニー・マクナマラ
原題:THE ROSES
北米公開:2025年8月29日
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(C)2025 Searchlight Pictures. All Rights Reserved.
https://www.searchlightpictures.jp/movies/theroses

2025年10月24日()全国ロードショー

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