【レポート】『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』大阪で舞台挨拶開催!主演のGACKT「めいいっぱい楽しんで」

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~

『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』(公開中)のイベント、《大ヒット御礼舞台挨拶~大阪へ愛をこめて~上映会》に、主演のGACKTをはじめ、加藤諒、益若つばさ、アキラ100%、モモコ(ハイヒール)、藤原紀香が登壇した。

『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』
大ヒット御礼舞台挨拶~大阪へ愛をこめて~上映会

日時:12月4日(月) 18:30~19:10(40分)
登壇者(敬称略):GACKT、加藤諒、益若つばさ、アキラ100%、モモコ(ハイヒール)、藤原紀香
場所:T・ジョイ梅田

上映前の実施となった今回の舞台挨拶。会場に6人が登壇すると、客席からは感嘆の声が上がった。埼玉解放戦線リーダー・麻実麗を演じたGACKTは「今日は皆さん、こうやって集まっていただきありがとうございます。麻実麗役を演じましたGACKTです…。何を話せば…」と少し興奮した様子で笑顔を見せ、挨拶した。

埼玉解放戦線員である下川信男を演じた加藤は「埼玉県人が大阪に来ていいのだろうかと、アウェーな空気になっていますが、今日は大阪の空気をいっぱい吸って帰りたいなと思っています!」と、同じく埼玉解放戦線員おかよを演じた益若は「埼玉県越谷市生まれなのですが、まさか翔んで埼玉が関西にやってくるとは思いませんでした。前作はかなり埼玉がディスられているんですけど、今作はかなり関西の方に飛び火してますので、覚悟してご覧になってください…!」とそれぞれ挨拶し、上映前の観客を盛り上げた。

現代パートに登場する埼玉県人・内田智治を演じたアキラは、お馴染みとなったお盆の芸を披露して挨拶し、会場の笑いを誘った。元大阪府知事を演じるモモコは、「元大阪府知事なんて大それたことをすると思いませんでした、ただの元暴走族です」と爆笑をかっさらい、さらに「一生懸命やりました。そしてセリフはオールカットされました!」と畳みかけ、会場はドッと揺れるような笑いが起こった。神戸市長を演じた藤原は、「加藤さんがさっきアウェーやって言っていましたけど、関西の方は寛容なので全然ウェルカムだと思います。でもちょっと厳しいところもあって、私は正式には西宮生まれなので、あの人西宮やのに神戸市長言うてるわ!ていう人いっぱいいると思うんですけど!」と、ご当地ネタで笑いを誘った。

公開初日の興行収入が前作比160%(全国エリア)のロケットスタートとなったこと、さらに、公開初日の関西エリアの興行収入が330%という驚異的な数字を記録したことを受け、GACKTは「3.3倍の人が観に来ている事と(ディスっている事で)敵に回していないかはイコールではないですよね…。前作はヒエラルキーがありましたけど、今回大阪はただの悪者になっています」と関西好調の成績を聞いてもなお、心配が晴れない様子で反応を探り、加藤も「関西弁を喋ったり、関西に根付いたギャグをしたから、ビビってはいます」とやはりリアクションが気になる様子…。

一方、益若は滋賀県での前作対比の興行成績が約1000%であることを挙げ、「私たちの想像以上の盛り上がりで凄く嬉しいです」と素直に驚きを見せ、モモコに関西弁の指導を受けたことに感謝を述べつつも、「私の関西弁がイマイチだったらモモコさんのせい…」とオチを付けた。これにはモモコも「私のせい!?ほめてくれる話ちゃうの!?」とツッコみ、笑いのテクニックと仲の良さを観客に見せつけた。そんな益若だが、「梅田ダンジョン」にまつわるセリフを一人で端の方で独り言のように何度も繰り返していたことをGACKTに暴露され、観客からは拍手と爆笑が起こった。

公開2週目を迎え、週末明け時点で興行収入は11億円を突破。関西への愛ある「ディス」も話題になっている本作について、周りからの反響を聞かれた藤原は「やっぱりありましたね。ネタバレにならない様に言いますと…」と少し思案してから、「和歌山、奈良、滋賀の方々のことをディスらなきゃいけないので、全国に向けて色んな人が来たら嬉しいなあ!という思いで思いっきりディスらさせてもらいました」と振り返った。

モモコは「初日観に行ったのですけど、すっごい人でビックリしました。上映回数アホちゃうかと思いました。でも皆さんいっぱい入ってくれて嬉しかったです」と素直な喜びと感謝を伝えた。

アキラは父親が滋賀県出身で、母親が埼玉県出身であることを告白し、「僕はこの映画のために生まれてきたんじゃないかと、お袋がめちゃくちゃ喜んでて嬉しかったです」と一番近いファンからの温かい反応を明かした。

また、モモコが「知事も観たって言うてましたよ!僕あんなんと絶対ちゃうって言うてはりましたけど!」と現実の大阪府知事である吉村洋文知事の話題を出すと、藤原も「(片岡)愛之助にもそういうクレーム入ってました!(愛之助が)知事の役をやるんですよ、って公開1か月前くらいに言うてたんですけど、絶対観に行きますね!と言って知事さんはすぐ観てくださって、めちゃめちゃ悪モンやったやないですかッ!ってクレームが」と、作中で夫婦共演を果たした片岡愛之助のエピソードを披露した。

上映前という事でネタバレは控えつつ、集まった観客に注目してほしいポイントを聞かれたGACKTは「いい表現で言うとオマージュ、普通に言うとパクリですね」と笑いを取りつつ、「(パクリが)沢山入っているので、いくつパクリが入っているのか数えていただくのはアリなんじゃないかと…。あと、こういう作品を作るときって許可を取るのが普通なんですけど、ほとんど許可を取っていない。(監督が)未だにクレームが入ってないと喜んでましたから、ボクは訴えられると思ってます。ボクの予想ではあと2週間くらいで公開中止になると思う」と自虐を交えてアピールした。

また、藤原は「(愛之助との)結婚後の2人の共演は初でしたのでそこのシーンを楽しんでほしい、凄く仲の悪い役だったのでお芝居はやりやすかった」と盛り上げ、モモコは「そこにその人おった!?みたいなのがいっぱい出てるんですよ。なので最後までしっかりゆっくりじっくり観て欲しい」と出演者が豪華すぎる今作だからこその楽しみ方を紹介。

さらに加藤は「埼玉ポーズ間違えている人がいて…!埼玉解放戦線の中に一人だけいて、それ見つけたら凄いです!」と共演者さえも気づかないコアなネタを紹介し、益若は「埼玉はこういうところだよ、と予備知識として」と埼玉県出身の生い立ちを存分に活かし、「埼玉には海が無い…しらこばと水上公園というプールに毎年行っていた…海に行くとなったら茨城の大洗か千葉の九十九里浜で砂が凄く黒い…私は今でも泳げない…おうちには必ず草加せんべいと十万石饅頭があり…11月14日の埼玉県民の日はみんなディズニーランドに行きます」と埼玉県あるあるを披露。アキラは「現代パートには埼玉県内あるあるが登場しますが、その中にも大阪の描写がありそこに注目してほしい」と今作の伝説パートと現代パートという特殊な構造を挙げ、期待を煽った。

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~

ここで、本作の大ヒットを祝して鏡開きを実施することに。『翔んで埼玉』特別仕様の樽がステージ前に準備されると、MCの「『翔んで埼玉』大ヒット!おめでとうございます!」という言葉に続き、木槌を手にした6人が「おおきに~!」と勢いよく樽を割った。

樽の中はたこ焼きを模したたこ焼きボールで、6人はそこにサインを書き込み、来場した観客に手投げでプレゼントしたが、その際、GACKTがこの日の日付(12月4日)を誤って11月と書いてしまったことを加藤と益若に目ざとく見つけられ、GACKTも大笑いするという、前作からの絆を感じさせる一幕もあった。

会場が大興奮となる中、もう一つおまけに、とキャスト6人の手に握られたたこ焼きボールは、なんと作中にも登場する「くくる」のたこ焼き無料券付きという太っ腹。6人から、もう一度たこ焼きボールが投げられると歓喜の声が上がり、過去に例を見ない舞台挨拶でのサインボールの演出が会場を驚きと熱狂に包んだ。

あっという間に時間は過ぎ、キャストを代表してGACKTが「今回はパート1(『翔んで埼玉』)に比べてかなりスケールアップしております。モモコさんもさっきおっしゃっていたようにエンドロールにいろんな方のお名前が出て来ます。ボクもエンドロールを見てアキラさんが出ているのを知りました」とおどけ、すっかり温かくなった会場に笑いを起こすと、「他にも有名な方の無駄使いが凄いです」と明かした。

続けて、「今日はゆっくりと堪能して、面白いところでは大声で、皆さん赤の他人だと思いますが、他人と、全然知らない人たちと笑いを共有して笑って、幸せな気持ちになるってなかなか経験することも無いと思うので、ここでめいいっぱい楽しんでもらえればなと思います。今日は本当にありがとうございました」と挨拶し、イベントは幕を下ろした。

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~
翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~

プロローグ
その昔、東京都民からひどい迫害を受けていた埼玉県人は自由を求め立ち上がった。
麻実麗・壇ノ浦百美をはじめとする埼玉解放戦線の活躍により通行手形制度が撤廃され埼玉は平穏な日常を手に入れた。
しかし、それは単なる序章に過ぎなかった…。
さらなる自由と平和を求め、埼玉の心をふたたびひとつにするため、埼玉解放戦線は次なる野望へと突き進む。
~日本埼玉化計画・第Ⅱ章 東西対決~
遥か西の地・関西へと飛び火したこの事態は東西の天下を分かち全国をも巻き込む大事件へと発展していく。
史上類を見ない壮絶なディスバトルの火蓋が今、切られようとしていた――。

作品タイトル:『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』
出演:GACKT 二階堂ふみ 杏 片岡愛之助 ほか
原作:『このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉』魔夜峰央(宝島社)
監督:武内英樹(「のだめカンタービレ」シリーズ、「テルマエ・ロマエ」シリーズ、「ルパンの娘」シリーズほか)
脚本:徳永友一(「探偵の探偵」「僕たちがやりました」『かぐや様は告らせたい』シリーズ、『ライアー×ライアー』ほか)
配給:東映

公式サイト:https://www.tondesaitama.com/
公式X:@m_tondesaitama
公式TikTok:@m_tondesaitama
コピーライト:(C)2023 映画「翔んで埼玉」製作委員会

絶賛上映中

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