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anemoメンバーに登録して、映画レビューを投稿しよう!メンバー登録(無料)はこちら 》今もなお世界中で小説や映画に登場し、さまざまな展覧会が開かれる、時代を超えた“謎多き天才”レオナルド・ダ・ヴィンチ。2015年には「ミラノ万博/EXPO 2015」中のプログラムとして「レオナルド・ダ・ヴィンチ特別展 “Leonardo 1452-1519」が開催され再注目を集めた“世紀の天才”の偉業と知られざる人物像と謎を紐解くドキュメンタリー映画だ。
映画は春の朝、パリのルーヴル美術館でレオナルドの傑作〈ラ・ベル・フェロニエール〉が、ミラノ万博「レオナルド・ダ・ヴィンチ特別展 “Leonardo 1452-1519」会場へと運ばれる場面で幕を開ける。カメラはレオナルドの生まれ故郷、トスカーナのヴィンチ村から才能を開花させたフィレンツェへ、そして円熟期を過ごしたミラノへ。ミラノでレオナルドは〈岩窟の聖母〉や、『ダ・ヴィンチ・コード』のヒットでますます注目を集めた最高傑作〈最後の晩餐〉を描いた。またその一方で工学や自然科学に没頭し、ミラノ公ルドヴィコ・スフォルツァのもとで軍事技術や都市計画に関するスケッチも残すなど、もっとも充実した時期を送った。映画には各分野の研究家が登場し、レオナルドが天才と称されるゆえんを解説。またレオナルドを取り巻く人々が登場する再現ドラマでは、彼らの目線から見たレオナルドの多才さと熱意、レオナルドが生み出そうとしたテクノロジーやそのプロセスについても着目する。
本作では《最後の晩餐》を世界初の4Kスキャン映像で紹介するほか、〈モナ・リザ〉、〈ラ・ベル・フェロニエール〉、〈白貂を抱く貴婦人〉、〈ウィトルウィウス的人体図〉、〈岩窟の聖母〉、〈洗礼者ヨハネ〉のほか、100点以上の素描が登場。名画を映し出す圧巻の映像美とともに、ミラノの街が生み出した一人の天才の魂を目撃することができる。2019年の没後500年を迎える前に、いまなお人々を惹きつけてやまない“万能の天才”の魂に触れる映画『レオナルド・ダ・ヴィンチ 美と知の迷宮』は、1/28(土)、シネスイッチ銀座他全国ロードショー。
ピエトロ・マラーニ、マリア・テレサ・フィオリオ、ヴィットリオ・スガルビ他
監督: ルカ・ルチーニ(「ミラノ・スカラ座 魅惑の神殿」)、ニコ・マラスピーナ
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