しゃぼん玉

2017-02-01
2016「しゃぼん玉」製作委員会

直木賞作家・乃南アサのベストセラー小説、林遣都×市原悦子で待望の映画化!愛を知った若者が人生を再生していく過程を描いた感動傑作

謝って人を刺してしまった伊豆見(林遣都)は、逃亡途中に老婆・スマ(市原悦子)を助けたことがきっかけで、彼女の家に居座ってしまう。
初めは金を盗んで逃げるつもりだったが、伊豆見をスマの孫だと勘違いした村の人々に世話を焼かれ、山仕事や祭りの準備を手伝わされるうちに、伊豆見の荒んだ心に少しづつ変化が訪れた。
そして10年ぶりに村に帰ってきた美知(藤井美菜)との出会いから、自分が犯した罪を自覚し始める。
「今まで諦めていた人生をやり直したい」――決意を秘めた伊豆見は、どこへ向かうのか…。

原作は、直木賞作家・乃南アサのベストセラー小説『しゃぼん玉』(新潮文庫刊)。阪本順治監督や和泉聖治監督の元で助監督を努め、TVドラマ「相棒」シリーズで演出を手掛けてきた東伸児の、劇場初監督作品となる。
主演の伊豆見役に、又吉直樹原作のNetflixオリジナルドラマ「火花」(主演)等立て続けに話題作に出演し、活躍が目覚ましい林遣都。伊豆見が逃亡先で出会う老婆・スマ役には、日本を代表する女優・市原悦子。韓国で爆発的人気を誇る新鋭・藤井美菜や、綿引勝彦、相島一之ら実力派が脇を固めている。

2017年3月4日(土)より シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー!!
公式サイト
配給:スタイルジャム

キャスト

林遣都、藤井美菜、相島一之、綿引勝彦、市原悦子

スタッフ

原作:乃南アサ『しゃぼん玉』(新潮⽂文庫刊)
主題歌:秦基博「アイ(弾き語りVersion)」(OFFICE AUGUSTA)
脚本・監督:東伸児

レビュー

この作品のレビューを投稿する
「みんなの映画レビュー」に投稿いただくには、アネモのメンバーになる必要があります。投稿いただいた内容は、一旦、編集部にて目を通した上で掲載させていただきます。詳しくは『みんなの映画レビュー利用規程』をご確認ください。

眼が溶けそうなくらい泣けました。

評価: ★★★★★ (5点) 投稿者:lisagogo2017-02-28

市原悦子さんの演じるおばあちゃんが「坊はええ子じゃ」とあたたかく、ささくれだった青年を拾い入れる。宮崎県の平家落人の里で、里の料理と山からの眺望がすばらしく、里山での体力を使う厳しい仕事など、都会に住む私には、映像もとても新鮮だった。林遣都さんの演技もすさまじいぐらい素晴らしい。めぐりめぐって、こんな出会いが現実でもあったらいいな、あったのかもしれない。年に平均100本、過去2000本近く映画を見ましたが、こんなに素敵なストーリーと出来栄えの映画に出会えることは稀。第1級品。市原悦子さんが主演されているので、良い映画に違いないと思いましたが、私の予想以上でした。神さまがこんな出会いをプレゼントしてくれたらいいな、「超感動ー」なんて書いたら安っぽいかもしれないですが、見た直後の素直な感想です。人と人とが巡り合って、とにかく、涙がこぼれます。心がきれいになります。本当に素敵な映画でした。一人でも多くの人にこの映画が届きますように。信頼してもらえることの大切さ。戻る場所のあることのありがたさ。見れば、自分の心にも、心の里が宿ります。

しゃぼん玉

評価: ★★★★★ (5点) 投稿者:まるこっこ2017-02-28

始まりは衝撃的。引き込まれて観ていると、場面は宮崎県北部に変わり美しい景色と市原悦子さんの声がピッタリで癒されました。待つ人が居る事、帰る場所がある事がどんなに素敵な事だろうと思いました。どのご飯もとても美味しそうでした。義母に会いに行きたくなりました。秦さんの「アイ」とても良かったです。