セドリック役声優・日野聡、自前のローブと杖で登場『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』20周年記念上映会

映画『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』公開20周年記念上映会が7月3日に都内で行われ、スペシャルゲストとして本作の日本語吹替版でセドリック・ディゴリー(ロバート・パティンソン)役を務めた声優の日野聡が登壇した。

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本作では、ホグワーツ魔法魔術学校、ボーバトン魔法アカデミー、ダームストラング専門学校の三大魔法学校が一堂に会し、勇気・知性・魔法を競い合う伝説の「三大魔法学校対抗試合(トライウィザード・トーナメント)」が100年ぶりに開催。<炎のゴブレット>によって試合に参加する各校の代表選手が選ばれる中、立候補すらしていないハリー・ポッターが代表の1人に選ばれてしまい、各校の代表選手とともに3つの危険な課題に挑むことに。ハリーの成長と試練、友人との確執や別れ、そして闇の帝王ヴォルデモートの復活など、これまでとは雰囲気が一変し、シリーズの転換期とも言える壮大な戦いが描かれる。

会場に集まった『ハリー・ポッター』シリーズのコスチュームに身を包んだファンたちに盛大な拍手で迎えられた日野は、「みなさん本日は楽しんでいってください。よろしくお願いします!」と挨拶。セドリックが所属するハッフルパフ寮のローブを羽織り、杖も持ってイベントに登場した日野は、「このローブは、先日スタジオツアー東京に行ってきたときに買いまして、名前も入れられたので「Satoshi」と刺繍を入れてもらいました!」を満足気な表情で衣装をアピール。さらに、「杖にも名前を入れてもらいました!」と報告すると、MCから「どんな魔法をかけますか?」と振られ、「どんな魔法?」と困惑した表情を見せつつも、「この時間が最高に楽しくなーれ!」と杖を使って呪文を唱え、会場から笑いと拍手が巻き起こった。

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本作が2005年の劇場公開から20周年を迎えた率直な気持ちを聞かれると、「20周年と聞いて、もうそんなに経ったんだって驚いています。そして、20年以上も愛されるこの『ハリー・ポッター』という作品でセドリックというとても重要な役をやらせていただけて光栄だなって改めて思いますし、すごくたくさんの方にセドリックは愛されているなと思うので、自分自身が関われたことにすごく幸せを感じています」と話し、感慨深い様子を見せた。

映画『ハリー・ポッター』シリーズの制作の舞台裏を体験できる「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッター」(以下、スタジオツアー東京)でも、特別企画「炎のゴブレット」が開催中の本作。スタジオツアー東京では、セドリックが実際に劇中で着用した衣装など本作にまつわる貴重な展示が行われており、イベント会場にはその展示の一部が写真パネルでも用意された。

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先日この特別企画を体験してきたという日野は、「スタジオツアー東京が完成したときに、日本語吹替に関わっていたことでご招待いただいたんですけど、そのとき仕事で行けなかったんですよ。マネージャーが代わりに行ってくれたんですけど…。行きたいな、行きたいなと思っていたところに、今回『炎のゴブレット』が始まって、このチャンスには絶対行くぞと思って、つい先日子供たちと行ってきました」と報告。

さらに感想を聞かれると、「広間とか大広間とか非常に完成度が高くて、実際に使われていたものとか、設定とか知ることができました。体感型のアトラクションもやりつくして非常に満足しました」と展示やアトラクションにとても感動した様子を見せ、「セドリックの声を担当させていただいたっていうことを抜きにして、いちハリポタファンとして、楽しませていただきました」とコメントした。

続いて、トークは20年前に行われたアフレコについての話題に。セドリック役が決まった経緯を聞かれると、「こういうビッグタイトルの吹替って、日本でボイスサンプルを撮って送って、ボイスマッチングという現地で査定を受けるようなオーディションがあったんです」とオーディションを受けていたことを明かすと、会場のファンからは驚きの声が。

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日野が演じるセドリックは、三大魔法学校対抗試合にホグワーツ魔法魔術学校の代表選手として選ばれ、シリーズ最大の敵となる闇の帝王・ヴォルデモートの脅威に直面する重要な役どころだが、セドリック役が決まった時の気持ちについて、「ドキドキして結果を待っていたんですけど、セドリックで合格できて嬉しかったと同時に、『やったー!ハリポタに出られる!』と思って台本を読み込んでいくと、『え!?死んじゃうの?これからハリーとともに冒険に行けるぞとか思っていたのに、『セドリック死んじゃうの?』っていう嬉しさと寂しさと両方の気持ちで複雑な心境でした(笑)」と振り返った。

また、セドリックが登場する印象的なシーンについて話が及ぶと、三大魔法学校対抗試合で課題に挑む際に、ハリーとセドリックがお互いにヒントを教え合うシーンを挙げる日野。「そこのシーンはアフレコの時もけっこう何テイクかこだわって音響監督さんと一緒に録っていたシーンだったので印象的です」と話し、さらに「ハリーはいろいろと厳しい目を向けられていたのに、セドリックは優しく接してあげていたのも実にセドリックらしくて、彼の優しさとか人間味が素敵だなって思って見ていましたし、演じました」とコメント。

一方で、本作全体を通して一番好きなシーンについて聞かれると、もやもやしたシーンとして、舞踏会でのロンがハーマイオニーをダンスに誘いたいのに誘わないシーンを挙げ、「すごく思春期らしいもどかしさみたいなのがあって可愛いなと思ったり、ハーマイオニーに対して『もっと行けよ!行けよ!』とか色々な思いで見てました。ドレスアップしたハーマイオニーを見てロンが「わあ!」ってなってるのも見て、『行かないからだよ!』って」と理由を熱く力説した。

最後に日野は、「20年以上に渡って愛される『ハリー・ポッター』という作品で、キー(鍵)となるセドリック・ディゴリーというキャラクターをやらせていただけたことを非常に光栄に思っています。これからも、もっともっと『ハリー・ポッター』の世界が広がっていくと思いますし、数多くの世界中の方々に愛されていく作品だと思いますので、引き続きこの世界をみんなで愛し、楽しんでいけたらと思います」とファンに向けて呼びかけ、イベントを締めくくった。

『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(2005年公開)作品概要

【ストーリー】
ヨーロッパの三大魔法学校(ホグワーツ魔法魔術学校、ボーバトン魔法アカデミー、ダームストラング専門学校)が一堂に会し、勇気・知性・魔法を競い合う伝説の三大魔法学校対抗試合が、100年ぶりに開催されることに。各校の代表者を選ぶのは、〈炎のゴブレット〉と呼ばれる魔法のゴブレット。その過酷さから、出場資格は17歳以上と決められているが、なぜか14歳のハリーが選ばれ、はからずも3つの危険な課題に挑むことに。果たして彼の運命とは?ハリーの成長と試練、友人との確執や別れ、そして闇の帝王ヴォルデモートの復活――。壮大な戦いが幕を開ける。

【キャスト(日本語吹替)】
ハリー・ポッター:ダニエル・ラドクリフ(小野賢章)
ロン・ウィーズリー:ルパート・グリント(常盤祐貴)
ハーマイオニー・グレンジャー:エマ・ワトソン(須藤祐実)
セドリック・ディゴリー:ロバート・パティンソン(日野聡)

【スタッフ】
監督:マイク・ニューウェル
原作:J.K.ローリング
脚本:スティーブ・クローブス

『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』デジタル配信中
ブルーレイ&DVD発売元/販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング
権利元:ワーナー ブラザース ジャパン合同会社

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