映画『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』初日翌日の10月25日に、新宿ピカデリーにて公開記念舞台挨拶が実施され、主演の豆原一成(JO1)、共演の八木莉可子、福田歩汰(DXTEEN)、藤田玲、そして中西健二監督が参加した。

本作は、孫と祖母とが軽やかに紡ぐ、人生のふとした喜びを描く家族の物語。豆原が演じるのは、夢に迷いながらも、コーヒーにだけはこだわりがある、ちょっと頼りなくて優しい孫、等身大の大学生・拓磨役。そして市毛は、夫が遺したサプライズによって、夫に先立たれた寂しい日々から一歩踏み出し、若い頃の夢だった「学び」の日々を楽しんでいくアクティブな祖母・文子役を演じる。
この日5回目の満員御礼の舞台挨拶に立ったキャスト&監督。安藤拓磨を演じた豆原は大きなスクリーンを背景にして「で、でかい…!」と目を丸くしながら「皆さんどうでした?毛穴とか見えましたか?そこが気になった…」と大笑い。
「こんなに大きなスクリーンで本作を観たことがないので僕も今度観に来ようかなあ」とお忍び鑑賞を予告し「今日はこれで5回目の舞台挨拶ですが、毎回温かく迎え入れてくださり嬉しいし、観終わった観客の皆さんの顔色が…良い!(笑)皆さんの笑顔が見れて嬉しいです」と喜びを噛みしめていた。

拓磨の恋人・大石紗季役の八木も「こうして上映後の皆さんのお顔を拝見する機会はあまりないので、直接熱を肌で感じられるのが嬉しい」と笑顔だった。

撮影の苦労話になると豆原は「昨年の夏の撮影は…暑いのが敵でした。トレーニングをやっていて代謝が良いのか、汗をかいてしまって。でも撮影中はクーラーを切らなければならず、“汗かく汗かく!”と思っていたらどんどん汗をかいてしまいました」と苦笑い。
拓磨が憧れるカフェオーナー・清野蓮役の藤田も暑さには悩まされたようで「撮影をしたコーヒー店は凄くオシャレな場所でしたが、全面ガラス張りで太陽がカンカン照りで。暑さだけが大変でした」とまさかの舞台裏を回想した。

拓磨の先輩・森田純希役の福田は映画初出演。「優しいキャラクターばかりの中で森田純希は唯一の悪者。イライラした方もいたと思いますが、それはそれでやり切ったのでイライラしてもらえた方が僕的には嬉しい」と熱演報告。
事務所の先輩であり主演の豆原には感謝しきりで「まめちゃ…豆原さんが」と言い改めると、豆原は「まめちゃんでいいよ?」とイチャイチャ仲良し。「撮影中は豆原さんが安心してできる空気感を作ってくださったので、緊張し過ぎず良い緊張感で一緒に撮影が出来て嬉しかった」とはにかんだ。

エンドロールに流れる、秦基博書き下ろしによるJO1の主題歌「ひらく」も話題。八木は「エンドロールに曲が流れた時に映画の物語とマッチしていてさらに感動。泣いてしまって、本当に好きになりました」とすっかりお気に入り。
豆原は「心から嬉しい、という言葉しか出て来ませんでした。僕らの青春時代に聴いていた秦さんが僕らJO1の曲を、映画の主題歌を書いてくれたのが本当に嬉しかった」と笑顔爆発。秦 基博歌唱版デモテープを聴いたそうで「皆さんはここから先聴くことがないですが…。僕はそれを聴いたんだぞ!という嬉しさもあります。この曲は映画そして自分たちにとっても大切な一曲になりました」と誇っていた。

福田は「映画に合っている曲だと思ったし、自分が出演しているからとか関係なくJO1さんの中で一番好きな曲になりました」と太鼓判。藤田は「感情が揺さぶられるシーンから流れて来て、これは涙腺がヤバいなと思いつつ歌詞を聴くと映画を追体験しているような楽曲だったので、涙腺がもう一度“ひらき”ました」と楽曲タイトルに見事に絡めて拍手喝采となった。
また映画のテーマにちなんで、「これから学んでみたいもの」をそれぞれ発表。豆原は「世界史」、八木は「日本史」、福田は「演技」、中西監督は「映画」と発表。

一方、藤田は「僕はダンスがとにかく苦手。でもプロだからやらなければいけないので、もっともっと学べたらと思っていて…」と切り出し「豆原さん、弟子にしてください!」と直談判。これに豆原は「いやいや、僕に弟子入りをしたら…メチャクチャ厳しいですよ!?」と観客を沸かせる一幕も。
5回目の舞台挨拶も大盛況となって、あっと言う間に終了の時刻に。最後に主演の豆原は「この映画は温かい作品です。僕が何かを言うよりも、観ていただいた皆さんが感じたものがあるのかなと思います。それを感じられるのがこの映画の良いところ。家族や友人、恋人と何度も映画館で観ていただければ嬉しいです」と呼び掛け、会場からもその真摯な言葉に応えるように大きな拍手が鳴りやまず、終始温かな雰囲気での舞台挨拶となった。
『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』
出演:豆原一成(JO1) 市毛良枝 酒井美紀 八木莉可子 市川笑三郎 福田歩汰(DXTEEN) 藤田玲 星田英利 長塚京三
監督:中西健二
脚本:まなべゆきこ
音楽:安川午朗
主題歌:「ひらく」JO1(LAPONE ENTERTAINMENT)
制作プロダクション:PADMA
原案:島田依史子「信用はデパートで売っていない 教え子とともに歩んだ女性の物語」(講談社エディトリアル刊)
原案総責任:島田昌和
配給:ギャガ
(C)2025「富士山と、コーヒーと、しあわせの数式」
https://gaga.ne.jp/fujisan_and_coffee
全国公開中
関連記事
■ JO1豆原一成、市毛良枝ら登壇『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』公開記念舞台挨拶 “幸せにしてくれるもの”とは?
■ 『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』JO1豆原一成演じる拓磨、転機を映し出す本編シーン解禁
■ JO1豆原一成が本格的なコーヒーを振る舞うシーン『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』メイキング映像公開
■ JO1豆原一成×市毛良枝『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』場面写真公開 プレミアム先行上映会も決定
■ 『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』本予告編解禁 主題歌は秦基博が書き下ろし、JO1が歌う「ひらく」に決定
■ JO1豆原一成×市毛良枝W主演『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』新キャスト発表&場面写真解禁
■ JO1豆原一成と市毛良枝がW主演『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』公開決定 ティザーポスター&特報解禁