劇場アニメーション映画『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』場面写真13点が一挙解禁

劇場アニメーション映画『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』の場面写真が解禁された。

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本作は太平洋戦争、すでに日本の戦局が悪化していた昭和19年9月15日からはじまった「ペリリュー島の戦い」と、終戦を知らず2年間潜伏し最後まで生き残った34人の兵士たちを描いたアニメ作品。

原作は白泉社ヤングアニマル誌で連載された武田一義による同名漫画(全11巻/外伝全4巻)。板垣李光人は心優しい漫画家志望の主人公・田丸均を、中村倫也は頼れる相棒・吉敷佳助を演じる。

南国の美しい島で相次ぐ戦闘、飢えや渇き、伝染病。家族を想い、故郷を想いながら、若き兵士が次々と命を落としてゆく。そんな壮絶な世界を田丸と吉敷は必至で生き抜こうとする。自決も許されない持久戦、1万人中最後まで生き残ったのは僅か34人だった地獄のような戦場、ペリリュー島で若者たちは何を想い、生きたのか。壮絶な世界で紡がれた戦火の友情物語が描かれる。

今回解禁となったのは、田丸と吉敷の2人の固い絆が垣間見えるシーンや、アメリカ軍からの激しい銃撃を受ける日本軍、そして美しき楽園が激戦の末、まるで地獄のような血の海と化した様子などを捉えた、計13点の場面写真。

断崖絶壁の崖をお互いに支え合いながら登り、満点の星空の下でシャボン玉を吹く吉敷とそれを穏やかに見守る田丸の姿からは友情を感じさせる。一方で、夜間の銃撃の中を決死の表情で突き進む日本兵たちからは、凄惨な戦場の様子が垣間見える。

加えて、島田少尉(CV:天野宏郷)から功績係に任命される田丸や、豪雨の中の戦闘で田丸を救うべく鬼気迫る表情でアメリカ兵に襲いかかる吉敷。他にも、厳しい戦局にもわずかな希望と覚悟を胸に抗い続ける兵士たちの姿が描き出されている。

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ストーリー
太平洋戦争末期の昭和19年、南国の美しい島・ペリリュー島。そこに、21歳の日本兵士・田丸はいた。漫画家志望の田丸は、その才を買われ、特別な任務を命じられる。それは亡くなった仲間の最期の勇姿を遺族に向けて書き記す「功績係」という仕事だった。
9月15日、米軍におけるペリリュー島攻撃が始まる。襲いかかるのは4万人以上の米軍の精鋭たち。対する日本軍は1万人。繰り返される砲爆撃に鳴りやまない銃声、脳裏にこびりついて離れない兵士たちの悲痛な叫び。隣にいた仲間が一瞬で亡くなり、いつ死ぬかわからない極限状況の中で耐えがたい飢えや渇き、伝染病にも襲われる。日本軍は次第に追い詰められ、玉砕すらも禁じられ、苦し紛れの時間稼ぎで満身創痍のまま持久戦を強いられてゆく――。
田丸は仲間の死を、時に嘘を交えて美談に仕立てる。正しいこと、それが何か分からないまま…。そんな彼の支えとなったのは、同期ながら頼れる上等兵・吉敷だった。2人は共に励ましあい、苦悩を分かち合いながら、特別な絆を育んでいく。
一人一人それぞれに生活があり、家族がいた。誰一人、死にたくなどなかった。ただ、愛する者たちの元へ帰りたかった。最後まで生き残った日本兵はわずか34人。過酷で残酷な世界でなんとか懸命に生きようとした田丸と吉敷。若き兵士2人が狂気の戦場で見たものとは――。

『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』
声の出演:板垣李光人 中村倫也 天野宏郷 藤井雄太 茂木たかまさ 三上瑛士
原作:武田一義「ペリリュー ―楽園のゲルニカ―」(白泉社・ヤングアニマルコミックス)
監督:久慈悟郎
主題歌:上⽩⽯萌⾳「奇跡のようなこと」(UNIVERSAL MUSIC / Polydor Records)
制作:シンエイ動画 × 冨嶽
配給:東映
(C)武田一義・白泉社/2025「ペリリュー -楽園のゲルニカ-」製作委員会
https://peleliu-movie.jp/

2025年12月5日(金)全国公開

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