映画『スマッシング・マシーン』メイキング画像公開 ドウェインが挑んだ肉体改造、監督が追求したリアリズム演出とは

A24製作、ドウェイン・ジョンソンが主演を務める映画『スマッシング・マシーン』より、メイキング画像が公開された。

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本作は、日本中を熱狂の渦に巻いた総合格闘技の祭典「PRIDE」の創成期にあたる1997年から2000年にかけて活躍した、伝説の格闘家マーク・ケアーの知られざる軌跡を描く実話。当時日本で“霊長類ヒト科最強”と謳われるほど、恵まれた体型に相応しい華やかな戦歴を誇り、キャリア絶頂期にあったケアー。しかし、やがて訪れたはじめての“敗北”が彼の人生に暗い影を落とす―。

プロレスラー“ザ・ロック”として不動の人気を獲得した後、ハリウッドのトップスターに上り詰めたドウェインが主人公のケアーを演じ、屈強な男にのぞく繊細な一面を丁寧に体現。また、ケアーの恋人ドーン役をエミリー・ブラントが演じる。さらに現役格闘家のほか、大沢たかお、布袋寅泰ら日本人キャストも出演する。

本作の監督・脚本を手掛けたのは、兄のジョシュ・サフディとともに『グッド・タイム』『アンカット・ダイヤモンド』などの共同監督を務めたベニー・サフディ。本作が単独での初長編監督作品となるが、彼は監督としてだけでなく、俳優としても活躍しており、ポール・トーマス・アンダーソン監督の『リコリス・ピザ』やクリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』など名監督の映画に次々と出演。まもなく公開される映画『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』では新たに登場する「クッパJr.」役の声優も務めている。

そんなベニー・サフディ監督が本作で追求したのは、徹底したリアリズムだ。撮影監督のマセオ・ビショップと共に、「リングは聖域であり、カメラチームが立ち入ることは許されない」というルールを提言。観客と同じ視点から試合を捉えるドキュメンタリー的な手法を採用し、PRIDE大会の熱気、そしてロッカールームに漂う仲間の絆と孤独を鮮明に映し出している。

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兄であるジョシュ・サフディが監督した映画『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』も本作と同じく、実在のスポーツ選手の半生を描き、日本をメインの舞台にしている点など通じる点が多いのだが、リアリティへのこだわりは、格闘技における描写のみならず、ケアー本人の内面を深く掘り下げることにも発揮されている。「スポーツ映画の中で一番正直で誠実な作品を作りたかった」と監督自身が明かしている。

さらに、ベニー・サフディ監督はドウェインにも徹底した体づくりをリクエスト。「今と当時ではファイターたちの体型が大きく異なる。重視したのは、ドウェインの肉体を2000年頃のファイターのようにすること。もっと“パンプアップ”してほしい。大きくではなく、膨らませる感じで」と具体的な要望を伝え、ドウェインもそれに応えるため、過酷なトレーニングと食事管理を自らに課して撮影に臨んだそう。解禁されたメイキング画像でも、ベニー・サフディ監督と並び立つドウェインの肉体は、美しいほどに徹底的に作り込まれている。

ストーリー
1997年の総合格闘技デビュー以降、無敗のまま頂点へと駆け上がったマーク・ケアー(ドウェイン・ジョンソン)。UFCでの連覇を経て、日本のPRIDEでも快進撃を見せると“霊長類ヒト科最強の男”の異名で恐れられる存在となる。しかし勝利を重ねるほどに、その重圧は彼の心を静かに浸食。同棲する恋人ドーン(エミリー・ブラント)との関係も次第に悪化していき、鎮痛剤への依存を深めていく。やがて初めての敗北を喫した“最強の男”は、ついに自らの弱さに向き合い、人生の再起をかけもう一度リングに挑むことを決意する―。

『スマッシング・マシーン』
出演:ドウェイン・ジョンソン、エミリー・ブラント、ライアン・ベイダー、バス・ルッテン、オレクサンドル・ウシク、大沢たかお、石井慧、光浦靖子、布袋寅泰 ほか
監督・脚本:ベニー・サフディ
2025年|アメリカ|原題:The Smashing Machine|上映時間:123分|字幕翻訳:佐藤恵子|映倫:G
配給:ハピネットファントム・スタジオ
(C)2025 Real Hero Rights LLC
https://a24jp.com/films/smashingmachine/

5月15日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開

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