中川龍太郎監督作、福地桃子×河瀨直美『恒星の向こう側』予告編解禁 10月30日公開決定

中川龍太郎監督最新作、福地桃子と河瀨直美が共演する映画『恒星の向こう側』の公開日が10月30日に決定。メインビジュアルと予告編が解禁された。

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本作は、中川龍太郎監督が、『走れ、絶望に追いつかれない速さで』(15)『四月の永い夢』(17)に続いて、喪失と再生をテーマに撮り上げた3部作の最終章。誰よりも深く逃れようのないもので結びついているがゆえに、どうしてもお互いを許せなかった母と娘は、死という現実を前にしてそれぞれと向き合ってゆく。

東京でこどもの居場所支援をするNPOで働く未知は、母親の可那子が倒れたという連絡を受けて、久しぶりに実家のある奈良へ帰る。そこで知らされたのは、可那子が進行性のがんを患っており、治療を拒否しているという事実だった。闘病生活をサポートするために休職して戻ってきた未知に可那子は言う。「親子でもな、他人やで」。自分の選択を母に否定されながら育ったトラウマから抜け出せない未知と、思うように娘を愛せなかった可那子は、親子関係に確執を抱えていた。そこへ未知の夫で演出家の登志蔵がやって来る。登志蔵に別れた未知の父親を重ねる可那子。実はこのとき未知の体には新しい命が宿っていた。

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主人公の未知を福地が演じ、母の顔色をうかがいながら大人になり、自分が母親になることにも自信を持てない女性が、一人の人間としての母を知ることで自らの人生を肯定していく姿を繊細かつ力強く体現した。その母親である可那子には、中川監督たっての希望によって、『あん』(15)『たしかにあった幻』(26)などの監督として知られる河瀨の出演が実現。2025年の第38回東京国際映画祭では、福地と河瀨がそろって最優秀女優賞を受賞した。

未知の夫で過去に縋る登志蔵には、寛一郎。また、可那子の過去の秘密の鍵を握る万理を朝倉あき、若き日の可那子を南沙良、未知が働く児童施設の職員役に久保史緒里と三浦貴大、現在の万理には中尾幸世が扮する。

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劇中では1980年代から2025年までいくつもの時代を、そして奈良と北海道・野付半島の地を行き来しながら、現在と過去の対話の中で人と人のつながりが語られ、中川監督ならではの映像美が言葉にならない感情を映し出す。さらにその一部を創作過程の演劇作品として描くことにより、登場人物の個人的な体験を普遍的なドラマへと昇華させた。

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今回、解禁された予告編は、母を嫌い続けた娘が、余命僅かとなった母の人生をたどることで自分自身と向き合っていく旅を、中川龍太郎監督らしい静謐で詩的な映像で描き出している。劇伴と主題歌「まばゆく」を手がけたのは、劇場アニメ『ルックバック』(24)、現在放送中のドラマ「Tシャツが乾くまで」(TBS)などの音楽を担当するピアニスト・作曲家のharuka nakamura。予告編の最後のカットでは、母と娘と思われる二人が、やさしい夕暮れの光の中でおんぶした後ろ姿が映し出されている。

『恒星の向こう側』
出演:福地桃子 河瀨直美 寛一郎 朝倉あき 南沙良 三浦貴大 久保史緒里 中尾幸世
監督/脚本/編集:中川龍太郎
音楽:haruka nakamura
2025年/日本/カラー/シネマスコープ/DCP/5.1ch/92分
制作プロダクション:Production I.G
配給:NAKACHIKA
(C)2025映画「恒星の向こう側」製作委員会
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10月30日(金)新宿武蔵野館、TOHOシネマズシャンテほか全国公開

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