綾瀬はるか、真っ赤なバブル時代風衣装で登場 映画『ファーストボイス』完成披露試写会

映画『ファーストボイス』の完成披露試写会が9月13日に都内で実施され、綾瀬はるか、ファーストサマーウイカ、松本穂香、工藤阿須加、水川かたまり(空気階段)、木村多江、前田哲監督が登壇した。

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(左から)前田哲監督、工藤阿須加、松本穂香、綾瀬はるか、
ファーストサマーウイカ、木村多江、水川かたまり

本作は、昭和の終わりから平成初期を舞台に、当時「常識」と片付けられていた世間の偏見や理不尽なハラスメントに対し声をあげて立ち上がった女性たちの闘いを描くリーガルエンターテインメント。
日本で初めて「ハラスメント」が事件となり、“常識”という壁に挑み未来を変えていくさまが描かれる本作のストーリーに因み、綾瀬、ウイカ、松本の3人が舞台上に置かれた壁をぶち破って登場するサプライズ演出でイベントが幕を開けた。

困った人を放っておけないお人好し弁護士であり、三児の母、「この裁判は未来に繋がる」と信念を胸に立ち上がる、朝日道子を演じた綾瀬は、「本日はお越しいただきありがとうございます。初めてお客さんに見ていただくということで楽しみにしていました」と初のお披露目を喜んだ。

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職場で理不尽な嫌がらせを受け、大好きな仕事をも奪われたとして会社と上司を相手に提訴したいと朝日に相談を持ち掛ける、上原恵を演じたウイカは「実話に着想を得た物語ということで、きっと今生きるみなさんにつながる物語なので、そういった部分を観ながらみなさんの人生を感じてもらえたら」と挨拶した。

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朝日の弁護士事務所で働く新人弁護士・藤野栞を演じた松本はサプライズ登場に触れ「初めての登場の仕方でまだ心拍数が上がっています。初のお披露目ということで皆さんに楽しんでいただきたい」と笑顔で挨拶した。

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恵が勤めていた出版社の広告クライアントで、被告側の証人として出廷する小松貴教を演じた工藤は「この映画は勇気がもらえる最高に楽しめる映画になっているので、ぜひ楽しんでもらいたい」と作品の出来に太鼓判を押した。

恵がかつて勤めていた出版社、担当雑誌の編集長で、年下で優秀な恵の才能を認められず、追い詰めていく澤口裕人を演じた水川は「季節の変わり目ですので体調管理をしっかりしてください」と観客を気遣うあいさつで笑いを誘った。

セクシュアル・ハラスメントについて理解の深い弁護士で、朝日の信念に共感し共に立ち上がる宮本由莉子を演じた木村は「私もこの映画を観て一歩踏み出す勇気をもらったので、みなさんも映画を観終わりましたら、周りの人への宣伝に協力してほしいです。みなさんも一歩ふみだしてください」とアピールした。

前田哲監督は「できる限り80年代90年代のヘアメイク、服装などをリアルに再現してます。その時代を経験されている方にとっては懐かしく、知らない若い世代にとっては新鮮に映るかと思います。そのファッションをキャスト陣が完璧に着こなしてお芝居をしている。そういうところも楽しんでほしいです」とコメントした。

劇中で着用した衣装をイメージしたスタイリングで登場した綾瀬。ポスタービジュアルでも着用されている赤のボディコンさながらのバブリースタイルについて「バブル時代の雰囲気を取り入れつつ、今の感じも取り入れつつ、着ると洋服からエネルギーをもらえる。時代の雰囲気を感じてほしいと思ってます」と衣装のポイントと本作の見どころに言及した。

本作は実際に起きたハラスメント裁判に着想を得た物語。そこで撮影に取り組む際の気持ちを聞かれると綾瀬は、当時の裁判の記事や資料を読み込んだと明かし「どういう思いで先生たちが闘っていたのか勉強しました」と語った。

ウイカは「実際に生の声、本人からお話を聞かせていただいた。あと裁判のシーンというのは空気感がどうしてもわからないので、実際に傍聴に足を運んで、そこにいる人が纏う雰囲気というのを体で感じて少しでも撮影に持ち込めるようにしました」と語り、自身が着ている黄色い派手な衣装についても「ビジュアルは普段と変わらず色の暴力と言いますか。まずは見た目から入っていくというのもこの作品では大事」と話した。

松本は「資料を読み込んで、昔の話ですけども、今この映画をやる意味を考えながら撮影に挑ませていただきました」とその心構えを明かした。

工藤、水川は被告の立場として女性弁護団と対峙する役どころ。工藤は「怖かったですね。もちろんお芝居なんですけど、自分の心を刺されているような、すごくリアルで、女性を怒らせちゃいけない」、水川も女性を苦しめる役どころで、女性キャストに「すみませんでした」とこの場を借りて謝罪。「一日中裁判のシーンで被告人席に座っていると、本当に悪いことをしたんじゃないかと考えてしまう。ホテルに帰ったら癒しのために“コビトカバ”を観ていました」と苦労を吐露した。

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弁護団の一人として戦っていく役どころの木村はそんな男性キャストについて「二人が良いお芝居をされていました」と称賛を送り、撮影現場で「女子高のようにべらべらしゃべっていて、監督に怒られたりしました」と振り返った。

ハラスメントは、今もなお問題視されているテーマ。現代にもつながるその問題をエンターテインメントとして昇華させる上で意識した点について前田監督は「観た人がどう感じるのかどういう風に思うのかが1番。だからファーストボイスというよりはファーストオーディエンスという気持ちで」とコメントし、観客の目線を大事に考えていることを伺わせた。

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また、本作の主題歌がちゃんみなの「History」に決定したことが発表されたこの日。劇中に登場する常識に立ち向かい歴史を揺り動かしていった女性たちのように、強いメッセージが印象的な楽曲について、綾瀬は「ちゃんみなさんの声だったり曲が持つエネルギーが、見終わった後にみなさんに想いを届けてくれる曲だなと思いました」、前田監督も「想像をはるかに超える強い楽曲。この曲のおかげで映画が良い締めくくりになったかなと思います」と喜んだ。

作品のテーマ“一歩踏み出す勇気”にちなみ、登壇者が未来のために打ち破りたい壁をフリップに書いて発表、「ファーストボイス宣言」をした。

綾瀬は“いつか使うかもの壁”と宣言し、「いつか使うかもって思うと手放せなくて、ある程度まで行くと捨てられない、いつか使うかもしれない軍団の壁がなかなか超えられないですね」と説明。

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ウイカは“後回しの壁”と書き、劇中の朝日のセリフ“レッツビギン”に触れ、「ほんとにビギンしないと始まらないし終わらない」と説明した。

松本は“ドアの壁”と宣言し、「おうちのドアのことで。お休みの日は一日同じ場所から動かないこともあるくらいおうちが好き」と明かすと、木村から「現場でも一番早く帰ってた」と突っ込まれていた。

そんな木村の宣言は“心の声の壁”。「次の日の仕事が午後からだったりすると夜起きていたい、と心の声が聞こえてきて、首がもげそうなのに起きている。美容と健康のために寝ます」と壁を破る宣言をした。

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水川は“進研ゼミの壁”と記入。「ソラマメという名前の犬を飼っていて、その犬に進研ゼミから勧誘のハガキが届くんです。とてもそれが可愛いので、犬史上初の契約してみようかな」とその理由を説明し会場を驚かせた。

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工藤は“断捨離の壁”にした理由について「自分で買ったものは捨てられるんですけど、もらったものはその人の顔が浮かんで捨てられない」と優しいエピソードを話してくれた。

前田監督は綾瀬の意外な才能に言及。「みんなのイラストを描いていたり、色んな才能があるんです。本作で綾瀬はるかが色んな壁をぶち破っている」と話した。

最後に綾瀬が「この話は実話に着想を得て、常識という見えない壁に奮闘していく人たちのお話です。その姿を見て勇気とか踏み出すことの大切さを感じていただけたら嬉しいです。男女問わず楽しんでいただけるエンターテインメント作品に仕上がっているかと思います。面白かったら友達を連れてまた観に来てください!」とメッセージを寄せ、イベントを締めくくった。

『ファーストボイス』
出演:綾瀬はるか、ファーストサマーウイカ、松本穂香、峯村リエ、山田真歩、工藤阿須加、水川かたまり(空気階段)、鈴鹿央士、迫田孝也、酒向芳、木村多江、筒井道隆
監督:前田哲
脚本:橋本裕志
音楽:富貴晴美
製作:「ファーストボイス」製作委員会
配給:松竹/ワーナー・ブラザース映画
©2026「ファーストボイス」製作委員会
https://movies.shochiku.co.jp/firstvoicemovie/

2026年10月2日(金)全国ロードショー

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