柳楽優弥が主演を務める映画『RYUJI 竜二』より、竜二を取り巻く男たちを演じた三宅健、伊藤英明、RYUKI(MAZZEL)、千原ジュニアの特別インタビュー映像が公開された。

本作は、1983年に公開された映画『竜二』が原作。主演・脚本を務めた金子正次の生き様と、当時の社会の空気が鮮烈に重なり合い、大きな反響を呼んだ。そして公開からわずか8日後、金子が逝去したことも重なり、作品は日本映画史に刻まれる“伝説”となった。
柳楽は、裏社会で生きながらも、愛する家族を守ろうともがく竜二を熱演。さらに、竜二を愛するまり子役に川栄李奈、竜二を「兄貴」と慕い、その背中を追い続ける実直な舎弟・直役に萩原利久、もう一人の舎弟・ひろし役をBE:FIRSTのJUNONが演じる。監督は水田伸生が務めた。

愛する妻と息子、そして共に生きてきた“血より濃い”仲間たちとの間で揺れ動く竜二。そんな彼の人生に、それぞれ異なる立場から深く関わっていく男を演じた三宅、伊藤、RYUKI、千原ジュニア。インタビューでは、4人が役への向き合い方や撮影現場でのエピソード、そして本作への思いをそれぞれの言葉で明かしている。
竜二の兄弟分・カズを演じた三宅は、「(竜二とカズ)は地方出身で、地方で悪さばっかりして、進む道がヤクザしかなかった、その道で生きようと決めて生きてきた人間」と役柄を分析。薬物中毒に陥っていくカズについては、「人間の脆さや弱さみたいなものを演じたい」「薬物の恐ろしさを感じてほしいと思って演じた」と語り、カズの内側にある弱さをどう捉えたのかを明かす。

カズ(三宅健)
撮影現場については「心地よい緊張感を持ちながら演じた」と振り返る三宅。さらに、新たに生まれ変わる『竜二』について、「昭和の時代を僕自身もどんなふうに作品自体ができあがって描いているのかっていうのもとても楽しみですし、昭和時代の竜二の生き様を感じ取ってもらえたら嬉しい」と期待を寄せた。
竜二の兄貴分で、三東会の若頭・新田を演じた伊藤。「僕が演じる新田によって、組の大きさがわかるように演じてほしい」と水田監督から言われたことを明かし、役へのアプローチを振り返る。汚れ仕事を竜二に任せ、できなければ容赦なく追い詰める新田については、「残酷な人なんだろうな」と率直な印象を語った。

新田(伊藤英明)
そして伊藤が本作の魅力のひとつに挙げたのが、劇中で流れる玉置浩二の「メロディー」。「『竜二』の物語を想像しながらメロディーが流れると書いてあるところを見ると、グッとくるものがあって。いい作品になるだろうなと思いました」と、物語と楽曲が重なることで感じた手応えを明かしている。
竜二たちと深い因縁を抱く敵対組織・大島会の宮内を演じたRYUKIは、本作で映画初出演にして俳優デビュー。「とても難しい役柄だと思う」としながらも、「今の自分が思う理想像みたいなものを寝る前にちゃんと動画をみて、役のことを考えて演じています」と、撮影前から役と向き合っていたことを明かす。

宮内(RYUKI)
撮影前には先輩のJUNON(BE:FIRST)に連絡を取ったというエピソードも。「『しっかりボコボコにされる役だね』って言われたんで、今日しっかりボコボコにされています」と爽やかな笑顔で語り、柳楽優弥や萩原利久との激しいアクションシーンにも挑んだ。
そんなRYUKIが、宮内を演じるうえで注目してほしいと挙げたのは「心の底にある殺気」。鋭い眼光と迫力をまとい、宮内の内側に秘めた危うさをどう表現しているのかにも注目だ。
「僕の人生で一番観た映画で、どれか一本挙げろと言われたら間違いなく一本挙げるのが『竜二』ですね」と、並々ならぬ“竜二愛”を語る千原ジュニア。本作では、RYUKI演じる宮内と同じく、竜二たちと敵対する組織・大島会の白井を演じている。

白井(千原ジュニア)
出演オファーには、「まだ台本も届いていませんでしたけど、絶対に関わらせていただきたいと思った」と即答。一方で、「逆に台本を読んであまり関わらない方がよかったかもなと思いました。まったくのまっさらで観たかったなと。ファンとして」と、長年の『竜二』ファンならではの複雑な心境も明かした。
竜二を演じる柳楽優弥については、「柳楽さんに会いにきたようなもんですから。非常に素晴らしい俳優さんです」と称賛。
原作『竜二』ファンに向けては、「別物として見てもらうというところもあるでしょうし、『いや、やっぱりあそこを踏襲している部分が大きくあって』という見方で見てもらうというのもありますし」と、本作ならではの楽しみ方に言及。最後には、「漢字の『竜二』じゃないアルファベットの『RYUJI』ということで見ていただけたら、楽しんでいただけるんじゃないかなと思います」と呼びかけた。
映画『RYUJI 竜二』は10月30日公開。
『RYUJI 竜二』
出演:柳楽優弥、川栄李奈、萩原利久、JUNON(BE:FIRST)、田中美里、RYUKI(MAZZEL)、千原ジュニア、三宅健、伊藤英明
監督:水田伸生
脚本:冨岡淳広
企画プロデュース・制作:セディックインターナショナル
制作協力:ダブル・フィールド
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
©2026「RYUJI」製作委員会
https://www.culture-pub.jp/ryuji_movie/
10月30日(金)全国公開