急成長を遂げるドバイを高齢女性たちの視点から描く風刺的アニメ「フリージ」国内初放送決定!主演声優は女優の高畑淳子

フリージアラビアン・ビジネス・マガジンにて“最も影響力あるアラブ諸国の人々”の一人に選ばれているモハメド・サイード・ハリブが、2005年に制作をスタートしたUAE初の3DCGアニメーションによるテレビ作品『フリージ』。急成長を遂げるドバイをエミラーティ(UAE生まれ、育ちの生粋のUAE市民の意)である高齢女性たちの視点から戸惑いやギャップを描く風刺的なアニメで、ドバイのテレビ局ドバイ・ワンで視聴者投票によって2006年、2007年、2008年と続けて“ナンバー1番組”として選ばれるなど、幅広い年齢層から支持される国民的大人気番組である。本国UAEでは現在までに全5シーズン、計70話が放送されており、その話題作が2019年よりTOKYO MXでの国内初放送が決定した。

放送ではアニメ本編に加え、番組冒頭にその回のお話のテーマや見どころを実写で紹介する日本オリジナルのオープニングを追加。さらにエンディングでも放送されたエピソードにまつわるUAEの特徴や、日本との違い等を実写映像で紹介していく。
そしてこの度、本作の放送に合わせて、キービジュアル、キャストが解禁となり、また、12月4日(火)に目黒・雅叙園にて行われたUAE National Day Reception内のステージで、来日中のモハメド・サイード・ハリブ監督と、登場キャラクターのウム・サイードの声を担当する高畑淳子さんによる発表会イベントが行われた。

画像01
▲左から カリド・オムラン・スカイット・サルハン・アルアメリ閣下、高畑淳子、モハメド・サイード・ハリブ監督、ウム・サイード

―UAE初の3DCGアニメーションですが、UAEでの反応はいかがでしたか?
モハメド氏:この『フリージ』は私が大学在学中に情熱を注いだプロジェクトです。UAEにはそれまで母国で制作したアニメはありませんでした。しかし私は子供の頃、日本のアニメたくさん観ていて、いつか母国で制作したアニメ作品を作りたいと思っていました。この作品が実際に放送されて、しかもすぐに大ヒットになったことは非常に嬉しかったです。

―日本で放送されることについてはいかがですか?
モハメド氏:日本のアニメを観るのが好きだったのでアラブの文化を代表して選ばれたことを非常に光栄に思っております。私自身日本のアニメを楽しんできた身としましては、日本の皆さんに今度はUAEの文化を触れられるこの作品を楽しんでいただきたいと思います。

―演じてみていかがでしたか?
高畑さん:ちょっと変わったアニメでした。ユーモアのスケールが大きいと思いました。

―『フリージ』は日本でいう下町を舞台にしたアニメですが、文化の違いなどはいかがでしたか?
高畑さん:すごく感じました。そこが日本の人には一番面白いのではないかなと思います。

―最後に一言お願いします。
モハメド氏:日本の皆様がUAEやこの作品を迎え入れてくださったら嬉しいです。また、この作品を通して、UAEの文化を理解してくださったら幸いです。そして、日本のプロダクションチームの皆様、高畑さんに、このようなすばらしい経験をさせていただき、大変感謝しています。

高畑さん:UAEで初めての3DCGアニメと聞いています。私にとっては鉄腕アトムです。第1号のアニメーションが日本で紹介されることをとても誇りに思っています。そして皆さんのお力をお借りしてたくさんの日本のファンが増えることを願っています。よろしくお願いいたします。

Mohammed Saeed Harib モハメド・サイード・ハリブ
画像02Lammtara Art Production(ラムタラ・アート・スタジオ)代表。1998年より米ボストン州のノースイースターン大学にて芸術専攻の学生として一般芸術とアニメーションを学ぶ。2005年、ラムタラ設立後すぐに3Dアニメーション「Freej(フリージ)」の制作をスタート。2007年にはハンブルグ・アニメーション・アワードでSpecial Country Award (国家功労賞)を受賞する。ドバイ国際映画祭に於いて、The Emerging UAE Talent Award(これから期待される才能へ与えられる賞)を授与。また2008年には、ミドル・イースト。マガジンより“ヤング・CEO・オブ・ザ・イヤー” を授与。2008年、2012年には、アラビアン・ビジネス・マガジンにて、“最も影響力あるアラブ諸国の人々”の一人に選ばれている。

高畑 淳子(たかはた あつこ)
画像03
1954年10月11日生まれ 劇団青年座所属
2019年のNHK 連続テレビ小説『なつぞら』への出演の他、2018年東映映画『終わった人』、2018年舞台『チルドレン』など、映画、舞台、テレビと様々な場面で活躍をする実力派女優。1988年「第二章」で紀伊國屋演劇賞個人賞をはじめ、2013年の読売演劇大賞では最優秀女優賞を受賞。2014年には学術・芸術などの分野で活躍した功労者へ贈られる紫綬褒章を受章した。
『フリージ』ではグループの最年長のメンバーで、最も賢く詩と古い伝統的な言い伝えを読むのが好きなウム・サイードを演じる。

キャラクター

画像04
ウム・サイード(CV:高畑淳子)
グループの最年長のメンバーで最も賢いが、とても皮肉屋さん
詩と古い伝統的な言い伝えを読むのが好き。
コーヒー中毒でグループの中で1番背が低い。
画像05
ウム・サルーム(CV:野沢由香里)

グループの中で1番優しい性格。
一時的な記憶喪失を患っている。
リーダーシップは取らず、常にみんなについて行く。
画像06
ウム・アラウィ(CV:小林さやか)

グループの一番背が高く、最も教養がある。
機械や装置といったものが大好きで、自分自身の携帯電話とノートパソコンを持っている。
株式市場の動向を追っている。
画像07
ウム・ハマス(CV:片岡富枝)

反抗的な性格。
3人夫を亡くした経験を持つ未亡人。
ケータリングサービスと伝統音楽のバンドを人に指図する非常に強い性格。

ストーリー
近代化と都市開発が急激に進むドバイの街の片隅に暮らす、4人のおばあちゃんたち。古くからドバイに伝わる伝統と習慣を重んじる彼女たちは、街の中で静かな生活をしようとしているが、日々その姿を変えていくドバイでは毎日新しい問題が山積み。ウム・サイード、ウム・ハマス、ウム・サルーム、ウム・アラウィは、いつも4人で集まり、コーヒーを飲みながら、今日も彼女たちなりに知恵をしぼって目の前の問題に取り組むのであった……。

作品タイトル:「フリージ」
声優出演:高畑淳子、野沢由香里、小林さやか、片岡富枝
監督:モハメド・サイード・ハリブ
放送局:TOKYO MX TV
放送:2019年 ※日本語吹き替え

公式サイト:www.freej.jp
コピーライト:(c) 2018 Lammtara Art Production. All rights reserved

2019年TOKYO MXにて放送開始

↑上に戻る