第76回カンヌ国際映画祭のACID部門選出、アヌシー国際アニメーション映画祭2023の長編アニメーション部門で最高賞であるクリスタル賞を受賞した映画『Chicken for Linda!』が、邦題『リンダはチキンがたべたい！』として、2024年に日本公開されることが決定した。
本作は、『大人のためのグリム童話 手をなくした少女』で、その独特な映像スタイルが日本でも注目されたセバスチャン・ローデンバックと、ハル・ハートリー監督作品でお馴染みのルーマニアの女優エリナ・レーヴェンソンを追った実写映画『Simple Woman』を手掛けたキアラ・マルタの夫婦二人による共同監督作品。
フランスのとある団地でのストライキの日を舞台に、かつて父が作ってくれたチキン料理をどうしてもたべたい8才の少女リンダと料理が苦手な母ポレット、ニワトリをめぐるふたりの騒動に巻き込まれる街の人びとを描いたコメディだ。
美しい線と色が躍動するアニメーションならではの生き生きとした喜びに満ちた唯一無二の映像、はつらつとした生命力いっぱいのチャーミングなキャラクターたち、いまは亡き父（夫）をめぐるエモーション―― アヌシーの観客を虜にした珠玉のスラップスティックコメディが日本に上陸する。
本作は、第36回東京国際映画祭のアニメーション部門、第10回新千歳空港国際アニメーション映画祭のコンペティション長編部門にも選出され、東京国際映画祭での上映がジャパンプレミアとなる。
ストーリー
8才のリンダは家に帰ると、母ポレットの勘違いで叱られてしまう。
間違いを詫びる母に、リンダは、かつて一緒に暮らしていた父親が作ってくれたチキン料理を食べたい！と懇願する。
しかし、今日は街じゅうがストライキでお店はどこも閉まっている！母はリンダに思い出のチキンの味を再現することはできるのか――？
作品タイトル：『リンダはチキンがたべたい！』
出演：メリネ・ルクレール（リンダ役）、クロチルド・エム（ポレット役）、エステバン（セルジュ役）
監督・脚本：キアラ・マルタ、セバスチャン・ローデンバック
英題：Chicken for Linda!
原題：Linda veut du poulet!
2023年／フランス＝イタリア／73分
提供：アスミック・エース、ミラクルヴォイス、ニューディアー
配給：アスミック・エース
配給協力：ミラクルヴォイス
コピーライト：(C)2023 Dolce Vita Films, Miyu Productions, Palosanto Films, France 3 Cinéma
2024年全国公開
