第71回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞『万引き家族』樹木希林が他人のパチンコ玉を万引き!?本編抜粋映像を解禁

万引き家族

様々な“家族のかたち”を描き続けてきた是枝裕和監督が「この10年間考え続けてきたことを全部込めた」と語る渾身作『万引き家族』が6月8日(金)より全国公開となる。第71回カンヌ国際映画祭【コンペティション部門】にて最高賞<パルムドール>を受賞。21年ぶりの快挙を成し遂げた本作。賞の結果を受けて、日本公開館数が拡大、6月2日(土)、3日(日)二日間限定で先行上映が決定、5月28日(月)に販売開始となる、是枝監督書き下ろしの本作ノベライズ本も重版決定するなど反響は勢いをますばかりとなっている。

高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に住む、柴田治(リリー・フランキー)と信代(安藤サクラ)の夫婦、息子の祥太(城桧吏)、信代の妹の亜紀(松岡茉優)、祖母の初枝(樹木希林)ら“家族”は、足りない生活品は、万引きで賄う“万引き家族”。
この度、そんな“万引き家族”の一員である、初枝演じる樹木希林さんの華麗なるパチンコ玉万引きシーン映像が初解禁となった。

真っ昼間からパチンコに熱を入れ、ボタンを押しながら夢中でパチンコ台と向き合う初枝。しかし、隣のお客が席を立った瞬間、他人の出玉をすかさず拝借…!他のお客が初枝の動きに気が付くも、「しーっ」と口止めし、ニヤリとずるがしこそうに微笑みながら、その後もご機嫌にパチンコを打ち続けますが、果たして、初枝はこのままやり過ごすことができるのか?演技とはいえ、まさに手練れのなせる業を見せつける樹木さんに唸るしかない本映像。本作の中で、家族のまとめ役ともなっている初枝を樹木さんがどのように演じているかにも期待高まる内容となっている。

『歩いても 歩いても』『海よりもまだ深く』など本作が6作目の是枝作品となる樹木希林。
是枝組常連といえる樹木さんだが、「初めから樹木さんを想定して脚本を書いているので、樹木さん以外にはできない役柄です」と語る是枝監督。また、初枝を演じるにあたり、「そのほうが気持ち悪い」という理由から、普段よりも髪を伸ばし、入れ歯を外すという役作りで挑んだ樹木さんだが、「女優が入れ歯を抜くって相当なことよ」と明かす、樹木さん自身が提案したこの役作りについて是枝監督は、「撮影をしている内にそれがとってもしっくりときて、この作品で肉体をきちんと撮りたいと思っていた僕の意図を脚本で汲み取ってくださったんだなと思いましたね」と明かしていることからも、樹木さんに対して絶大なる信頼を寄せていることが窺え

本作において唯一無二の存在感を見せている、是枝作品には欠かせない樹木希林の演技に是非注目していただくと共に、様々な家族の形を真摯に見つめ続けてきた是枝監督だからこそ描ける、真の“つながり”とは何か、を問う衝撃の感動作に是非ご期待頂きたい

ストーリー
高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝の年金だ。足りない生活費は、万引きで稼いでいた。社会という海の底を這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。
冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子を、見かねた治が家に連れ帰る。体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。だが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく──。

作品タイトル:『万引き家族』
出演:リリー・フランキー 安藤サクラ / 松岡茉優 池松壮亮 城桧吏 佐々木みゆ /緒形直人 森口瑤子 山田裕貴 片山萌美 ・ 柄本明/ 高良健吾 池脇千鶴 ・ 樹木希林
原案・監督・脚本・編集:是枝裕和
音楽:細野晴臣(ビクターエンタテインメント)
配給:ギャガ

公式サイト:gaga.ne.jp/manbiki-kazoku
コピーライト:(C)2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro.

6月2日(土)、3日(日)二日間限定で先行上映
6月8日(金)、TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

記事提供:映画・ドラマニュース

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