映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』のポスターと特報映像が解禁された。

“女性だけで海外遠征を”を合言葉に女子登攀クラブを設立し、1975年にエベレスト日本女子登山隊の副隊長兼登攀隊長として、世界最高峰のエベレスト(ネパール名:サガルマータ、中国名:チョモランマ)の女性世界初登頂に成功した田部井淳子。その後も飽くなき挑戦は続き、生涯で76ヵ国の最高峰・最高地点の登頂を成功させた。
その偉業から50周年。本作は、そんな田部井の実話をもとに、エベレスト女性初登頂から晩年の闘病、余命宣告を受けながらも亡くなる直前まで山に登り続けた、その勇壮な生涯を描く。
主人公・多部純子を演じるのは今作で映画出演124本目となる吉永小百合。純子を支える夫・正明を演じるのは佐藤浩市。純子の盟友であり、エベレスト登頂の相棒でもある北山悦子役には、吉永と映画『最高の人生の見つけ方』以来5年ぶりのタッグとなる天海祐希。青年期の純子役をのんが演じる。また、木村文乃、若葉竜也、工藤阿須加、茅島みずきら実力派の俳優たちが脇を固める。監督は、吉永と『北のカナリアたち』以来、13年ぶりにタッグを組む阪本順治。
今回解禁されたのは、生涯挑戦を続けた女性登山家と、彼女に寄り添い、支え続けた人々のぬくもりが伝わってくるポスター。山を愛し、山に愛された女性登山家・多部純子(吉永/のん)は、生涯を通じて“てっぺん”に挑戦し続けた。女性初のエベレスト登頂という偉業を達成した後も挑戦を続ける彼女に寄り添い、支える夫・正明(佐藤/工藤)や新聞記者の北山悦子(天海/茅島)。母を応援する娘・教恵(木村)と反発する息子・真太郎(若葉)との生活も疎かにせず、1人の女性として、妻として、母として強くたくましく、山と共に生きた多部純子の人生が垣間見える。
さらに特報では、年齢を重ねてもなおチャレンジを続け、支えてくれる周囲の人々と共に「一歩、一歩、前へ!」と歩み続ける主人公・純子の快活な様子が映し出される。また、雪山に初挑戦したのんがピッケルを力強くふるいエベレスト登頂を目指す様子や、吉永が124本目にして初めて挑戦した登山家役として各地の山に登る姿、そして最大のチャレンジとなった富士山からの雄大な景色をバックに、夫役の佐藤と共に語り合う姿も収められている。
“人生は、八合目からがおもしろい”というキャッチコピーの通り、病に侵されてもなお人生をあきらめず、挑戦を続けた女性とその家族の物語『てっぺんの向こうにあなたがいる』は、10月31日公開。
ストーリー
1975年、エベレスト山頂に向かう一人の女性の姿。一歩一歩着実に山頂(てっぺん)に向かっていくその者の名前は多部純子。日本時間16時30分、純子は女性として初の世界最高峰制覇を果たした―しかしその世界中を驚かせた輝かしい偉業は純子に、その友人や家族たちに光を与えると共に深い影も落とした。晩年においては、余命宣告を受けながらも「苦しい時こそ笑う」と家族や友人、周囲をその朗らかな笑顔で巻き込みながら、人生をかけて山へ挑み続けた。登山家として、母として、妻として、一人の人間として…。純子が、最後に「てっぺん」の向こうに見たものとは―。
『てっぺんの向こうにあなたがいる』
出演:吉永小百合 のん 木村文乃 若葉竜也 工藤阿須加/茅島みずき 円井わん 安藤輪子 中井千聖 和田光沙 天海祐希/佐藤浩市
監督:阪本順治
脚本:坂口理子
音楽:安川午朗
原案:田部井淳子「人生、山あり“時々”谷あり」(潮出版社)
製作総指揮:木下直哉
製作:「てっぺんの向こうにあなたがいる」製作委員会 木下グループ 朝日新聞社 読売新聞社 報知新聞社
制作プロダクション:キノフィルムズ/ドラゴンフライ
協力:一般社団法人 田部井淳子基金
配給:キノフィルムズ
(C)2025「てっぺんの向こうにあなたがいる」製作委員会
https://www.teppen-movie.jp/
10月31日(金)全国公開
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