『ヒックとドラゴン』(9月5日公開)より、特別映像が解禁された。

本作は、ドリームワークス・アニメーションが手掛けたアニメーション映画『ヒックとドラゴン』(10)の実写映画化。バイキングの少年ヒックと、彼が出会ったドラゴンのトゥースとの友情と大冒険を描く。
この度解禁されたのは、監督を手掛けたディーン・デュボアが本作のオファーを受けた時の心境やキャスティングについて語る映像のほか、ヒック役のメイソン・テムズとアスティ役のニコ・パーカーがキャスティング決定に感激する様子など、秘蔵映像が収められた特別映像。
10年間にわたりアニメーション映画「ヒックとドラゴン」シリーズの監督を務めてきたデュボア監督は「『ヒックとドラゴン』に再び戻る決心をした。実写映画として撮る機会に恵まれたんだ。何よりあの世界に戻れてうれしいよ」と、実写版として現実世界に誕生した本作のセットの中で、実写映画を撮る機会に恵まれたからこそシリーズの世界に戻ろうと決心したことや、再び本シリーズの世界に足を踏み入れることができた喜びを率直に語っている。
アニメーターとしてキャリアをスタートさせた彼は、制作に入る前に自ら絵コンテを用意して撮影に挑んでおり、本映像では過去シリーズ制作時のデュボア監督の姿が映し出される。「登場人物たちやあの世界観が恋しくてね。メッセージ性のあるところが好きなんだ。冒険や驚きが物語に詰まってる」「少年がドラゴンと心を通い合わせる誰もがその内容に共感できるんだ」と、10年間育て上げたシリーズとの別れが恋しかったことや、いかにシリーズに共感し魅力があるかを語る。

古代からバイキングとドラゴンとの戦いが続くバーク島を舞台に、バイキングの息子ヒックと、ドラゴンの中でももっとも凶暴とされるナイト・フューリーのトゥースが、互いの種族や立場の壁を超えて絆を深め、成長していく姿がエモーショナルに描かれる本作。バイキングの族長を父親に持つヒックが、守り継がれてきたバイキングの伝統と自身の中で芽生えつつある新たな価値観の中で葛藤する姿も丁寧に描かれている。デュボア監督は「自分のリズムで歩くことは私の人生の教訓でもある。大切にしていきたい」と、多様性を尊重するという作品の持つ力強いメッセージ性に深く共感している。


実写化を実現にするにあたり、象徴的なキャラクターを演じる俳優たちのキャスティングは重要だ。アニメーションのキャラクターをそのままコピーしたような人物ではなく、各個人に備わった本能的なものやスクリーン上での相性に重点を置き、多くの候補者に会って配役を決めていったという。そして、ヒック役のメイソン・テムズ、アスティ役のニコ・パーカーといった活気に溢れたキャストが抜擢。本映像では、監督から役を打診されたメイソンとニコが感激のあまり満面の笑みを浮かべ、喜びを身体全体で表現する姿が収められている。

デュボア監督は「ニコとメイソンの2人は来た瞬間からキャラクターに命を吹き込んでくれた。ヒックとアスティは2人にしか任せられなかった」と、唯一無二のキャスティングであったことを明かしている。
また、アニメーション映画から続投のストイック役のジェラルド・バトラーのキャスティングについて「ストイックといえばジェラルドだ。アニメからそのまま抜け出したようで見ていてワクワクする」と監督はストイック役を演じたジェラルドがアニメーションのみならず、実写化においてもハマり役であると賛辞を贈っている。

最後に監督は「『ヒックとドラゴン』を愛する皆さんに我々が作った作品を楽しんでもらいたい。敬意を込めて作ったんだ。この壮大な冒険を描けることに毎日感謝したよ」とコメントを寄せている。
『ヒックとドラゴン』
出演:メイソン・テムズ、ニコ・パーカー、ジェラルド・バトラー、ニック・フロスト ほか
日本語吹替:坂東龍汰、Lynn、田中正彦、高木渉、内田雄馬、村瀬歩、神谷浩史、斉藤梨絵 ほか
監督:ディーン・デュボア
製作:マーク・プラット、アダム・シーゲル
配給:東宝東和
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https://hic-dragon-movie.jp/
9月5日(金)全国公開
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