長尾謙杜と山田杏奈がW主演を務める映画『恋に至る病』(10月24日公開)より、新たな場面写真が解禁された。

本作は、斜線堂有紀の小説「恋に至る病」(メディアワークス文庫/KADOKAWA刊)を、『月の満ち欠け』で第46回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した廣木隆一監督により実写映画化。長尾演じる内気な男子高校生・宮嶺望と、山田演じるクラスの人気者・寄河景のふたりによる不器用で一途な初恋を軸に、同級生の不審死や恋人への恐ろしい疑惑が入り混じるラブストーリー。
今回解禁されたのは、山田演じる景の清廉さと危うさの二面性を切り取った場面写真4点。
普段の景は誰とでも明るく接する学校のヒロイン的存在で、転校してきた宮嶺(長尾)とは正反対の性格。だからこそ自身には無い魅力を感じ、興味を持ち、「どんな私でも守ってくれる?」という約束を交わして恋が始まる。一途に関係を育んでいたふたりだが、同級生の不審死をきっかけに、宮嶺の心に“景が殺人犯かもしれない”という疑念が生まれる。
教室で宮嶺に対して優しい眼差しを向ける景のカットと、打って変わって印象ががらりと変わる陰りを帯びた横顔のカットからは、内面を簡単に明かさない景の純粋な恋心と疑念への余白がそのまま表情に現れ、ただ佇むだけで強い存在感を放っている。

教室から離れた場所でクラスメイトとふたりきりの空間でじっと手を見つめる景のカットは、淡々とした冷静さと、支配するような不穏な雰囲気が漂う。

宮嶺を見据えるカットでは、景に対して疑念とわずかな恐怖を抱く宮嶺に対して「好きだからこそ信じてほしい」と言わんばかりの景の凛とした強さが眼差しから感じられ、瞳の奥に悲しみが見え隠れする表情から宮嶺への純粋な恋心も汲み取れる。

そんな景を演じる山田は、『ミスミソウ』(2018)で映画初主演に抜擢、『樹海村』(2021)や『ひらいて』(2021)などで、揺れ動く10代の複雑な感情を振れ幅豊かにむき出しにする演技で映画ファンを惹き付けた。一方、本作では見せないことによって観客を惹き込む演技を披露。“可愛らしさ”と“危うさ”という要素を両立し、台詞に頼らない目線や表情の揺らぎを繊細にコントロールし、独特の存在感を放っている。
真っ直ぐな視線と、どこか触れるのが怖くなるような透明さを持つ景というキャラクターは、山田自身がこれまで積み上げてきた“静かな強さ”を軸にしながらも、これまで以上に複雑な感情が必要になる。
本作の監督の廣木隆一は「不安定さと強さを併せ持つ景という役を、自然に演じている。本当に今の映画界が求める役者さんだと思います」とコメント。本作での二面性のある役柄は、さらに進化した山田の演技と魅力が最大限に引き出されている。恋と疑念が交差する物語がたどり着く“切なすぎるラスト4分”とは?山田が演じる景の“本心”とは?山田の俳優としての新境地に注目したい。
ストーリー
内気な男子高校生・宮嶺と学校中の人気者・景。不器用で一途な初恋、ふたりが交わした約束。
「どんな私でも守ってくれる?」
しかし、同級生の不審死が続発し、宮嶺は景に対して疑惑を抱く。
「もしかして君は、僕のために人を殺したの?」
殺人犯へと変わりゆく景。それでも、宮嶺の気持ちは変わらない。
やっぱり僕は君が好きだ―。
切なすぎるラスト4分。《彼女の本心》が明かされる。
『恋に至る病』
出演:長尾謙杜 山田杏奈 醍醐虎汰朗 中井友望 中川 翼 上原あまね 小林桃子 井本彩花 真弓孟之(AmBitious) 忍成修吾 河井青葉 前田敦子
監督:廣木隆一
脚本:加藤正人 加藤結子
原作:斜線堂有紀「恋に至る病」(メディアワークス文庫/KADOKAWA刊)
音楽:加藤久貴
制作プロダクション:アスミック・エース ダブ
映倫指定:PG-12
配給:アスミック・エース
(C)2025『恋に至る病』製作委員会
https://koiniitaruyamai.asmik-ace.co.jp/
10月24日(金)全国公開
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