柴咲コウ、オダギリジョー、満島ひかり出演『兄を持ち運べるサイズに』本予告&本ビジュアル解禁

映画『兄を持ち運べるサイズに』(11月28日公開)の予告編と本ビジュアルが解禁された。

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本作は作家・村井理子氏が実際に体験した数日間をまとめたノンフィクションエッセイ「兄の終い」をもとに、中野量太が脚本・監督を務め映画化。絶縁状態にあった実の兄の突然の訃報から始まる家族のてんてこまいな4日間の物語を描く。

主演を務めるのは、マイペースで自分勝手な兄に幼いころから振り回されてきた主人公の理子役の柴咲コウ。共演に、家族を振り回す原因となる”ダメな兄ちゃん”を演じるオダギリジョー、兄と一時は夫婦でありながらも、ある理由で離婚した元嫁・加奈子を演じる満島ひかり、兄と加奈子の娘で両親離婚後は母と暮らす満里奈を演じる青山姫乃、二人のもう一人の子供で最後まで兄と暮らした息子・良一を演じる味元耀大。

解禁された予告編に映し出されるのは、母の葬儀中、人目をはばからず泣きながら「かぁーちゃん」と叫び木魚を叩き続ける兄。そして、そんな「大嫌いだった兄」を冷ややかな目で見つめる主人公の理子。いびつな兄妹の関係がこの葬儀のワンシーンだけでも浮き彫りとなる中、「突然兄が死んだ」という驚きの急展開を迎える。

<ダメ兄>の急死をきっかけに集まった、妹、元妻、娘と息子の4人。兄と息子が暮らしていた散らかり放題の家の掃除をしていく中で、幼少時代の写真や、壊してしまった家族の写真を大切に飾っていた兄に少なからず気持ちが揺れる理子。「身勝手で落ち着きがなく、一人では生きられない人だった」うえに、多額の借金を作ったことで離婚した兄に同じように迷惑かけられたはずの元嫁から、「理子ちゃんには、あの人の知らないこところがあるのかなって思っちゃた」と言われ、思わず「じゃ、教えてよ」と言い返してしまう。

兄は理子に、家族だからこそ言えなかったことがあったのだろうか。「ねぇ兄ちゃん、最後に一つだけ聞いていい?」理子が最後に、聞きたかった言葉とは。亡くなった兄の「理子はこの先も生きていくんだから、自分で答えを出さないと」という言葉に秘められた思いとは。

あわせて解禁されたのは、家族が兄のパネルを持ち運ぶ、タイトルをそのまま表したような本ビジュアル。ティザービジュアルでは軽やかな黄色に彩られていたが、ある建物から兄を持ち運んでいる背景に変わり、兄の急死をきっかけに、個々が“家族”を見つめなおした4日間の始まりを感じさせる1枚となっている。

なお、本作は9月17日~9月26日に韓国で開催される第30回釜山国際映画祭のOPEN CINEMA部門に正式出品されることが決定。映画祭のレッドカーペットセレモニーには、主演の柴咲が参加する予定だ。

『兄を持ち運べるサイズに』
出演:柴咲コウ オダギリジョー 満島ひかり 青山姫乃 味元耀大
原作:「兄の終い」村井理子(CEメディアハウス刊)
脚本・監督:中野量太
制作プロダクション:ブリッジヘッド/パイプライン
製作幹事:カルチュア・エンタテインメント
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
(C)2025 「兄を持ち運べるサイズに」製作委員会
https://www.culture-pub.jp/ani-movie/

11月28日(金)公開

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