
これまでは“現実世界”の人間がデジタル世界へと足を踏み入れてきた「トロン」シリーズ。しかし、最新作『トロン:アレス』で描かれるのは、まさにその逆。デジタル世界の“超高度AIプログラム”が、ついに現実世界へと襲来する。
アバンギャルディは、2022年に結成された17名のメンバーからなる、無表情かつシンクロした独自のスタイルを持つダンスチーム。SNSで「謎の制服おかっぱ集団」として世界的に人気を博し、2023年6月にはアメリカNBCのオーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」に出演、日本人で10年ぶりの決勝進出を果たした。今年の4月には大阪万博の開会式でパフォーマンスを披露している。
そんな彼女たちが、今度は『トロン:アレス』のデジタル世界から現実世界へと侵食する、AIダンサーの“トロンギャルディ”として登場。解禁された映像ではナイン・インチ・ネイルズの楽曲にのせて、AI兵士がデジタル世界から現実世界へと足を踏み入れ、未知なる脅威が襲来する様子や、まるでライトサイクルが駆け抜けるような疾走感を、ディリンジャー社の象徴である赤のレーザーライト演出で表現。本作からインスパイアされたLEDスーツをまとった彼女たちのダンスは、デジタル世界と現実世界が交差する映画の世界観と高い親和性を持ち、裾まで揃った一糸乱れぬシンクロダンスがトロンの世界へと誘う。
撮影後に実施されたインタビューでは、普段は制服姿でのパフォーマンスのイメージがある中、映画とリンクした衣装や演出について「初めて着る光の衣装や光のレーザー演出によって、また新しいアバンギャルディの姿を引き出していただいたかなと思っています」と自信をのぞかせた。
”AI兵士”をコンセプトとしたダンスの工夫した点について、「AIっぽい機械的な動きや、人間っぽいしなやかな動きで、AIが実体化していくのを表現した」と語り、最初の首を振る動作は、機械が”起動していく”イメージで振り付けしたという。首を振り回す振り付けが多いアバンギャルディだが、「(今回)機械なので、機械は首と身体が一緒に動くと思うのですが、それを皆で意識して、一緒に練習して揃えるのを初めてやりました」と、この作品ならではの踊りのポイントを明かした。
また、1995年公開のピクサー映画の1作目『トイ・ストーリー』の監督であるジョン・ラセターが、第1作目の『トロン』(1982)をきっかけに全編CG長編アニメーションの制作したことを知った彼女たちは「『トイ・ストーリー』が大好きなので、『トロン』がなかったら『トイ・ストーリー』が出来てないっていう話を聞いて、すごい感謝したいです!」、「普段ゲームをすることが大好きで、このシリーズがゲームにおいてもかなり影響を及ぼしたと聞いたので、関わることができて本当に嬉しい」と当時の映像革命が及ぼした影響への感動を明かした。

『トロン:アレス』
出演:ジャレッド・レト
監督:ヨアヒム・ローニング
原題:『Tron: Ares』
US公開日:2025年10月10日
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(C) 2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
https://www.disney.co.jp/movie/tron-ares
10月10日(金)日米同時公開
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