『プレデター:バッドランド』(11月7日公開)の特別映像が公開された。

1987年の第1作目から、高度な科学技術を駆使した宇宙最凶の戦士プレデターと人類の死闘を描き、その世界観でファンを魅了し続けてきた「プレデター」シリーズ。今回シリーズ初となる、プレデターを主人公として描く新章が始動する。
生存不可能と謳われる最悪の地<バッドランド>。この地に追放されたのは、掟を破った若きプレデター“デク”だ。より強い獲物を求め、激しい戦いを繰り広げる彼の旅路には、思いがけない“協力者”となる謎の半身アンドロイドが現れる。自分たち以外は敵だらけの状況で二人が挑む極限のサバイバル。果たして若きプレデターは、その宿命にどう立ち向かうのか? そして、謎のアンドロイドとの旅路の行方は―?
この度公開されたのは、“ヤバすぎる世界”での撮影の裏側に迫る特別映像。水にぬれた草木が広がる場所に大勢のスタッフ達、かぶったカッパからも水がしたたり落ち、地面はぬかるんで足を取られる。動きのある画をとるには不利なこの状況を前に、ダン・トラクテンバーグ監督は「待望の雨だ」「できれば毎日降ってほしい」と笑顔を見せる。
「雨の醸し出す雰囲気が本作には欠かせない」とも語るように、映画の舞台“最悪の地<バッドランド>”は、うっすらと靄めき、滴る水の煌めきに情感と不穏さを感じさせ、これから何が起きるのかと、否が応にも観る者の心を騒がせる。

本作の出発点は、「“狩る側”だったプレデターが“狩られる側”の主人公になったら」だった。しかし“狩られる側”であっても「恐ろしい狩猟本能は健在」で、その動きを撮るために、スタッフはぬかるんだ地面を人力で機材を運び、岩場の隙間にカメラを構えるだけでなく、木々の間にワイヤーでカメラを吊り下げ、川の流れの中にクレーンをいれるなど、驚きの撮影方法を駆使し、「このジャンルの映画では見ないような形で高潔さと威厳さを表現」と監督は語る。

更には、何人ものスタッフがワイヤーをひっぱり、靄がかかる森にたたずむ“デク”の上に木の葉を降らし、手にワイヤーをもって走り、赤く光るソードを手にした“デク”の切れ味鋭いアクションをつくりあげる。“ヤバすぎる”撮影方法で生みだされる映像に、監督は「想像の遥か上をいく」とコメントしている。

『プレデター:バッドランド』
出演:エル・ファニング
監督:ダン・トラクテンバーグ
英語原題:『Predator: Badlands』
全米公開日:11月7日
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(C)2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.
https://www.20thcenturystudios.jp/movies/predator-badlands
11月7日(金)世界同時公開
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