BABEL LABELに所属する秋葉恋が監督を務め、藤井道人がプロデュースを手掛けた映画『東京逃避行』の新たなキャストとして、綱啓永と高橋侃の出演が明らかになった。併せて場面写真も公開された。

本作は「次世代の映画監督を育成する」ことをモットーとする第二回東京インディペンデント映画祭にて、審査員長の藤井と特別審査員の綾野剛らに選出され、グランプリを受賞した短編『東京逃避行』を長編化した作品だ。
短編を基に新たに紡がれた物語で、2023年12月以降に青少年健全育成条例に基づき、警視庁によって新宿・歌舞伎町の”トー横”が封鎖され、トー横に集っていた少年少女たちが、居場所を求めてもがき、さまよう姿を描かれる。
監督を務める秋葉は、7歳より映画製作を始め、「残されたもの、残せるもの、」では高校生映画甲子園にて最優秀監督賞を受賞。現在BABEL LABELの新レーベル「2045」に所属している。
家庭でも学校でも居場所を失い、憧れと逃避心を抱えて歌舞伎町に来た高校生・飛鳥を演じるのは寺本莉緒。田舎を飛び出してトー横で暮らし、界隈から人気を集めているネット小説「東京逃避行」の作者・日和を演じるのは、池田朱那。
この度明らかになったのは、2人の少女を取り巻く重要人物たち。綱が演じるのは、トー横に流れ着いた人々を保護し、彼らの心の拠り所となるエド役。高橋は、エドとともに行動し、トー横の若者たちのリーダー格であるメリオ役を演じる。
併せて解禁された場面写真は、飛鳥と日和がネオンの明かりに照らされながらUFOキャッチャーで無邪気に笑い合う姿と、エドとメリオが穏やかに談笑する姿を切り取った2枚。一見、ささやかな日常のひとコマのようでありながら、“居場所”を求める彼らのかけがえのない時間を象徴するような印象的なシーンとなっている。


綱啓永(エド 役)コメント
『東京逃避行』エド役を務めさせていただきました綱啓永です。
この作品に出てくる人物は皆つらい何かを抱えています。それは観てくださる皆様にも当てはまる部分があると思います。この物語に共感し、命の尊さをリアルに感じていただき、皆様の人生に何か力を与えられるような作品ができたと思います。
エドがこの居場所を作った意味、曲げられない信念、そしてエドがする最後の選択、覚悟を見逃さないでいただきたいです。
また、個人的には秋葉さんとの出逢いにとても感謝しています。凄く誠実に真っ直ぐに作品と向き合っていて、救われた瞬間が何度もありました。また作品でご一緒できたら嬉しいです。
皆様、公開まで楽しみにお待ちください。
高橋侃(メリオ 役)コメント
暗い闇の中で手探りに光を探している時にこの映画、そして秋葉恋に出会いました。
「居場所」がなかった自分に「居場所」をくれました。
メリオにとっての正義、守れていると思っていたはずだった物を見失った時、探したのは「居場所」ではなく「人」でした。居場所は場所だけじゃない。人にとって人は居場所にもなる。
裏切られるのも人ですが、その傷を癒してくれるのも人なんだなと教えてくれた映画です。僕の光です。
『東京逃避行』
出演:寺本莉緒 池田朱那 綱啓永 高橋侃
監督・脚本:秋葉恋
エグゼクティブプロデューサー:藤井道人
製作:映画「東京逃避行」製作委員会
製作幹事:サイバーエージェント
制作プロダクション:BABEL LABEL
配給:ライツキューブ
(C)2025 映画「東京逃避行」製作委員会
https://tokyotohiko.babel-pro.com/
2026年初春 全国公開