2026年の公開が発表されている映画『ルックバック』の超特報と、是枝裕和監督のコメント動画が公開された。

原作は、藤本タツキによる漫画「ルックバック」。2021年に少年ジャンプ+で公開され、著名なクリエイター陣をはじめとした数多くの漫画ファンの間で話題を呼び、初日で閲覧数250万以上を記録。日本のみならず、37の国と地域で出版されている。2024年には劇場アニメ化され、興行収入20.4億円の大ヒットとなり、海外でも33の国と地域で上映されるなど、国内外から高い評価を受けている。
そんな「ルックバック」を、2018年『万引き家族』でカンヌ国際映画祭最高賞パルム・ドールを獲得した是枝監督が実写映画化。すでに韓国、台湾での上映も決定している。

そして、12月21日の「ジャンプフェスタ2026」の会場で、初の本編映像解禁となる超特報と、是枝監督のコメント動画が公開された。
超特報は漫画を描く手元と音からスタート。音楽にのせ、藤野の背中、どてら姿の京本の背中、漫画を描く2人などが移り変わる季節とともに描かれ、原作の名場面が思い起こされるシーンも垣間見える。
今回、是枝監督の希望で、全編フィルムでの撮影を敢行。映画では初タッグとなるカメラマン・上野千蔵とともに、美しい四季とあわせて藤野と京本の姿を丁寧にフィルムに焼き付けている。
音楽はドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」、アニメ「怪獣8号」などの映像作品や米津玄師、宇多田ヒカルらの楽曲を手がける音楽家・坂東祐大が担当し、今回の超特報の音楽も制作している。なお、坂東からはコメントも到着している(全文は本記事下に掲載)。
また、是枝監督のコメントは7月の撮影時に秋田県にかほ市で収録されたもので、原作漫画「ルックバック」への思いなどを語っている。
音楽/坂東祐大 コメント
大学院生の頃、早稲田松竹で『歩いても 歩いても』と『海街diary』の二本立てを観た日、是枝監督がふらりと劇場に現れ、上映前に挨拶をされたことがありました。
いつか是枝組に参加してみたい――そう思うようになって、10年以上が経ちます。
そして今回、初めて是枝組の映画に参加させていただくことになりました。
藤本タツキ先生の唯一無二のストーリーのもと、素晴らしい演技、四季折々の美しいにかほの風景、そしてその時間を丁寧なまなざしで捉え刻み込まれた格調高いフィルム映像。音楽でもこの世界を丁寧に紡げていけたらと思います。
ご期待ください。
映画『ルックバック』
監督・脚本・編集:是枝裕和
原作:藤本タツキ「ルックバック」(集英社ジャンプコミックス刊)
音楽:坂東祐大
撮影:上野千蔵
後援:秋田県にかほ市
企画・プロデューサー:小出大樹
配給:K2 Pictures
(C)藤本タツキ/集英社 (C)2026 K2Pictures・集英社
https://k2pic.com/film/lb/
2026年公開