アカデミー賞国際長編映画賞のスイス代表作品『Late Shift（英題）』が、『ナースコール』の邦題で2026年3月6日より公開されることが決定。ティザービジュアルが解禁された。
本作は、人手不足の満床病棟で、絶え間なく看護師に降りかかる激務と不測のトラブルを、緻密なリアリティと臨場感あふれる濃密なスリルで描く社会派ヒューマン・ドラマ。
『ありふれた教室』『セプテンバー５』の実力派女優レオニー・ベネシュの演技とカメラワークの見事な連携が、まるで観客が疑似体験するような没入感の映像世界を実現。スイスの映画監督で脚本家のペトラ・フォルペが、世界共通の差し迫ったテーマに真正面から取り組んだ1本だ。
第75回ベルリン国際映画祭ベルリナーレ・スペシャルガラ部門で上映された本作は、スイス国内で興行成績4週連続第1位を記録し、米国映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では批評家スコア96％フレッシュ、観客スコア90％フレッシュの高評価を獲得（2025年12月19日時点）。
さらに本作は、12月16日（現地時間）に発表された第98回アカデミー賞国際長編映画賞部門にて、86の国と地域からエントリーされた作品から選出されるノミネート前の最終候補リスト、ショートリスト入りを果たした。日本代表の『国宝』などと並んで選出され、注目を集めている。
このたび解禁されたティザービジュアルでは、緊張した表情の看護師フロリアが横向きに配置され、視線の先にある「看護師フロリアのある日の遅番。人手不足の満床病棟。時間との闘いが始まる――。病院という社会の縮図に潜む＜歪み＞を目撃する、スリリングな90分。」というコピーが添えられている。
ストーリー
州立病院で働く献身的でプロ意識が高い看護師フロリア。この日は同僚の病欠で普段以上に忙しい遅番シフトだ。満床病棟で、看護学生の教育もある。それでも、フロリアは不安や孤独を抱える患者たちに誠実に接するが、とても手に負えない状況に陥っていき、やがて重大な試練に直面する。
『ナースコール』
出演：レオニー・ベネシュ、ソニア・リーゼン、アリレザ・バイラム、セルマ・ジャマールアルディーン 他
監督・脚本：ペトラ・フォルペ
2025年／スイス・ドイツ／ドイツ語、フランス語／92分／2.00：1（ユニビジウム）／5.1ch／原題：HELDIN／英題：Late Shift／日本語字幕：吉川美奈子
後援：在日スイス大使館
提供：ニューセレクト
映倫区分：G
配給：スターキャットアルバトロス・フィルム
(C) 2025 Zodiac Pictures Ltd / MMC Zodiac GmbH
nursecall-movie.com
2026年3月6日（金）よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国公開
