映画『おかえり、ブルゴーニュへ』丸一年をかけて撮影された四季折々の風景が美しい冒頭映像が解禁に―11/17(土)順次公開

おかえり、ブルゴーニュへ

セドリック・クラピッシュ(『猫が行方不明』『スパニッシュ・アパートメント』)、4年ぶりの新作であり、フランス・ブルゴーニュのワイナリーを舞台に、人生の熟度を味わう珠玉のヒューマンドラマ『おかえり、ブルゴーニュへ』が11月17日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国公開となる。この度、ワインの名産地ブルゴーニュの美しい四季折々の風景を、実際に丸一年追いかけながら撮影し、映し出した冒頭3分間の映像が解禁された。

『スパニッシュ・アパートメント』(01)、『ロシアン・ドールズ』(05)、『ニューヨークの巴里夫(パリジャン)』(13)からなる〝青春三部作″の完結から4年。都会を舞台に、ごくありふれた人々とその日常を活き活きと軽妙に、そしてあたたかなまなざしで映し出してきた現代フランスを代表する人気監督セドリック・クラピッシュ。本作では自身のキャリア12作目にして初めて田舎を舞台に自然撮影に挑み、更なる新境地を開いた人間ドラマを描き出した。
冒頭に映し出される映像は、ブルゴーニュの葡萄園に詳しい写真家ミシェル・ボードワンの協力のもと、1年かけて毎週(1日の同じ時間に)同じ場所・同じカットで撮影された2本の桜の木の52枚の写真と動画を基に構成されたもの。新緑の季節に始まり、全てが色づき始める秋、真っ白な雪景色が印象的な冬、そしてまた新しく始まる眩しい季節へと、次々と移り変わっていくブルゴーニュの溢れる自然と美しい四季の風景の映像が、朝起きて葡萄畑を眺めるたびに「毎朝違う」と感じ取っていた主人公・ジャンの多感な少年時代、葡萄畑を継げという父親に反抗し「世界を見るために」ブルゴーニュを飛び出した青年時代、父の病状悪化を知り故郷へと戻ってきた10年後の姿など、彼自身の心象風景とリンクする素晴らしい映像となっている。

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ストーリー
10年ぶりに戻った故郷――そこは甘酸っぱい記憶と渋い思い出が残る場所。季節とともに、ぼくらの人生もめぐりゆく。
フランス・ブルゴーニュ地方にあるドメーヌ<※>の長男ジャン(ピオ・マルマイ)は、10年前、世界を旅するために故郷を飛び出し、家族のもとを去った。
その間、家族とは音信不通だったが、父親が末期の状態であることを知り、10年ぶりに故郷ブルゴーニュへと戻ってくる。家業を受け継ぐ妹のジュリエット(アナ・ジラルド)と、別のドメーヌの婿養子となった弟のジェレミー(フランソワ・シビル)との久々の再会もつかの間、父親は亡くなってしまう。残されたブドウ畑や自宅の相続をめぐってさまざまな課題が出てくるなか、父親が亡くなってから初めてのブドウの収穫時期を迎える。3人は自分たちなりのワインを作り出そうと協力しあうが、一方で、それぞれが互いには打ち明けられない悩みや問題を抱えていた・・・。

<※>ブルゴーニュ地方のワイン生産者を表す用語。自らブドウ畑を所有し(畑の賃借も含む)、栽培・醸造・瓶詰を一貫して行うワイン生産者

作品タイトル:『おかえり、ブルゴーニュへ』
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出演:ピオ・マルマイ、アナ・ジラルド、フランソワ・シビル
監督:セドリック・クラピッシュ『猫が行方不明』『スパニッシュ・アパートメント』
脚本:セドリック・クラピッシュ、サンティアゴ・アミゴレーナ
2017/フランス/スコープサイズ/113分/カラー/英語、フランス語、スペイン語/DCP/5.1ch/日本語
字幕:加藤リツ子/原題『Ce qui nous lie』、英題『Back to Burgundy』
後援:ユニフランス
映倫:PG-12
配給:キノフィルムズ/木下グループ

公式サイト:http://burgundy-movie.jp/
コピーライト:(c)2016 – CE QUI ME MEUT – STUDIOCANAL – FRANCE 2 CINEMA

11/17(土) ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国順次

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