『ボストン市庁舎』想田和弘監督ら各界著名人から絶賛コメント到着!新ビジュアル&新場面写真も解禁 ―11/12公開

ボストン市庁舎

ドキュメンタリー映画の巨匠フレデリック・ワイズマン監督が、米マサチューセッツ州ボストンの市役所を撮影した最新作『ボストン市庁舎』(11月12日(金)公開)をいち早く鑑賞した各界の著名人よりコメントが到着した。あわせて、新ビジュアルと新場面写真も解禁された

ワイズマンが生まれ、現在も暮らす街であるボストンは、多様な人種・文化が共存する大都会。映し出されるのは、警察、消防、保険衛生、高齢者支援、出生、結婚、死亡記録など、数百種類ものサービスを提供する市役所の仕事の舞台裏。そして、マーティン・ウォルシュ市長をはじめ、真摯に問題に対峙し奮闘する職員たちの姿だ。「人々が共に幸せに暮らしていくために、なぜ行政が必要なのか」(ワイズマン監督)を紐解いていく。そんな本作は、先日開催された山形国際ドキュメンタリー映画祭2021で優秀賞を受賞。“ワイズマンの集大成的一本”と、国内外で絶賛の声が相次いでいる。

この度、公開を前に日本のドキュメンタリー界を牽引する映画作家の想田和弘、映画評論家の町山智浩、俳優の古舘寛治、ボストンへの留学経験があるタレントの関根麻里、OECD及びフォード財団の「チャンピオン・メイヤー(市長チャンピオン)」に選ばれた経験を持つ元大津市長の越直美、その他にも、『息の跡』『空に聞く』の映像作家の小森はるか、TVのコメンテーターとしても活躍するジャーナリストの浜田敬子、アメリカ政治を専門にする早稲田大学教授の中林美恵子らからコメントが寄せられた。

また、あわせて解禁された新ビジュアルには、市役所の建物を中央に、市長らと市民が向き合う様々な表情が並ぶ。新場面写真からは、建築の街としても人気の高いボストンの街の風景や、様々な文化を背景にもつ市民、多種多様な市役所の仕事がより一層見えてくる。

コロナ禍を経験し、どんな行政が行われている地域に暮らすのかが大きな関心事になった日本に暮らす私たちにも無縁ではない「市民のための市役所」の可能性を見せてくれる『ボストン市庁舎』は、11月12日(金)公開。

著名人コメント全文(順不同・敬称略)

50年以上、世界をクールに観察し描写してきたワイズマンだが、世界中でデモクラシーが危機に瀕する中、ついに極めて「政治的」な映画を撮った。ただし、大巨匠が繰り出したのは「告発」や「批判」ではなく「祝福」である。撮影時88歳。彼は実は熱い人だったのだと、僕の胸も熱くなる。
想田和弘(映画作家)

“すべての声を聞く”ことを、はなから諦めない人たちが写っていた。
その姿を押し付けがましく提示しない。一人の訴えを、共に解決に尽くす時間を、街の実景と同じよう、そのままに見る・聞くことへと私たちを促す。“すべての声を聞く”ことを、作り手も信じているからだと思った。
小森はるか(映像作家)

市民と行政があらゆる問題について各所でガチンコの対話をしている。面白い。こんなに政治が近いなら誰もが政治に興味を持つのではないのか?これを観た日本の若者がたくさん政治家を目指し始めるという希望さえ持つ。
古舘寛治(俳優)

ボストン市庁舎のウォルシュ市長やスタッフの活動を細かく見ることができ、市民に寄り添う市民のための姿勢がとてもよく伝わりました。このドキュメンタリーから私たちも多くを学ぶことができると思います。
それぞれのシーンの合間に映される街の風景は、ボストンの歴史や多様性を表していて、ボストンに留学していた頃を思い出し、とても懐かしく感じました。
関根麻里(タレント)

格差や差別と戦い、「市を変えて国を変えよう!」と訴えるボストン市長たちはアメコミ以上のヒーロー。
保健所や図書館や職員を減らし、非正規職員をコキ使い、カジノで儲けようとする地方自治体とは大違い。日本よ、これが市政だ!
町山智浩(映画評論家)

公がどんどん細るこの国で、改めて公の役割を考えた。
誰のために、何のために政治や行政は存在するのか。
その全てはまさに「聞く」こと、「対話する」ことから始まる。
浜田敬子(ジャーナリスト)

ドキュメンタリーという手法が持つパワーに圧倒されました。
フィクションではないからこそ、日常の中の民主主義のリアルさが地響きのように伝わります。
日本の政治や行政の在り方と比べると、更にいろんなことを考えさせられます。
中林美恵子(早稲田大学教授)

日本の自治体の仕事と驚くほど似ている。しかし、市役所の仕事は市民からは見えにくい。
それを伝えるため、様々な場面で市民に語り掛けるボストン市長に共感と感動。
越直美(元大津市長)

フレデリック・ワイズマン監督の集大成的な一本でした。
この映画で語られる「違いは分断を生まない」という意思に心から賛同します、
山形国際ドキュメンタリー映画祭2021 審査員講評(抜粋)

ボストン市庁舎
ボストン市庁舎
ボストン市庁舎
ボストン市庁舎
ボストン市庁舎
ボストン市庁舎
ボストン市庁舎
ボストン市庁舎
ボストン市庁舎

2020 ヴェネツィア国際映画祭 アウト・オブ・コンペティション部門出品
2020 トロント国際映画祭 正式出品 2020年 カイエ・デュ・シネマ ベスト1
山形国際ドキュメンタリー映画祭2021 優秀賞

作品タイトル:『ボストン市庁舎』
監督・製作・編集・録音:フレデリック・ワイズマン
2020年/アメリカ/英語/274分/カラー/1.78:1/モノラル/DCP
原題:City Hall
字幕:齋藤敦子
後援:アメリカ大使館
配給:ミモザフィルムズ、ムヴィオラ

公式サイト:https://cityhall-movie.com/
公式Twitter:@wiseman_japan
公式Facebook:@wisemanjp
コピーライト:(C) 2020 Puritan Films, LLC – All Rights Reserved

11月12日(金)よりBunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー

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