ほろ苦くあたたかいリスタートの物語『幸せの答え合わせ』ウィリアム・ニコルソン監督オフィシャルインタビューが到着!

幸せの答え合わせ

『幸せの答え合わせ』(6月4日(金)公開)より、ウィリアム・ニコルソン監督のオフィシャルインタビューが到着した。

『グラディエーター』でアカデミー賞(R)脚本賞を受賞したウィリアム・ニコルソンが両親のエピソードを映画化した本作。作品に込めた想いは強く「いざ、この題材について書こうと執筆に取り組み始めたら、様々な感情が込み上げてきた。この物語には感情的な場面がいくつかあるが、その一部は実際に僕と僕の両親の身に起こったことだ。しかも僕は両方の味方という複雑な立場にいた」と語る。

ウィリアム監督は、熟年離婚は成人した子供にも影響を与えると指摘し、「多くの人は両親が離婚すると、幼い子供は傷つくが、成人した子供にはあまり影響がないと考えているけれど、それは違う。成人した後に両親が離婚すれば、子供は幼少時代の自分の原点を疑わざるを得なくなる。この映画は人間関係の中で、人々が背負う負担について、特に親が子供たちに知らず知らずのうちに背負わせているものについて描いている」と明らかにした。

日頃は脚本家としての活躍が多いが、本作を自ら監督することになった理由を、「映画を作るのは、監督であって脚本家ではない。僕が書いた脚本が素晴らしい作品になった時もあったが、失望したこともあった。でも本作に関しては、絶対に失望したくなかった。それで自分で監督した方が良いと考えたんだ」と語る。

また、本作を「苦しむ母親と彼女を支える優しい息子というような単純な話ではない。息子自身も自分の過ちに気付く。不釣り合いな両親のもとで育ったゆえに、人との親密な関係が苦手で他者とうまく関係が築けないんだ」と解説。アネット・ベニングビル・ナイジョシュ・オコナーという3人の名優が揃い、登場人物の感情が混ざり合わさることで、それぞれの才能を掛け合わせた以上のものが生まれたといい、「この3人の素晴らしい俳優たちの最高の演技が生み出す効果を目撃すれば、観客は圧倒されるに違いない」と胸を張った。

監督が並々ならぬ想いを込めた自信作、映画『幸せの答え合わせ』は6月4日(金)よりキノシネマ横浜みなとみらい、キノシネマ立川髙島屋S.C.館、キノシネマ天神ほか全国順次公開。

幸せの答え合わせ
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イントロダクション
アカデミー賞(R)4度ノミネート、ゴールデングローブ賞6度ノミネート&2度受賞を誇る『20センチュリー・ウーマン』の大女優アネット・ベニングと、『ラブ・アクチュアリー』で英国アカデミー賞に輝いた演技派俳優ビル・ナイが、結婚29年目に突然、夫の方から別れを切り出す夫婦を演じる。彼らの一人息子役に、テレビシリーズ「ザ・クラウン」でチャールズ皇太子役を演じてゴールデングローブ賞を獲得、ロエベやブルガリのアンバサダーをつとめるジョシュ・オコナーが扮する。

ストーリー
イギリス南部の海辺の町シーフォード。近くの崖下には「ホープ・ギャップ」と呼ばれる入り江が広がり、美しい景色が散策する者たちの心を癒してくれる。この町で暮らすグレースとエドワードは、もうすぐ結婚29周年を迎えようとしていた。仕事を引退したグレースは詩集の作成に時間を費やし、エドワードは高校で教師をしている。独立して家を出た一人息子のジェイミーが久しぶりに帰郷した週末、エドワードは突然、「家を出て行く」とグレースに別れを告げる。その理由を聞いて耳を疑うグレースとジェイミー。絶望と怒りに支配される母を支えるジェイミーも、自身の生き方や人間関係を見つめ直していく。3人それぞれの痛みはしかし、思いもしなかった明日を連れて来る──。

作品タイトル:『幸せの答え合わせ』
出演:アネット・ベニング、ビル・ナイ、ジョシュ・オコナー
監督・脚本:ウィリアム・ニコルソン
2018年|イギリス|英語|カラー|スコープサイズ|DCP|5.1ch|100分|原題:Hope Gap|レイティング:G|字幕翻訳:川喜多綾子
提供:木下グループ
配給:キノシネマ

公式サイト:https://movie.kinocinema.jp/works/hopegap
コピーライト:(c) Immersiverse Limited 2018

6月4日(金) キノシネマ横浜みなとみらい・立川・天神 ほか全国順次公開

 

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