映画『判決、ふたつの希望』国家を巻き込む前代未聞の裁判の行方は?二転三転する緊迫の法廷シーン解禁!8/31(金)順次公開

判決、ふたつの希望

第90回アカデミー賞外国語映画賞ノミネート、ジアド・ドゥエイリ監督作『判決、ふたつの希望』が8月31日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他にて全国順次公開となる。
本作は、クエンティン・タランティーノ監督のアシスタント・カメラマンという経歴を持つジアド・ドゥエイリ監督最新作。ふたりの男性の間に起きた些細な口論が、ある侮辱的な言動をきっかけに裁判沙汰となり、国家を揺るがす騒乱にまで発展する。監督自身の実体験をもとに作り上げた物語は、宗派や信条の違いを超えレバノン国内で爆発的な大ヒットを記録。さらに、第90回アカデミー賞ではレバノン史上初となる外国語映画賞ノミネートの快挙を成し遂げるなど世界中の映画ファンからの圧倒的な支持を集める話題の最新作だ。この度、本作の緊迫の裁判シーンが垣間見れる本編映像が解禁された。

今回解禁された映像は、法廷で、主人公の自動車修理工場を営むトニーと住宅補修の現場で働くパレスチナ人のヤーセル、双方の側が互いの意見をぶつけ合う重要な裁判シーンの一部。傍聴席からは野次が飛び、白熱した公判が展開される中、さらに、双方の代理人である弁護士が激しく言い争う様子が描かれている。
「被告の名誉や身分を辱める-これはヘイト・クライムです」とヤーセルの弁護人・ナディーンが発言すると、トニーの弁護人・ワジュディーは「どの屈辱だ?原告とその不運は関係ない。災禍と同じだ」と応戦。その言葉の応酬に、傍聴席ではさらに激しい言い争いが広がる。歴史の傷に触れる過激さと緊迫感が増していく裁判所内の様子に、思わず裁判長は両弁護士に対し「ふたりとも落ち着いて」「私に防弾ベストを着せる気?」と焦りを見せるほど。
裁判所の外でも激しく争う一般人が映し出され、それがニュースとして取り上げられるなど、加熱するマスコミ報道もあいまって、みるみるうちに対立が激化し国を巻き込んでいく様子が伺える。前代未聞の壮絶な裁判の行方は?そして、世界中を魅了し、感動の渦を巻き起こしたトニーとヤーセルが見つけた新たな希望とは?

今回の解禁映像で見られる傍聴席の人々が激しく野次をとばすような様子は、日本では考えられないかもしれないが、弁護士の母を持つ監督によるとレバノンではよく見る光景だそう。そんな日本とはまた一味違った、激しい法廷バトルも新鮮に感じるはず。なお弁護士の住田裕子さん、北村晴男さん、三輪記子さん、水野祐さんら裁判の現場を詳しく知る方々からもお墨付きの絶賛のコメントが寄せられている。

本来は“ささいな口論”でしかなかった、どこにでもあるご近所トラブルが、いつしか国を巻き込む壮大な騒乱にまで展開していく様が垣間見られる緊迫感あふれる解禁映像。遠く離れた日本に住む私達の身近にも起こりうる些細な事件を発端に、二転三転する前代未聞の裁判劇と圧倒的な驚きに包まれる感動のラストをぜひ、劇場でお確かめ頂きたい。

ストーリー
レバノンの首都ベイルート。その一角で住宅の補修作業を行っていたパレスチナ人のヤーセルと、キリスト教徒のレバノン人男性トニーが、アパートのバルコニーからの水漏れをめぐって諍いを起こす。このとき両者の間に起きたある侮辱的な言動をきっかけに対立は法廷へ持ち込まれる。やがて両者の弁護士が激烈な論戦を繰り広げるなか、この裁判に飛びついたメディアが両陣営の衝突を大々的に報じたことから裁判は巨大な政治問題となり、“ささいな口論”から始まった小さな事件はレバノン全土を震撼させる騒乱へと発展していくのだった……。

作品タイトル:『判決、ふたつの希望』
出演:アデル・カラム、カメル・エル=バシャ
監督・脚本:ジアド・ドゥエイリ
脚本:ジョエル・トゥーマ
2017年/レバノン・フランス/アラビア語/113分/シネマスコープ/カラー/5.1ch/
英題:The Insult
日本語字幕:寺尾次郎
字幕監修:佐野光子
提供:バップ、アスミック・エース、ロングライド
配給:ロングライ

公式サイト:longride.jp/insult/
コピーライト:(c) 2017 TESSALIT PRODUCTIONS-ROUGE INTERNATIONAL-EZEKIEL FILMS-SCOPE PICTURES-DOURI FILMS

8/31(金)、TOHOシネマズ シャンテ他全国順次公開

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