映画『ジュリアン』ティナ・ターナーへの敬意を込めた、劇中で唯一音楽が使われる重要シーンが解禁!―1月25日(金)公開

ジュリアン

今大注目されているサスペンス映画『ジュリアン』が、1月25日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開となる。この度、劇中で唯一音楽が使われる重要なシーンの映像が解禁なった。

物語の主人公は、離婚した父親アントワーヌと母親ミリアムの間で揺れ動く息子ジュリアン。まだ11歳の彼は母親を守るために必死で嘘をつき続けるが……。
家族の関係を描いた繊細な人間ドラマでありながら、張り詰めた緊張感が観る者を襲う傑作サスペンスである本作は、夫によるDVが原因で離婚したミリアムと息子ジュリアンを執拗に追いかける元夫アントワーヌの様に「ホラー映画よりも怖い!」といった感想が多く聞かれる。その演出の重要ポイントとして、「日常音を効果的に活かすため、あえて音楽を使わなかった」とメガホンをとったグザヴィエ・ルグラン監督は語っている。本作はエンドロールを含め、“ある一場面”を除いてまったく音楽が使用されていない映画なのである。では反対に音楽が使われる、“一場面”にはどんな意味があるのか……。

この度解禁となった映像は、主人公の姉・ジョゼフィーヌがバンドのボーカルを務め、パーティーで歌を披露するという楽しげな雰囲気の場面。ここが本作の中で唯一音楽が使われるシーンだ。ジョゼフィーヌが歌うのは、ロックンロールの女王と称されるティナ・ターナーの代表曲のひとつ「プラウド・メアリー」。ティナと言えば、夫からのDVに苦しめられていたことを明かしており、そこから復活を遂げた女性としても知られ、ルグラン監督はこのシーンに「ティナ・ターナーへの敬意の意味を込めた」と話している。またこの曲は、「スローに始まり、だんだんテンポが加速していくところが本作の構成とも似ている」と、同曲を使用した経緯も明かしている。

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ストーリー
両親が離婚したため、母ミリアム、姉と暮らすことになった11歳の少年ジュリアン。離婚調整の取り決めで親権は共同となり、彼は隔週の週末ごとに別れた父アントワーヌと過ごさねばならなくなった。母ミリアムはかたくなに父アントワーヌに会おうとせず、電話番号さえも教えない。アントワーヌは共同親権を盾にジュリアンを通じて母の連絡先を突き止めようとする。ジュリアンは母を守るために必死で父に嘘をつき続けるが、それゆえに父アントワーヌの不満は徐々に溜まっていく。家族の関係に緊張が走る中、想像を超える衝撃の展開が待っていた。

作品タイトル:『ジュリアン』
出演:レア・ドリュッケール ドゥニ・メノーシェ トーマス・ジオリア マティルド・オネヴ
監督・脚本:グザヴィエ・ルグラン
製作:アレクサンドル・ガヴラス
撮影:ナタリー・デュラン
2017年/フランス/93分/原題:Jusqu’a la garde/カラー/5.1ch/2.39:1
日本語字幕:小路真由子
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
配給:アンプラグド

公式サイト:Julien-movie.com
コピーライト:(c) 2016 – KG Productions – France 3 Cinéma

1/25(金)新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開

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