『彼女が好きなものは』林遣都、大原櫻子、高杉真宙、松本穂香、峯岸みなみら各界著名人から絶賛・共感コメントが到着!

彼女が好きなものは

ゲイであることを隠しながら生活する男子高校生と、BL好きの女子同級生との恋愛を通じ、世間にはびこる“ふつう”という価値観とのギャップに向き合う男女の姿を描いた映画『彼女が好きなものは』が2021年12月3日(金)より公開される

主人公の安藤純を演じるのは神尾楓珠。「異性を愛したい」「家庭を築きたい」と世間で“ふつう”と言われる幸せを手にしたいと願いながらも、自分らしさとの狭間で葛藤する純を繊細に演じている。純に恋をする女子高校生の三浦紗枝役には山田杏奈。自分の好きなものを素直に好きだと言えない悩みを抱えながら、純と共に成長していく姿を瑞々しく好演している。

純の幼馴染みの高岡亮平役は前田旺志郎、クラスのリーダー的存在の小野雄介役は三浦獠太、紗枝の親友の今宮くるみ役は池田朱那。そして、純の恋人の佐々木誠役には今井翼が扮し、自分の性的指向やアイデンティティに悩む純にかつての自分を重ねるように、優しく寄り添う。また、純のSNSでのみ繋がっている友人Mr.ファーレンハイト役には磯村勇斗、紗枝のBL好き仲間で腐女子の先輩・佐倉奈緒役に三浦透子、奈緒の彼氏の近藤隼人役に渡辺大知、純を女手一つで育てる母親・安藤みづき役に山口紗弥加と、個性豊かな実力派キャストが集結。

【ゲイ】であることを隠し続けてきた純と、純がゲイと知らずに告白した【腐女子】の紗枝。交わるはずのなかった2人が出会い、お互いの悩みや内面を知り、受け入れ、傷つき、支え合うことに。純と紗枝は【ゲイ】や【腐女子】といったラベリングを脱して、「私」と「あなた」として、個と個の人間同士の誠実な関係を築き始めていく―。

この度、世間にはびこる“ふつう”という価値観と自分らしさとの狭間で葛藤する純と、その苦悩を知らず純に告白する紗枝の恋愛を通して、人と人が分かり合うことの困難とその先にある希望を描いた本作に共感・称賛した多様なフィールドで活躍する著名人らからコメントが到着した。

コメント(順不同・敬称略)

自分が好きなものを「好き」と言えず秘密を抱えていた純と紗枝が、
しだいに「純」と「紗枝」の2人だけの「好き」の形を見つけることに―。
なんて優しく美しいラストなんだろうと胸が締め付けられました。
この映画に携わった全ての方々に拍手を送りたいです。
素晴らしい映画でした。人が人を傷つけることが容易い世の中で、
思いやりに欠けた言動行動の先に何が起こり得るのか、
想像力を持って生きなければとつくづく思います。
三浦さんが純に放った「想像したい」という言葉は
世界を照らしてくれる気がします。
もう一度言わせてください。本当に素晴らしい映画でした。
―林遣都(俳優)

全員が違う意見や価値観を持っていながら、
“互いを理解し合いたい”と葛藤する人間の生き様が、
様々な登場人物の目線で描かれていて、且つ全ての考え方に共感できました。
恋愛の形はさまざまと言うのは簡単です。
ただ、場合によって、何かしらの障害が出てくるかもしれない。
何を大切にするか、その人それぞれだと思います。
「複雑なことを無視して、世界を簡単にしたくない」と思う心を、
私も日頃忘れたくないです。
―大原櫻子(女優・歌手)

ある種、二人の長い長い大冒険の途中のお話。
学生という、大きくも小さな世界では、冒険の「途中」とするしかなくて、
学生という枠組みから抜け出した瞬間に、それぞれが自分の思いを
どうにかする方法を見つけるんじゃないかな?と感じました。
けれど、学生の頃に気付き、知るにはあまりにも…
学生とは、無限大だな。と思わされる作品でした。
―高杉真宙(俳優)

大切な瞬間が映画の中につまっていました。
ひとりひとりの苦しみや真っ直ぐな気持ちが愛しかったです。
―松本穂香(女優)

この映画に少しでも救われる心があるようにと願いながら、
この映画がなくてもいい未来が来ることを祈りたくなりました。
―峯岸みなみ(タレント)

透明なきみの青春を、そっとなでる物語。
そこには息をしたいとあがくぼくたちの、
たしかな愛や、人生の姿があるのです。
―少年アヤ(エッセイスト)


いつも自分にナイフを突き立てながら、
いつか自分も「ふつう」になれるんじゃないかと希望を抱いてしまう。
「同性愛とか、別にいいんじゃない」という人にこそ観てほしい。
―松岡宗嗣(ライター/一般社団法人fair代表理事)

ジェンダーもセクシュアリティも、
これまでの経験もこれからの夢も、
何もかも違う私たちは分かりあえない。
でも、「分かりあえなさ」を抱えることでしか、
“薄っぺらな多様性”は蹴飛ばせない。
―堀あきこ(ジェンダー・セクシュアリティ研究)

軽い恋愛映画だと思って観たら、ビックリした。
この映画は「正常性」という怪物、その世界に溶け込もうとするもがき、
そして人を愛するという壮大なテーマを清々しくも重厚に描いている。
純と紗枝は「異性愛」という正常性の境界を越え、より豊かな想像力でお互いに触れ合う。
映画『彼女が好きなものは』は同性愛者の男の子とBL好きの少女が共に過ごし、誰にも疎外されない世界を描く。
映画を観ている間ずっと、この安全で光輝く映画の中の世界が終わらないことを願っていた。
―キム・ボラ(映画監督『はちどり』)

ストーリー
わかり合えない僕らは、それでも「ふつう」の幸せを手に入れたい―

高校生の安藤純は自分がゲイであることを隠して日々を過ごしている。ある日、書店でクラスメイトの三浦紗枝が、男性同士の恋愛をテーマとした、いわゆるBLマンガを購入しているところに遭遇。BL好きであることを秘密にしている紗枝は「誰にも言わないで欲しい」と純に口止めをするのだが、彼女はまだ知らなかった。目の前にいる純がゲイであることに。純には妻子ある同性の恋人・誠がいるが、書店での遭遇をきっかけに、純と紗枝は急接近。紗枝の友人達とダブルデートをしたり、クラスメイトたちと遊園地で遊んだりと仲を深めるうちに、純は紗枝から告白をされる。「自分も“ふつう”に女性と付き合い、“ふつう”の人生を歩めるのではないか?」。一縷の望みにかけるかのように、紗枝の告白を受け入れ、付き合うことになったのだが…。

作品タイトル:『彼女が好きなものは』
出演:神尾楓珠 山田杏奈 前田旺志郎 三浦獠太 池田朱那
渡辺大知 三浦透子 / 磯村勇斗 山口紗弥加 / 今井 翼
監督・脚本:草野翔吾
原作:浅原ナオト「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」(角川文庫刊)
エグゼクティブプロデューサー:成 宏基 / プロデューサー:前原美野里、宮本 綾
ラインプロデューサー:小泉 朋 / 音楽:ゲイリー芦屋
撮影:月永雄太 / 照明:藤井 勇 / 美術:安宅紀史 / 録音:齋藤泰陽 / 装飾:山本直輝
スタイリスト:SAKAI / ヘアメイク:寺沢ルミ / 編集:浦部直弘 / 助監督:杉岡知哉 / 制作担当:狭間聡司
企画協力:KADOKAWA/企画・制作・プロデュース:アニモプロデュース
2021年/日本/121分/アメリカンビスタ/5.1ch/カラー/デジタル
PG12
製作:「彼女が好きなものは」製作委員会
配給:バンダイナムコアーツ、アニモプロデュース

公式サイト:https://kanosuki.jp
公式Twitter:@kanosuki2021
公式Instagram:@kanosuki2021
コピーライト:(c)2021「彼女が好きなものは」製作委員会

12月3日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

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