映画『顔たち、ところどころ』アニエス・ヴァルダ監督の相棒、JRから日本の観客へメッセージが到着!9月15日(土)公開

顔たち、ところどころ

9月15日(土)より第90回アカデミー賞ノミネート、第70回カンヌ国際映画祭 最優秀ドキュメンタリー賞を受賞するなど、世界中を笑顔にした傑作『顔たち、ところどころ』がシネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、アップリンク渋谷ほか全国順次公開となる。
本作は、ジャン=リュック・ゴダールやジャック・ドゥミらと共に「ヌーヴェルヴァーグ」の時代を築いた女性映画監督の先駆け的存在、アニエス・ヴァルダの最新作。大都市から紛争地帯、様々な場所で、そこに住む人々の大きなポートレートを貼り出すアートプロジェクトで知られ、「TEDプライズ」を受賞するなど世界中から注目を浴びる、54歳年下のアーティストJR を旅の相棒に、フランスの田舎町を旅しながら、行く先々で出会った人々とふれあい、作品を作り残し、時に思い出を振り返りながら友情を深めるロードムービー・スタイルのドキュメンタリー映画である。
そんなアニエスの旅の相棒、JRから日本の皆さまへ、ビデオメッセージが到着した。

ビデオメッセージでは、JRがこのフォトブースカーで日本を旅した事を明かし、「日本での公開をとても嬉しく思います」と語っている。また、「この映画でアニエスと出会えて、2人は恋に落ち…」と本作におけるアニエスとの2人旅をふりかえる場面も。

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JR プロフィール
1983年、パリ近郊で生まれる。10代の頃からグラフィティ・ペインティングを始め、17歳のときにパリの地下鉄で拾ったカメラで、自分と仲間たちによるストリートアートの写真を撮って街の壁に貼り付けるようになる。
以来、自らを「photograffeur(フォトグラファー)=フォトグラファー+グラフィティ・アーティスト」と称し、ケニアのゲットー、ブラジルの貧民街、パレスチナの分離壁、東日本大震災後の日本など、各国の壁を展示場所として、人々の巨大ポートレートを貼り、世界で最も注目されるアーティストの一人となる。匿名を守り、作品に何の解説も加えず、見る人に解釈してもらうことを基本的なスタンスとしている。2010年に非営利団体メディアのTED Prizeを受賞し、そこで得た賞金10万ドルで個人参加型の「Inside Out」プロジェクトを開始。そのアジア初の展示が東京・ワタリウム美術館で2013年に開催された。現在はパリとニューヨークを拠点に活動している。

第90回 アカデミー賞 ドキュメンタリー部門 ノミネート
第70回 カンヌ国際映画祭 ルイユ・ドール(最優秀ドキュメンタリー賞)受賞
第42回トロント国際映画祭 観客賞ドキュメンタリー部門受賞

ストーリー
サングラスを決して取ろうとしないJRにやきもきし、ゴダールが『はなればなれに』で作ったルーブル美術館の最短見学記録を塗り替えたり、時に歌い、笑いながら、でこぼこな二人旅は続く。炭鉱労働者の村に一人で住む女性、ヤギの角を切らずに飼育することを信条とする養牧者、港湾労働者の妻たち、廃墟の村でピクニック、思い出の海岸…フランスの田舎街をめぐり出会ったのは、美しい風景と、たくさんの顔、顔、顔。「JRは願いを叶えてくれた。人と出会い顔を撮ることだ。これなら皆を忘れない」とつぶやくアニエスはつぶやく。願いを叶えてくれたお礼にと、彼女はJRにあるプレゼントをしようとするが…。

作品タイトル:『顔たち、ところどころ』
出演:アニエス・ヴァルダ、JR
監督・脚本・ナレーション:アニエス・ヴァルダ、JR
音楽:マチュー・シェディッド(-M-)
字幕翻訳: 寺尾次郎
(2017年/フランス/89分/1:1.85/5.1ch/DCP)
配給・宣伝:アップリンク

公式サイト:http://www.uplink.co.jp/kaotachi/
コピーライト:(c)Agnes Varda – JR – Cine-Tamaris – Social Animals 2016.

2018年9月15日(土)より、シネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、アップリンク渋谷ほか全国順次公開

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