サミュエル・コラルデ監督『北の果ての小さな村で』公開初日は7/27(土)に決定!各界からの絶賛コメント&新場面写真解禁!

北極に位置する世界一大きな島・グリーンランドを舞台にしたフランス映画『北の果ての小さな村で』が7月27日(土)より、シネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開となることが決定した。あわせて、すでに本作を鑑賞した著名人からのコメントと場面写真が到着した。

本作は、カンヌ国際映画祭、ヴェネチア国際映画祭での受賞歴もあるフランスの俊英サミュエル・コラルデ監督の最新作。北極に位置するグリーンランドを舞台に、人口80人の村の小学校に赴任したデンマーク人の新人教師アンダースが、村の人々や子供たちとの交流を通して、異境の地で生きる術を学んで成長していく姿を描き、2018年のサンダンス映画祭に出品された。

グリーンランドは、世界で最も人口密度の低い地域に数えられる、氷に覆われた世界一大きな島。2015年にはじめてグリーンランドを訪れたコラルデ監督は、東部のチニツキラーク村にたどり着き、すべてがシンプルながらも心豊かに暮らす村人たちと出会い、映画の製作を決意。そんな中、デンマークから新人教師が赴任するという話を聞き、その青年を物語の中心に据えることに決め、約1年の撮影期間をかけて完成させたのが本作だ。

主演をつとめた教師のアンダースは、舞台で演劇をしていた経験と、監督の膨大なリサーチ量と映画についてのプランを聞き感銘を受け、出演のオファーを快諾。アンダースのために用意された台詞は全編を通してほんの数行しかなく、撮影の際は、監督からシーンの状況や、ストーリーの流れについて説明を受け、演じていたという。アンダースをはじめ村の人々や子供たちなどの登場人物をすべて本人自身が演じているため、ドキュメンタリーとフィクションが織り交ざった独特のリアリティは必見。さらに、一面の氷の大地やフィヨルドといった雄大な大自然と、オーロラや、シロクマ親子、クジラの群れなどの野生動物は、様々な作品で撮影監督としても活躍するコラルデ監督自らの手腕によるものであり、本作の大きな見どころとなっている。

著名人からも絶賛が相次いでいる。実際にグリーンランドへ訪れた経験のある能町みね子氏「私がずっと憧れ、見たいところがあるわけじゃなくただ「そこにいたい」と思って旅したグリーンランドのすばらしさや大変さがぎっしり詰まってる。こんなに入りこんでくれたことに大感謝です。」、俳優の西田尚美氏「あの自然と、人々の知恵と、暮らしぶりに惚れ惚れしました。情報に溢れている今だからこそ、見てほしい。心にとても響きました。」、作家のあさのあつこ氏「映画って、すごい。見終わって、しみじみと思う。その思いは胸の中で小さな美しい珠になって、静かに煌めき続ける。そういう珠を作ってくれる作品だった。」、さらに現在話題のABCテレビ「ポツンと一軒家」のチーフプロデューサー植田貴之氏「伝統的な生活には知恵や逞しさがある。都会的な生活には便利さがあり人生の選択肢は広がる。どちらが“生きてる”という実感があるのか考えさせられる作品だ」のコメントが寄せられた。

さらに今回、あわせて一挙解禁となった場面写真には、グリーンランドの美しい大自然やイヌイットの人々の暮らしが映し出され、本作への期待に胸が高まる。

 

「北の果ての小さな村で」 コメント一覧

※敬称略・順不同

私がずっと憧れ、見たいところがあるわけじゃなく
ただ「そこにいたい」と思って旅したグリーンランドの
すばらしさや大変さがぎっしり詰まってる。
こんなに入りこんでくれたことに大感謝です。
しかもこれ、ドキュメンタリーじゃないのにすべて現実につながっているんですよ!
グーグルアースやfacebookで、
映画の舞台や登場人物の現在をつい確認してしまいました。
能町みね子(文筆業・自称漫画家)

自分は何がしたいんだっけ、
何が楽しくて生きてるんだろう。
大切なことに気づかせてくれる作品。
あの自然と、人々の知恵と、暮らしぶりに惚れ惚れしました。
情報に溢れている今だからこそ、見てほしい。
心にとても響きました。
西田尚美(俳優)

映画って、すごい。見終わって、しみじみと思う。
その思いは胸の中で小さな美しい珠になって、静かに煌めき続ける。
そういう珠を作ってくれる作品だった。
あさのあつこ(作家)

伝統的な生活には知恵や逞しさがある。
都会的な生活には便利さがあり人生の選択肢は広がる。
どちらが“生きてる“という実感があるのか考えさせられる作品だ。
空撮や、まるで吹雪の中にいるように感じさせる大自然の映像は必見!
植田貴之(ABCテレビ「ポツンと一軒家」チーフプロデューサー)

これは、「生き場所」を探す映画だ。
人間は古来、危険を冒して新天地を目指してきたが、
主人公の青年もまた、本国の息苦しさから逃げるために辺境の地に来た。
その美しくも厳しい風景の中で、彼が携えてきた「知識」はあまり役立たなかったが、
先住の村人から「知恵」を分けてもらい、生き場所を見つけていく。
その姿に静かな共感を覚えた。
大塚茂夫(『ナショナル ジオグラフィック日本版』編集長)

私たちにとって大切なこと。それは、何を学ぶのかではなく、
何を愛するのかということだと気づかされました。
松浦弥太郎(エッセイスト)

この映画の最も大切なメッセージは、
イヌイットのような少数民族に西洋の文化や言葉を教えたいと思うなら、
まず彼らの文化や歴史、言葉を尊敬するべきだということ。
彼らにとって教育とは「人々と分け合う」ことの大切さと意味を教えること。
それがイヌイットの文化の基であり、平和の礎なのだから。
C.W.ニコル(作家・ナチュラリスト)

圧倒的・絶景!
360度の大自然を余すことなく映し出した映像美に、
思わず感嘆の声が出てしまいました。
これは絶対に、大きなスクリーンで見て欲しいです。
詩歩(「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」プロデューサー)

先住民族と分かり合うには、同じ目線で、彼らの風習を理解することからスタートします。
教師としてデンマークから赴任したアンダース青年が、最初は苛立ちながらも、
やがてそれに気付き、北の果ての小さな村で、民族の壁を越える繋がりを作り上げていく姿に、
まだまだ世の中は捨てたものではない、と心が温まりました。
山崎哲秀(犬ぞり北極探検家)

未知の絶景、犬ぞり冒険、狩猟、オーロラ……
初めて見るのに、懐かしいイヌイットたち!
主人公の青年が、故郷から逃げ、
“自分の居場所”を見つけたように、
しあわせは、自分自身で決めていいのだ。
たかのてるこ(地球の広報・旅人・エッセイスト)

心を通わせる少年アサーと共に犬ぞりを駆って
自然との共存の旅に出る青年教師アンダース。
最大の獲物は本物の自分と出会うことだ。
その表情は厳しくても僻地教育に自分探しを委ねるという
甘い夢を打ち砕かれたときの暗さはない。
後は観て感じて自分の言葉で語って欲しい。
志茂田景樹(よい子に読み聞かせ隊 隊長、作家)

大きくて美しいグリーンランドの風景と、
チニツキラークという村の人々のこまやかな暮らしの描写が素晴らしく、ドキドキとしました。
特に、狩りと漁のくっきりとしたディテールが忘れられません。
この映画から世界のローカルの、かけがえのない地域のひとつを発見した気分です。
指出一正(ソトコト編集長)

生きている年数が重なってくると
何が本当に 美しい光景で 美しい人で 美しい関係性なのか
知りたいという欲求が増してきた。
この映画にはその知りたいことが全て映しだされていた。
リアルとフィクションの融合ドキュフィクションという撮り方の手法にも
とても興味を惹かれました。
野村友里(料理人/eatrip主宰)

過酷な自然環境の中でシンプルに逞しく暮らす人々。
まるで人生の哲学を教えてもらっているような
心温かいメッセージが込められた作品だ。
何よりも、全編を通して映し出される
グリーンランドの雄大な自然と映像美に圧倒される。
比嘉バービィ(タレント・モデル)

北の果ての小さな村で

北の果ての小さな村で

北の果ての小さな村で

北の果ての小さな村で

北の果ての小さな村で

北の果ての小さな村で

北の果ての小さな村で

北の果ての小さな村で

ストーリー
北極に位置するグリーンランド東部の人口80人の小さな村チニツキラークに、デンマークから28歳の新人教師アンダースが、子供たちにデンマーク語を教えるために赴任した。家業の農業を継ぐか否か、迷った末の“自分探し”の選択だったが、そんな甘い考えはすぐに打ち砕かれる。言語、習慣の違いで授業はままならず、考え方の違いから、村人からは孤立気味。そして想像以上に過酷な自然。そんな時、狩猟のために学校を休んだ児童の一人アサーの家を、叱責するつもりで訪問したアンダースは、少年の祖父母から様々なことを教えられることになる。それはこの地で暮らす者に必要な生活の知恵だけでなく、しなやかに強く生きていくための哲学でもあった…。

北の果ての小さな村で

作品タイトル:『北の果ての小さな村で』
出演:アンダース・ヴィーデゴー、アサー・ボアセン、チニツキラーク村の人々
監督・撮影・脚本:サミュエル・コラルデ
脚本:カトリーヌ・パイエ
音楽:エルワン・シャンドン
プロデューサー:グレゴワール・ドゥバイ
2017年/フランス/グリーンランド語、デンマーク語/94分/カラー/5.1ch/1:2.39/原題:Une année polaire(英題:A POLAR YEAR)/字幕翻訳:伊勢田京子
配給:ザジフィルムズ

公式サイト:www.zaziefilms.com/kitanomura/
(c) 2018 Geko Films and France 3 Cinema

7月下旬より、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー


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