A24×プランB最新作『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』サントラCDが9月16日(水)発売決定!

ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ今、最も注目を集める映画製作スタジオであるA24とプランBより、アカデミー賞(R)作品賞受賞作『ムーンライト』以来となるタッグを組んで贈る最新作『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』が、10月9日(金)より新宿シネマカリテ、シネクイント他にて全国公開される。

この度、本作のサウンドトラックCDがランブリング・レコーズより9月16日(水)に発売されることが決定した

音楽を務めたのは、バンド「The Dig」のメンバーとして、ジーザス&メリーチェイン、ポルトガル・ザ・マン、ザ・エックス・エックスなど多くのバンドとツアーを行っているエミール・モセリ。バークリー音楽院で作曲を学び、現在はロサンゼルスとニューヨークを行き来しながら、作曲家、歌手、プロデューサーとしてマルチに活躍しており、今回初めて長編映画の音楽を手掛けた。本作の劇伴はロマンティックで、かつ、五感にエモーショナルな余韻を残す仕上がりとなっており、サンフランシスコ映画批評家協会の作曲賞を受賞するなど高い評価を得ている。

また、劇伴以外にもタルボット監督が両親の影響で幼いころから聴いていたという、60年代の楽曲が引用されている。ひとつは、フラワームーブメントを象徴するスコット・マッケンジーの1967年のヒット曲「花のサンフランシスコ」。もうひとつは、ジェファーソン・エアプレインの同じく1967年のヒット曲「あなただけを」(※こちらはサウンドトラック盤には未収)だ。
「花のサンフランシスコ」は劇中、ルーニーズの90年代のヒップホップ・クラシック「I Got 5 on It」でフィーチャーされたR&Bシンガーのマイケル・マーシャルが路上でそのカバーをアカペラで披露しており、観客の胸を打つ非常に感動的で印象に残るシーンになっている。

これに関してタルボット監督は、「サンフランシスコはかつてジェファーソン・エアプレインといった伝説的なアーティストを育てた街だったのに、僕らが生きる現在はアーティストを追いやるような街になってしまった。当時の音楽を作品に取り入れることで、昔を懐かしみながら、今のサンフランシスコがいかにアーティストにやさしくない街かということを強調したかったんだ」と語り、本作で描かれるテーマとも紐付け、現在のサンフランシスコではアーティストが音楽で生計を立てることの難しさがあると明かした。映画には、ほかにもサンフランシスコにゆかりのあるミュージシャンらがカメオ出演していたりと、タルボット監督の地元サンフランシスコへの愛が詰まった演出にも注目だ。

今回発売されるサウンドトラックCDには、映画・音楽に精通しさまざまな媒体で執筆をしているライター・編集者の小柳帝氏による解説文も付いている。秋の夜長に、映画の世界観を彩る音楽にひたって作品のあたたかな余韻を楽しんでみてはいかがだろうか。

【国内盤】
タイトル:ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ
アーティスト:エミール・モセリ
発売予定日:2020年9月16日(水)
品番:RBCP-3373
JAN:4545933133730
価格:2,400円(税抜)
ジャンル:サウンドトラック

ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ

《TRACKLIST》
01. King Jimmie (1:08) 02. The Last Black Man In San Francisco (2:50) 03. Bombing California St. (1:32) 04. You’re Not Better Than Us (1:38) 05. “Black Alice in Wonderland” (1:19) 06. San Francisco (Be Sure to Wear Flowers in Your Hair) [feat. Michael Marshall] – Daniel Herskedal, Emile Mosseri, Joe Talbot (2:52) 07. A House, Haunted (0:49) 08. I Got a Plan (1:07) 09. Ricky, Get The Truck (2:31) 10. Driving Home with Stolen Treasures (1:18) 11. They Lost The House? (1:10) 12. Rock Fight (0:56) 13. The Last Black Man In San Francisco (Prelude) (1:30) 14. The Last Black Man In San Francisco (Wounded Warrior) (0:52) 15. A House, Haunted (Suite) (1:40) 16. Whatever Gets You Through The Night (2:09) 17. King Jimmie (Suite) (1:33) 18. You’re Not Better Than Us (Demo) (0:46) 19. Doubting Thomases on Segways (Demo) (1:15) 20. Montgomery’s Theme (1:15) 21. My Grandfather Built This (0:49) 22. Filthy, Fishy Salt Water (1:01) 23. Rock Fight (Demo) (1:19) 24. You Sure They’re Not Home? (2:15) 25. San Francisco (Be Sure to Wear Flowers in Your Hair) [Instrumental] – Daniel Herskedal (1:54) 26. How I Met Mont ? Jimmie Fails & Emile Mosseri (8:39)

イントロダクション
本作の舞台となるのは、ゴールデン・ゲート・ブリッジや坂道を走る路面電車、優雅に佇むヴィクトリアン様式の家が並ぶ情緒豊かなサンフランシスコ。歴史あるこの街は、急速な発展によって地価が高騰し、富裕層が多く住むようになったことで、代々住んでいた者たちは行き場所を失っていた。主人公を実名で演じた、ジミー・フェイルズもその一人。メガホンを執ったジョー・タルボット監督は、幼なじみであるフェイルズが体験してきた物語を自身初の長編映画として作り上げた。本作は、サンダンス映画祭で監督賞と審査員特別賞をダブル受賞した他、世界各国の映画祭で高い評価を受け、オバマ前米大統領が選ぶベストムービー(2019)にも選出されている。

生まれ育った場所が面影も残らないほど変化することで、大切な記憶が上書きされ、自分のアイデンティティまで否定されてしまうような感覚。それは一見パーソナルな物語でありながら、今や世界中で起きつつある問題を描いている。
多くの財産をもたず、大都市の片隅に追いやられても、家族の記憶が宿る美しい家や、かけがえのない親友を大切にするジミー。そんな彼の姿は、「人生にとって、本当に必要なものとは何か」を見つめ直したい今だからこそ、私たちに温かい抱擁のような余韻を残し、寄り添ってくれる。

ストーリー
変わりゆく街・サンフランシスコで、変わらない大切なもの。
家族の記憶が宿る家とたった一人の友。それだけで人生はそう悪くない―。
サンフランシスコで生まれ育ったジミー(ジミー・フェイルズ)は、祖父が建て、かつて家族と暮らした記憶の宿るヴィクトリアン様式の美しい家を愛していた。変わりゆく街の中にあって、観光名所になっていたその家は、ある日現在の家主が手放すことになり売りに出される。
この家に再び住みたいと願い奔走するジミーの思いを、親友モント(ジョナサン・メジャース)は、いつも静かに支えていた。今や”最もお金のかかる街”となったサンフランシスコで、彼は自分の心の在り処であるこの家を取り戻すことができるのだろうか。
多くの財産をもたなくても、かけがえのない友がいて、心の中には小さいけれど守りたい大切なものをもっている。それだけで、人生はそう悪くないはずだ──。そんなジミーの生き方が、今の時代を生きる私たちに温かい抱擁のような余韻を残す、忘れがたい物語。

作品タイトル:『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』
出演:ジミー・フェイルズ、ジョナサン・メジャース、ロブ・モーガン、ダニー・グローヴァー
監督・脚本:ジョー・タルボット
共同脚本:ロブ・リチャート
原案:ジョー・タルボット、ジミー・フェイルズ
音楽:エミール・モセリ
原題:The Last Black Man in San Francisco/2019年/アメリカ/英語/ビスタサイズ/120分/PG12
字幕翻訳:稲田嵯裕里
配給:ファントム・フィルム
提供:ファントム・フィルム/TCエンタテインメント

公式サイト:phantom-film.com/lastblackman-movie/
公式Twitter:@lastblackman_jp
公式Instagram:@lbmisf
コピーライト:(c)2019 A24 DISTRIBUTION LLC.ALL RIGHTS RESERVED.

10月9日(金)より、新宿シネマカリテ、シネクイントほかにて全国ロードショー

 

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