祝・74歳の誕生日!『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』出演ダニー・グローヴァー新場面写真解禁

ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ今、最も注目を集める映画製作スタジオであるA24プランBが、アカデミー賞(R)作品賞受賞作『ムーンライト』以来となるタッグを組んで贈る最新作『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』が10月9日(金)より新宿シネマカリテ、シネクイント他にて全国公開される。

本作の舞台となるのは、ゴールデン・ゲート・ブリッジや坂道を走る路面電車、優雅に佇むヴィクトリアン様式の家が並ぶ情緒豊かなサンフランシスコ。歴史あるこの街は、急速な発展によって地価が高騰し、富裕層が多く住むようになったことで、代々住んでいた者たちは行き場所を失っていた。

主人公を実名で演じた、ジミー・フェイルズもその一人。メガホンを執ったジョー・タルボット監督は、幼なじみであるフェイルズが体験してきた物語を自身初の長編映画として作り上げた。

本作は、サンダンス映画祭で監督賞と審査員特別賞をダブル受賞した他、世界各国の映画祭で高い評価を受け、オバマ前米大統領が選ぶベストムービー(2019)にも選出されている。

生まれ育った場所が面影も残らないほど変化することで、大切な記憶が上書きされ、自分のアイデンティティまで否定されてしまうような感覚。それは一見パーソナルな物語でありながら、今や世界中で起きつつある問題を描いている。

多くの財産をもたず、大都市の片隅に追いやられても、家族の記憶が宿る美しい家や、かけがえのない親友を大切にするジミー。そんな彼の姿は、「人生にとって、本当に必要なものとは何か」を見つめ直したい今だからこそ、私たちに温かい抱擁のような余韻を残し、寄り添ってくれる。

明日7月22日は本作に出演しているダニー・グローヴァーの74歳の誕生日ということで、新たに場面写真が解禁となった。

ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ

ダニー・グローヴァーといえば、大ヒットシリーズ『リーサル・ウェポン』や『プレデター2』のような大作から、近年では、『ジュマンジ/ネクスト・レベル』や『デッド・ドント・ダイ』などへの出演が映画ファンの記憶に新しい。また、自身の映画会社をもちプロデューサーとしても活躍しており、共同製作を務めた『ブンミおじさんの森』がカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞するなど、30年以上にもわたって映画や舞台、テレビで幅広く活躍している。
さらに、慈善活動にも精力的で、2014年にはサンフランシスコ大学から名誉博士号が贈られ、現在はユネスコの大使も務めている。

そんな彼を地元の英雄として仰ぐのは、『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』の監督を務めたジョー・タルボット。サンフランシスコで生まれ育ち、本作の撮影にも並々ならぬ思いで挑んだ監督は、どうしても彼に出演してもらいたいと願い脚本が完成する前から彼に手紙で猛アプローチ。なかなか返事が返ってこなかったが、その後も主演で幼なじみでもあるジミー・フェイルズと電話で嘆願し、なんと5年の年月をかけ本作への出演を説得することに成功。その後、本作の舞台であるサンフランシスコのフィルモア地区で育ったグローヴァーは、自分の撮影もないときにも撮影現場を訪れては故郷のサンフランシスコ人の気質を製作現場に吹き込んでくれたという。

本作では、かつて家族と暮らした思い出の宿るヴィクトリアン様式の家を取り戻そうとする主人公の青年ジミー(ジミー・フェイルズ)を、傍で静かに支える親友のモント(ジョナサン・メジャース)の祖父を演じている。

この度解禁となった新場面写真では、孫のモントとソファに座り楽し気な笑顔を見せている。若いジミーやモントを気遣う一番の理解者として、劇中でも彼らを優しく導く姿に注目だ。

ストーリー
変わりゆく街・サンフランシスコで、変わらない大切なもの。
家族の記憶が宿る家とたった一人の友。それだけで人生はそう悪くない―。
サンフランシスコで生まれ育ったジミー(ジミー・フェイルズ)は、祖父が建て、かつて家族と暮らした記憶の宿るヴィクトリアン様式の美しい家を愛していた。変わりゆく街の中にあって、観光名所になっていたその家は、ある日現在の家主が手放すことになり売りに出される。
この家に再び住みたいと願い奔走するジミーの思いを、親友モント(ジョナサン・メジャース)は、いつも静かに支えていた。今や”最もお金のかかる街”となったサンフランシスコで、彼は自分の心の在り処であるこの家を取り戻すことができるのだろうか。
多くの財産をもたなくても、かけがえのない友がいて、心の中には小さいけれど守りたい大切なものをもっている。それだけで、人生はそう悪くないはずだ──。そんなジミーの生き方が、今の時代を生きる私たちに温かい抱擁のような余韻を残す、忘れがたい物語。

作品タイトル:『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』
出演:ジミー・フェイルズ、ジョナサン・メジャース、ロブ・モーガン、ダニー・グローヴァー
監督・脚本:ジョー・タルボット
共同脚本:ロブ・リチャート
原案:ジョー・タルボット、ジミー・フェイルズ
音楽:エミール・モセリ
原題 The Last Black Man in San Francisco/2019年/アメリカ/英語/ビスタサイズ/120分/PG12
字幕翻訳:稲田嵯裕里
配給:ファントム・フィルム
提供:ファントム・フィルム/TCエンタテインメント

公式サイト:phantom-film.com/lastblackman-movie/
コピーライト:(c)2019 A24 DISTRIBUTION LLC.ALL RIGHTS RESERVED.

10月9日(金)より、新宿シネマカリテ、シネクイントほかにて全国ロードショー

 

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