『日本独立』白洲正子役・宮沢りえが華麗に舞う…メイキング映像＋本編特別映像解禁！幸若舞「敦盛」に込められたメッセージ

映画『日本独立』がTOHOシネマズシャンテ他にて公開中だ。

第二次大戦終戦直後、GHQに占領された日本において、そのGHQと互角に渡り合った2人の男、吉田茂と白洲次郎。米国主導で早急に憲法改正を推し進めようとするGHQに抵抗し、一刻も早い日本の独立回復にこだわって熾烈な“戦い”に挑む2人。彼らの心にあったものは、一刻も早い日本の独立への思いだった。本音で激論を交わすことをいとわない、親子ほども年の違う2人の絆、そして日本の未来を見据えた熱い思いと覚悟を描く、人間ドラマが幕を開ける。

そしてこの度、宮沢りえが演じる白洲正子の「メイキング映像＋本編特別映像」が解禁された。

吉田茂と白洲次郎と共に本作のもう一人の主役は、宮沢りえ演じる白洲正子。次郎の妻で、後に随筆家として活躍した正子は、幼い頃から能を習い、14歳の時に女性として初めて能舞台にたった人物としても知られている。

今回脚本を手がけた伊藤俊也監督は、正子を描くにあたり幸若舞の「敦盛」を演出に取り入れた。「敦盛」は、平安時代末期の「一ノ谷の戦い」における、平敦盛と源氏方の熊谷直実にまつわる演目。織田信長も好んで演じていたとされ、「桶狭間の戦い」の前夜に清州城でこの一節を舞ったという記述も残っている。「吉田茂から“GHQとの交渉役”をオファーされながらも啖呵を切って断った次郎に対し、「戦いの場（GHQとの交渉）に送り出そうとする正子の心情を「敦盛」を舞うことで表現した」と語る伊藤監督。“限りある人生を悔いなく生きるべきーー”という夫に向けたエールが込められたシーンとなっている。

メイキング映像には、無事「敦盛」の撮影を終えた宮沢りえの晴れやかな表情が捉えられている。指導にあたった能楽師 宇高徳成氏の「所作がすごく綺麗だった」という言葉に「先生のご指導のお陰です」と深々と頭を下げ、安堵の表情を見せる宮沢。難しいシーンを踊り切った開放感からか「（撮影が）全部終わった気分、お疲れ様でしたー！」と笑顔でスタッフに話しかけるキュートな一面も見せている。

浅野忠信が白洲次郎を、小林薫が昭和史に残る政治家吉田茂を演じ、柄本明や松重豊など日本を代表する名優が集結していることでも注目を集める本作。一刻も早い日本の独立回復のために熾烈な交渉の場に臨む白洲次郎と、その夫を信じ支えた白洲正子。激動の戦後を生き抜いた女性の姿にも、是非ご注目を。

ストーリー
第二次大戦終戦直後、GHQに占領された日本において、GHQと互角に渡り合った二人の男がいた。その名は、吉田茂と白洲次郎。終戦の年の晩秋、外務大臣になって間もない吉田は、２４歳年下の白洲に、GHQとの交渉役を委ねた。海外を飛び回る実業の第一線を退いて郊外で農業に専念していた白洲は、吉田の力になることを決意する。米国主導で早急に憲法改正を推し進めようとするGHQに抵抗し、熾烈な交渉の場に臨む二人。彼らの心にあったものは、一刻も早い日本の独立への思いだった。本音で激論を交わすことをいとわない、親子ほども年の違う二人の絆、そして日本の未来を見据えた熱い思いと覚悟を描く、人間ドラマが幕を開ける。

作品タイトル：『日本独立』
出演：浅野忠信　宮沢りえ　小林薫
Adam Templar　Robert D Heath Jr.　Benedikt Sebastian
柄本明　渡辺大　松重豊　伊武雅刀　佐野史郎　石橋蓮司
大鶴義丹　青木崇高　浅田美代子　梅宮万紗子　野間口徹　奥田瑛二
監督・脚本：伊藤俊也
2020年 / 日本 / カラー / 上映時間2時間7分 / 5.1ch / アメリカンビスタ
レイテイング：G
制作協力：東京シネマ倶楽部
配給：株式会社シネメディア

公式サイト：https://nippon-dokuritsu.com
公式Twitter：@dokuritsu_movie
コピーライト：(c)2020「日本独立」製作委員会

TOHOシネマズシャンテ他にて絶賛公開中