『オリ・マキの人生で最も幸せな日』オリ・マキの対戦相手は伝説のボクサー、デビー・ムーアだった!―1月17日(金)公開

オリ・マキの人生で最も幸せな日

全世界映画祭が絶賛したフィンランド発、愛と歓びに満ちた実話を映画化した『オリ・マキの人生で最も幸せな日』が1月17日(金)より新宿武蔵野館ほか全国公開となる。

1962年、夏。世界タイトル戦を前に、恋に落ちたボクサーの実話を描いたフィンランド発のハートウォーミング・ラブストーリー。主人公オリが無心に拳を振るう姿、二人乗りの自転車、陽光が反射する湖での石投げ、凧揚げ…。ストイックさがつきもののボクシング映画とはひと味違い、二人の恋模様を甘酸っぱく描く。

往年のヌーヴェルヴァーグを思わせる60年代の空気を再現するべく、モノクロの16mmフィルムで実在のボクサーの人間味溢れるエピソードを瑞々しく描いたのは、本作で長編デビューを飾ったユホ・クオスマネン監督。長編デビュー作にして、第69回カンヌ映画祭ある視点部門でグランプリを受賞し、フィンランドのアカデミー賞では最多10部門にノミネート、米国アカデミー賞外国語映画賞のフィンランド代表にも選出された。

主人公のオリ・マキに『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』のヤルコ・ラハティ、オリが恋するライヤには歌手としても人気のオーナ・アイロラ、マネージャー役は『ボーダー 二つの世界』のエーロ・ミロノフが演じている。笑って泣いて、人を想うことの美しさが染み入る心温まる物語が誕生した。

オリ・マキの対戦相手、伝説のボクサー“デビー・ムーア”とは?

オリ・マキが1962年の夏にフィンランドで開催された世界タイトル戦で対戦したのが、アメリカ人チャンピオンのデビー・ムーアだった。デビー・ムーアは、ボクシングの試合が原因で亡くなったことで有名で、オリ・マキとの対戦の7か月後に29歳の若さで亡くなっている。

死の原因となったのが、1963年3月21日、ドジャー・スタジアムで行われた6度目の防衛戦でシュガー・ラモスと対戦。デビー・ムーアは10回終了時TKO負けで王座から陥落。この試合でのダメージが原因となり2日後の3月23日にデビー・ムーアは死亡した。その死亡の状況は後に、ちばてつやのボクシング漫画「あしたのジョー」でも力石徹が死亡するシーンで引用されている。
また、ボブ・ディランはこの試合を題材にした「Who Killed Davey Moore?(デビー・ムーアを殺したのは誰?)」という曲を発表している。

映画『オリ・マキの人生で最も幸せな日』では、デビー・ムーア役を見た目もそっくりなジョン・ボスコ・ジュニアが演じている。主人公のオリ・マキはデビー・ムーアとの世界タイトル戦を目前に控えるなか、ライヤと恋に落ちてしまい、試合の練習にも身が入らない。国中の期待を一身に背負ったオリ・マキの試合の行方と、そして恋の行方は一体どうなってしまうのか…。

オリ・マキの人生で最も幸せな日

作品タイトル:『オリ・マキの人生で最も幸せな日』
出演:ヤルコ・ラハティ、オーナ・アイロラ、エーロ・ミロノフ、アンナ・ハールッチエスコ・バルクゥエロ
監督・脚本:ユホ・クオスマネン
撮影:J・P・パッシ
音響:ピエツ・コルホネン
編集:ユッシ・ラウタニエミ
音楽:ミーカ・スノーレ、ラウラ・アイロ
2016年/フィンランド=ドイツ=スウェーデン/フィンランド語/B&W/92分/DCP
原題:Hymyilevä mies
英題:The Happiest Day in the Life of Olli Mäki
配給:ブロードウェイ

公式HP:olli-makinet-broadway.com
コピーライト:(C)2016 Aamu Film Company Ltd

1月17日(金)より、新宿武蔵野館ほか全国順次公開

 


関連記事:
第69回カンヌ国際映画祭<ある視点部門>グランプリ受賞作品『オリ・マキの人生で最も幸せな日』場面写真が一挙解禁!
『オリ・マキの人生で最も幸せな日』来年1/17公開決定&ビジュアル・予告編解禁! ―フィンランド発、愛と歓びに満ちた実話

↑上に戻る