『インフル病みのペトロフ家』ポスタービジュアル&場面写真解禁 ―発熱?狂気?キリル・セレブレンニコフ監督最新作

インフル病みのペトロフ家

ロシア演劇界の鬼才にして気鋭の映画作家 キリル・セレブレンニコフ監督が、大ベストセラー小説を原作に描いた最新作『インフル病みのペトロフ家』(4月23日(土)より全国順次公開)の日本版ポスタービジュアルと場面写真が解禁された。

話題作が目白押しだった昨年のカンヌ国際映画祭で、名だたる批評家を驚かせ、息をのむ撮影技術でフランス映画高等技術委員会賞を受賞した本作。監督のキリル・セレブレンニコフは2017年に国からの演劇予算横領の疑いで自宅軟禁状態となり、その不条理な状況下で本作の脚本を書いたという。原作は、ポスト・ソヴィエト時代の迷宮的ポートレートを描き、ロシアでセンセーションを巻き起こしたA・サリニコフによる大ベストセラー小説。

ロシア社会への強烈な風刺、驚くべき長回しショット、めくるめく場面転換、型破りな芸術的感性、刺激的なアクション。強烈なインパクト溢れる本作に、「驚異的!」(New York Magazine)、「幻覚的長回しはソクーロフ、ブラックユーモアはタランティーノだ!」(Le Journal du Dimanche)と各国からは驚愕と絶賛の声が上がっている。

このたび解禁されたポスタービジュアルでは、「発熱?狂気?」というキャッチコピーと共に、主人公ペトロフが異常な表情で振り返る謎めいたショットが使われている。その下には、ソファーに座る妻ペトロワ、UFOに吊られた人物、ロシア版サンタクロースや謎の仮面の男など、印象的でどこか奇妙なモチーフが散りばめられている。

また、あわせて解禁となった場面写真からは、ペトロフ家親子3人の姿から夜の街で男たちが一斉に銃をかまえる様子まで、刺激的で謎めいた映画の世界観がうかがえる。

発熱か狂気か、妄想か現実か。コロナ禍の世界を予言したような現代ロシアの迷宮を疾走し、映画の迷宮を疾走する本作。映画ファン必見の傑作に期待が高まる。

インフル病みのペトロフ家
インフル病みのペトロフ家
インフル病みのペトロフ家
インフル病みのペトロフ家
インフル病みのペトロフ家
インフル病みのペトロフ家
インフル病みのペトロフ家
インフル病みのペトロフ家
インフル病みのペトロフ家
インフル病みのペトロフ家

ストーリー
ソヴィエト崩壊後のロシア、エカテリンブルグ。インフルエンザが流行している。ペトロフは高熱にうなされ、妄想と現実の間を行ったり来たり。やがてその妄想は、まだ国がソヴィエトだった子供時代の記憶へと回帰し…。

作品タイトル:『インフル病みのペトロフ家』
出演:セミョーン・セルジン、チュルパン・ハマートワ、ユリヤ・ペレシリド
監督:キリル・セレブレンニコフ(『LETO -レト-』)
原作:アレクセイ・サリニコフ著「Петровы в гриппе и вокруг него(インフル病みのペトロフ家とその周囲)」(邦訳未出)
原題:Петровы в гриппе/英語題:Petrov’s Flu
2021年|ロシア=フランス=スイス=ドイツ合作|146分|DCP|カラー|R15
日本語字幕:守屋愛
配給:ムヴィオラ

公式サイト:moviola.jp/petrovsflu/
公式Twitter:@petrovsflu_2022
コピーライト:(C) 2020 – HYPE FILM – KINOPRIME – LOGICAL PICTURES – CHARADES PRODUCTIONS – RAZOR FILM – BORD CADRE FILMS – ARTE FRANCE CINEMA -ZDF

4月23日(土)よりシアター・イメージフォーラム他全国順次公開

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