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映画『プロミスト・ランド』特報解禁 ―“檜原のマタギ衆”に三浦誠己、渋川清彦、小林薫が出演

杉田雷麟と寛一郎の主演映画『プロミスト・ランド』が 6月29日(土)より公開されることが決定。あわせて第二弾キャストと、特報が解禁された。

この度解禁となったキャスト陣は、主人公の若き二人を支えるベテラン俳優の四人。檜原のマタギ衆のひとりであり、息子の信行と事あるごとに対立する親父を演じるのは三浦誠己。信行の母を演じるのは、占部房子
マタギ衆のひとりで、信行と礼二郎の良き理解者・田島には渋川清彦。そしてマタギたちを束ねる親方・下山には小林薫が扮し、静かな威厳を滲ませる。

山形県大鳥地区を舞台に撮った本作について、三浦誠己は「撮影中に大自然の中で己の無知さを感じ、撮影を終え戻った大都会でジクジクと考えさせられました」と明かし、占部房子は「出来上がった映画は、地球から聞こえる脈動、循環する命の中にいつの間にか取り込まれたような驚きの体験をくれるものでした」と映画のスケール感を絶賛。

渋川清彦は「飯島監督は人柄も相まって見事に飯島作品を創りあげた」と監督の手腕を讃え、小林薫はロケ地に入った際のエピソードを披露しながら「ここに住む人たちの強靭さ、自然との向き合いかたにジーンと感動した」と、それぞれ思いのこもったコメントを寄せた。

初解禁となった特報は、壮麗な自然の中、熊狩りへと向かう信行と礼二郎の姿を追いかける。春の雪が残る広大な山を、熊を探して、ただ黙々と歩き続ける二人。やがて事態は急転し、緊迫した表情を浮かべる信行と、慌ただしく飛び立つ鳥たち、そして礼二郎が銃の引き金に指を掛け――。
セリフは一言もなく、木々のざわめきや鳥のさえずり、雪崩の地響きなど、人間たちを圧倒するような大自然が画面を支配する。古来より山とともに生き、自然を畏敬し、その恵みを頂いてきたマタギたちの世界を目で、耳で、体で感じられる特報が完成した。

映画『プロミスト・ランド』は、6月29日(土)より、ユーロスペースほか全国順次公開。また本作は、キネマ旬報ベスト・テン第1位(日本映画作品賞)ほか数々の映画賞に輝いた『せかいのおきく』(阪本順治監督)に続く『YOIHI PROJECT』の第2弾劇場公開作品となる。

YOIHI PROJECTとは
美術監督・原田満生が発起人となり、気鋭の日本映画製作チームと世界の自然科学研究者が連携して、様々な『良い日』に生きる人々の物語を「映画」で伝えるプロジェクト。劇場映画第1弾『せかいのおきく』は江戸時代の<循環型社会>をテーマにしながら、<人と人のぬくもり>と<いのちの巡り>を瑞々しく描いた至高の青春エンタテインメント。第2弾の本作では、自然と共に生きるマタギの文化をテーマに、消えつつある伝統文化の継承を2人の若者の物語を通して描いている。

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